第43回全国カーネーション大会報告

全国のカーネーション生産者の交流を深め、技術の研鑚と生産意欲の高揚ならびに一般消費者への普及を図り、わが国カーネーション園芸の総合的な振興を図る意味で開催されている「第43回全国カーネーション大会」が、園芸の産地・茨城県で2月3日、4日盛大に開催されました。
1日目の大会では水戸市の茨城県民文化センター小ホールに、多くの来賓や、全国から約400人の生産者が参集しました。フラワーデザイナー協会茨城県支部がさまざまなカーネーションで見事に装飾した壇上で、斉藤さおり茨城放送アナの司会により進行し、大貫栄一大会部長(日本花き生産者協会カーネーション部会長)の挨拶で始まり、瀧文臣委員長(第43回全国カーネーション大会実行委員会長・(社)茨城県花卉園芸協会長)の主催者挨拶、橋本昌県知事、岡田広水戸市長の歓迎挨拶、多数の来賓の紹介、祝辞、祝電の披露などが行われました。

会場の様子

橋本昌茨城県知事

カーネーション部会功労者表彰に移り、塙恵喜(茨城県)、平田新作(愛知県)、鹿山雅勝(長崎県)の3氏が大貫部会長から表彰され平田氏が謝辞を行いました。
小休止の後記念講演に移り、「切り花流通の変化と花き産業の国際化」と題して小川孔輔法政大学経営学部教授の有益な講演に続き、大森仁一農業総合センター専門技術員が、「茨城におけるカーネーションの栽培事情」と題して産地紹介が行われ会場の生産者も興味深く聞き入っていました。
   
大会スローガン採択に移り、県内の若い生産者男女3人がそれぞれ発表し、全員拍手で採択されました。

大会スローガン

生産性を高め、国際競争力のある産地を築こう

新たな消費を開拓し、未来へ咲かそうカーネーション

力を合わせ、世界へ翔こう日本のカーネーション

最後に次期開催地の北海道花き生産連合会カーネーション部会員約20人が壇上に登場し、大江健一部会長が「来年10月17〜18日に大会を予定しています。北海道は初めてです。一人でも多くの参加をお待ちしています」と挨拶しました。

 

岡内正明副部会長の閉会挨拶で終了し、宿泊場所である大洗茨交ホテルへバスで移動した。ホテルでは各種苗会社による切り花品種の展示が行われました。また生産者、関係者が総勢500名ほど参加した懇親会も大いに盛り上がりました。

 

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2000/12/09