高校生にオリエンテーリングを教える

川北 悟士
去る3月16日に滋賀県の高等学校体育連盟登山部からの依頼により、滋賀県オリエンテーリング協会で講義と実習を行いました。以下簡単に報告いたします。毎年この時期に登山部では1年生の幹部候補生を対象にリーダー講習会を開催しており、登山に関連のある知識を磨いたりしているとのことで、今年はぜひコンパスの使い方をじっくり学びたいとのことで県協会に打診がありました。県協会としては否やもあるはずもなく、5人の協会員で講義、コンパスO、スコアと充実ラインナップで生徒・顧問合わせて約80名をお迎えしました。大阪OLCからは奥村さんと私が午後のスコアOLの主担当ということで参加しました。「清林公園」で18ポスト、60分、500点満点、簡単だけど点が高いボーナスポストを作ったりして関心を持ってもらえるようイベント色を高めて行ったのですが、あいにくの雨にもかかわらず生徒たちは結構真剣に取り組んでくれました。やはりO-MAPを見るのは初めてという子たちが多かったようで、レース後も熱心に地図に見入っている姿が印象的でした。願わくばこの中から次代のオリエンティアが生まれることを願わずにはいられませんでした。とりあえず彼ら彼女らにはオリエンテーリング部のある大学に進学してみっちりオリエンテーリング漬けになってほしいのですが、公立高校の「ゆとり教育」なるものの被害者である彼らのうち何人が進学することやら。

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