インカレショートセレクション
林 宏樹
7月1日に「日本学生オリエンテーリング選手権ショートディスタンス競技大会関西地区代表選考会」が「ガリバーの森」で行われました。この大会に私は大阪市大OLCの後輩とともに名神高速を利用していく予定でしたが、当日事故があり、その渋滞に巻き込まれたために指定された時間に会場にたどり着くことが出来ませんでした。幸いにも運営者の判断によりスタート時刻などが30分遅れとなっていて、なんとかスタート時刻には間に合いましたが、「走っても参考記録」と言われてやる気は一気になくなりました。「いい記録が出たら推薦で」とも言われましたが、推薦枠は一人。私より後方で私と同様に平山も渋滞に巻き込まれていました。ということは平山にも私と同様の処置がとられるに違いありません。平山は私より断然速いので、私がショートセレを通過する可能性は限りなくゼロに近い、ということになります。やる気が無いままスタートへと向かいました。
「せっかくこんなところまで来たのに参考記録なんかい」「何で下道で来んかってんやろ」など色々と考えましたが、しばらくして「どうせ参考記録やったら、一瞬でもトップに立つくらいのタイムを出したろ」と開き直りました。それが良い結果につながったと思います。スタートからゴールまで、私にしては順調でした。反省点としては藪の中の3番コントロールをなかなか見つけられなかった事、6番に向かう途中で藪の中に突っ込んで一瞬現在地をロストした事、7番に向かう途中でピークを登るときに歩いてしまった事、8番手前の道が地図上でどこか認識するのに多少時間がかかってしまった事です。また人が多いためコントロールの場所がすぐに分かる反面、集団に出会うとついていきそうになりました。さらに左膝を岩かなにかにぶつけたり、右足首をひねったりしましたが、これはなかった事にして走りました。この「なかったことにする」というのは大変便利なのですが、後で強烈な反動があるのが難点です。このときも歩くのが辛いほどの反動が来ました。
結局、その後の関西学連幹事長と運営者との話し合いで正式に記録として認められる事となり、無事に2位でセレクションを通過することができました。ちなみに2位という成績は私のオリエンテーリング人生において最高順位です。
このような良い成績を収める事ができたのは、なんといっても大阪OLCの皆さんのおかげです。特に岩水さんには大会のない週末、山へトレーニングに連れて行っていただきました。また4月30日の「富士山こどもの国大会」を利用して行われたミニ合宿は大変刺激になりました。これに参加していなければ、セレクションを通過する事はできなかったでしょう。
最初で最後のインカレショート、せっかく参加できるのだから悔いのないように、全力を出し切りたいと思います。
男子結果
1 寺田 博之 18:40 神戸大学
2 林 宏樹 21:11 大阪市立大学
3 吉田 武生 22:18 京都大学
学生会員の林君・江田さん・宮下さん3人そろってセレクション通過!!
女子結果
1 宮内佐希子 20:00 京都大学
2 石川 裕理 22:22 京都大学
3 浅井 千穂 26:31 京都大学
4 江田 美晴 27:01 奈良女子大学
14 宮下矢誉衣 38:53 奈良女子大学
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