人のツボ見て我ツボ直せ

小林康浩
2001年7月1日 「ガリバーの森」 ショートインカレセレクション MO 6→7

今回はミスと言うよりはタイムロスの話。

ショート-Oではスピードが要求される一方で一つのミスが命取りとなる。スピードとテクニックのバランスというOL醍醐味を手軽に味わうことができることがショート-Oは面白さだと思う。

ショート-Oということでぎりぎりまでスピードを上げており、地図読みは最小限になっていた。6番で地図を見たときのプランは「ピークまで登ってピークの南東端で右方向の尾根に乗る。ただしピークの東側は平らで尾根の分岐はわかりにくい」だった。ピークまで登りきると東側が考えていた以上に平らな上に広葉樹の林のため見通しが悪く、尾根の分岐が見えるかどうか心配になる。よく言われる「必要以上の不安を感じるとショートする」とおり尾根の分岐よりも手前で右に入ってしまい、右側の尾根を探しながらゆっくりと進む。この時左側のピークを時々確認して大きく右側にはずれないように注意する。「失敗したか」との不安を感じ始めたときに前方に尾根らしき地形が見え、近付くとその上にコントロールを発見する。

【反省】後で思い出すと地図読みの視野が狭く且ついい加減だったと思う。後で地図を見なおすと7番コントロールのすぐ南西の沢がかなり深くよく目立つことがわかる。この沢が見えるまで何も考えずに走って右へアタックすれば、スピードも上がるだろうしミスの可能性も低くなる。ラップ解析ではここでの私のロスタイムは15秒とのことだが、10秒立ち止まって広い視野で地図を読めば15秒のロスを防げただけでなく、大失敗の確率を大幅に下げられたはずだ。

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