全て完走だけが救い…APOCシリ−ズ
M65A 笠井 泰自
今回のカナダ遠征は、APOCシリ−ズは純粋APOC(2)、カナディアンC(3)、ノ−スアメリカンC(2)の計7レ−スから成る。ほかにモデルイベント(2)。結論から云って、小生にとって『悪夢の遠征』となった。海外遠征は3回目というのにどれ一つとして満足なレ−スができず、カナダへ恥をかきにいったとも云える。恥をしのんでこれを記す。普通なら2~10分くらいで通過できなければいけない一つのレッグを、
1(第1戦△〜@ 650m) 1:07:44 (このレッグトップタイム 6:14)
2(第4戦@〜A 300m) 1:05:33 ( 〃 2:34)
3(第2戦A〜B 500m) 38:58 ( 〃 4:59)
4(第7戦A〜B 350m) 24:12 ( 〃 2:57)
5(第7戦△〜@ 450m) 23:32 ( 〃 3:54)
6(第2戦B〜C 250m) 21:10 ( 〃 2:45)
7(第1戦A〜B 120m) 15:42 ( 〃 1:33)
8(第2戦△〜@ 150m) 15:22 ( 〃 2:41)
m=直線距離にして
トップとのこの差をなんとしょう。異国の慣れない植生とのっぺりテレイン(等高線2.5m)とはいえ、一体なにをやっとたんじゃ。悪夢は第1戦の第△〜@の躓きに始まった。道の終わりから約400m、緩やかな尾根下り、右に沢状になったらその沢に落ちればよい。楽なもんだと、手前のラフオ−プンランドなど意識にない。少し下がり過ぎたかな右沢に降りる、『無い』あとはパニック、北西の水系を確かめて何度も何度もバックするのだが、あとはもうどこをどう走ったかわからない、外国人に拙い英会話で聞くのだが返事が理解できない。そうこうするうちにCあり、Aだ、人心地にかえりAから逆走するのだがこれまた@Cのあるであろう付近で右往左往、現在地の把握ができないもう一度Aの見えるところまで引き返し再度挑戦やっと@へ。この醜態自分でもどうしてこうなったかわからない。△〜@だけで1:07:44、A~◎間を1:04:11、このレ−ス9Cで総タイム2:11:55だから総タイムの51%を△〜@で費やしたことになる(16人中11位、完走者のうちで最下位)。トップは40:16。ああ情けない。
次いでひどいのが(第4戦@〜A 300m) 1:05:33、@を難なくとってAの浅い沢だ、@から直進して淡グリ−ンの脇を抜けオ−プンランドへ、前方に木立、湿地の筈、ここでまたおかしな精神状態、不安になり後方を確認しに引き返す、兎に角、直進すればよいのに、イメ−ジと違うとオ−プンランドを右往左往、岩水さんに出会いほぼ現在地を確認、確認した筈なのに、あとでわかったが小生の間違い。淡グリ−ンを抜け白、オ−プンランドの筈、白がない、いきなりオ−プン、幅も狭い、このオ−プン尾根を行ったり来たり、現在地が把握できないまたパニックが始まった。ついに北方の柵まで行くことに決める。柵で正方形の柵を確認して北方のグリ−ンもチェックそのまた北方の沢状の淡グリ-ンをチェック、そのあとどう走ったか不明、結局数字の2のところにいるのが判明、西側の大きい凹地の淡グリ−ンの湿地をぬけてやっとこさAへ。1:05:33総タイム1:44:20、だからこのレッグで63%を。(16人中15位)トップは23:52。
(第2戦A~B 500m)38:58、南西への小径から疎林、白、淡グリ−ン、黄色の小道、東の淡グリ−ン黄色白に入り直進すればよいものを左に振って尾根上に、アレッ『無い』、更に左へ数字の3あたりを右往左往、小道に戻って何度もやりなおす、ここでまた、錯覚、出てきたところ(凹地の南西の尾根上の小道)を地図上の凹地を逆にピ−クとみてなんども挑むが『無い』、やっとCの尾根の南端にいることを確認Bへ。総タイム1:48:32、トップは36:51.(16人中14位)
あとの失敗レッグ、もう説明したくない、現在地を失った場合のリロケ−トが全くできていない、常軌を逸した精神状態、すぐにこね回す。これがすべて。でも一応全て完走したのが、せめてもの救いか。まあ多少とも、まともなのは3、5、6戦のみ。最後まで立ち直れず、もうOLやめたい気持ちだったが、帰国してしばらく経つとこのままでは、終われないぞと変な反骨心、またぞろ豊中KOLAの合宿へ。懲りないこと限りなし。そして早くも来年7月のWMOC(於ノルウエ−)に今回の同行者ともども参加の手を上げている。もう一度基本からやり直そう、誰か云うOLに卒業はない。
止って自分でミスを解決しよう、ミスの原因を
集中しよう、ボワっと走らない
慎重に地図をみよう
以上
Open land、
Open with scattered trees、
Rough open land、
Rough open with scattered trees、
Rough open with scattered bushesの区別がよくわからなかった。