奥村 隆明
とりあえず1年を目処にと言われて東京に転勤してきてから、早11か月が過ぎようとしています。(でも、後のことは今のところ未定…)その間、東京近辺の大会にもたくさん参加しよう、あるいはせっかくだからいろんなところを見て歩こう、と休日の計画を色々と空想していたのですが、昨年中は大阪に戻って仕事をする案件も多かったため週末はほとんど関西で(そのついでに箕面の地図調査もしてた)、今年になってからもやはり大阪出張にあわせて週末は帰省しているか、休日出勤している状態で、東京休日計画は今までのところほとんど実行されずに終わっています。
これではいけないと、富士山子供の国大会のときにサン・スーシ大会と東大大会にまとめて会場エントリーをしました。サン・スーシ大会は、今年でOL暦ついに20年!に達する私にとっても生涯初参加となります。
山手線内の我が部屋から、地下鉄で新宿に出て、小田急の急行で新松田まで片道約2時間、テレインは丹沢の山並みの一角。プログラムによると山の上の方に広がる緩傾斜の部分をメインに使うとあるが、電車の車窓から見えるのは激斜面ばかり…。JR松田の駅前から発車する大会専用バスはマイクロバスで、走り出してすぐ市街地を抜けると、その激斜面のうねうね道を標高500mまで一気のぼり!足柄平野を一望するなかなかの絶景ですが、確かにマイクロバスでなければ通れない道でした。会場に着く直前には、未舗装の林道を爆走したりして、なかなか過激。結構おもしろいロケーションですが、今回の大会は既成マップ「松田山風走」の再利用(再調査にあらず)なので、感心してたのははじめて来る私のような人だけだったかもしれません。
今回の大会のクラス分けは、男女・年令不問で、ブラック、ブラウンと色の名前で区分されていました。最長クラスにエントリーする気力はここ何年かまったくないので、私は2番目に長いブラウンにエントリー。序盤はごく普通の滑り出しでしたが、中盤(4→5)の等高線10本一気登りで体力を著しく消耗。それで頭が回らなくなったか6番でつぼり、ラス前の7番は、会場めがけて白い斜面を等高線30本の下りレッグでしたが、勢い余ってどこまで降りてきたかわからなくなり、またうろうろ。平凡な結果に終わってしまいました。
テレインはそんなに広いとは言えませんが、確かに山頂付近は比較的傾斜も緩く、道が少なく植生も良かったので、結構楽しめました。オールドマップで道の修正がされていなかった(植生の修正はスタートで見せられましたが)ので、いきなり林の中で地図に載っていない明確な小径に出くわしたときは少々面食らいましたが…
それにしても、いいお天気で、オリエンテーリングするにはもう暑すぎるほど。3週間前には富士山で寒さに震えながら走っていたのが信じられません。レース後、会場の屋外の木陰でお昼寝するには最高の気候でした。
ブラック 1 田代雅之 45:40 2 円井基史 46:11 (東京工業大学) 3 川崎輝雄 50:59 (OLP兵庫) 36 小野雅史 72:19 47 大林俊彦 79:29 ブラウン 1 鈴木慎一郎 46:45 (JANETS) 2 太田宏樹 50:10 3 上篠 圭 50:46 (方向音痴会) 29 奥村隆明 73:46