ガーナ便り2
皆さんお久しぶりです。ガーナにやって来て、はや一月半、7月9日に成田を発ってからいろんなことがありました。ガーナ・アクラに到着したのは7月10日、日本との時差は9時間遅れてます。つまり、日本で夜の9時頃だとガーナでは昼の12時ということです。ガーナに着く前日はスイスのチューリッヒで一泊、初のヨーロッパでのサマーナイトを過ごしました。夜の10時でも空が明るかったです。ガーナに着いたのは夜の7時ごろ、空港に降り立つと、沢山の黒人の方々がいます。アフリカ!と実感しました。その後、二週間程度のオリエンテーションをこなしたあと、ガーナ二番目に大きい都市であるクマシで現地語学訓練+ホームステイ(10日)、任国内旅行(6日、一人で自分の任地に必ず訪れることを条件にどこでもいける)、アコソンボ訓練(7日、理数科教師対象の授業訓練です。)を終えて、現在赴任までドミトリーにいます。といっても今日が8月22日。24日にまず、任地に荷物を運びます。新学期は9月17日。それまでは授業の準備をしつつも特に拘束されるようなことはありません。
さて今回はガーナと日本の物価の違いについて。
当然ガーナの方が安いわけですが、この国では輸入品がとてーも高いです。
貨幣単位 cedis 1ドル=7000セディ 1ドル=130円?
大体 5000cedis =100 yen で…。
〜アルコール〜
ビール4社 スター、クラブ、ゴルダー、ABC
大瓶 4000cedis
外国産 ハイネケン 小瓶 5000cedis
ワイン 20000〜いろいろ
ビールは 大瓶80円程度、ワインは日本の物価とあまり変わらないですね。
ということは洋酒は馬鹿高く感じるわけでパッとするとき以外は大体ビールです。
ガーナでもguinessを製造していて、町ではギネスの暖簾があるスポット(飲み屋)が沢山あります。ギネスの値段は4500cedis程。日本で300円ぐらいすることを考えれば手ごろですね。
ガーナ産としてはあとは、地域ごとに特徴のある地酒を造っているようです。大体が椰子からつくる、パームワイン・アペテシ(椰子の蒸留酒50度1リットル2000cedis程)などがメジャー、後はいろいろあるようですがまだまだ開拓不足なのでそのうち。
洋酒はいろいろ入ってきているので手に入れることは首都では簡単です。
外食するときはファストフード店などでは、ビール飲んで腹いっぱい食って20000cedis程。
ガーナはチキンがおいしいのです。街中では野良鶏が普通に歩いてます。あと野良ヤギなども。。。
現地食で済ませる場合。10000cedisほどで腹いっぱい。地方にいけばもっと安いとか。。。
贅沢に各種民族料理を食べたりすると、50000cedis程払ったりします。
先日は、プールバーでガンガン飲んだのでこのときバカリは120000cedis程払いました。
ちなみに一月辺りの支給額を考えると一日10ドル程度が限界。地方では月100ドルで生活できるといいます。首都にいると誘惑が多いのでいろいろ使ってしまって、首都にいる隊員は赤字だそうです。
ガーナには中華料理店は何件かあります。韓国料理店もあり、ここでは寿司や刺身などもあります。でも、食品衛生の規制がなにもないので、少し注意が必要。
今回の同期13人いますが、結構下痢をしているようです。水も普通には飲めないのでドリンク用にはミネラルウォーターを買います。Volvic3000cedis。料理用には水道水を使って煮たりするのは問題なし。
さて、ガーナではマラリアがあります。マラリアというのはマラリア原虫が血液内で増殖し、赤血球を破壊していき貧血を起こすというもの、媒体はハマダラ蚊という蚊の一種で人から人へ血を吸い歩く内に感染します。予防としては蚊に刺されないこと。夕方〜翌朝までが活動時間帯なので夜間は外に出るのを控える、普段から体力をつけておく。寝るときは蚊帳の中、蚊取り線香、虫除けスプレー…。を心掛けます。あとは、長ズボン・靴下等。。。
もし、発病すると発熱・下痢・倦怠感等が起こり、場合によっては40度以上の高熱が出て、致命的になる場合もあります。同期隊員で今のところ一名、発病しました。マラリア罹患率は隊員平均で100%以上なので二年間で罹らない方が少ないのです。
さて、今回はまとまりの無いことをだらだら書きましたが、次回は学校も始まり、任地での生活をしているのでそれについて書きたいと思います。
27/Aug/2001
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