周りからは野次が飛ばされる中,いかに真剣に、いかに平常心を持ち合わせて演武に挑むかが、勝敗(?)の分かれ目となりますが、平常心のより勝った、渡慶次拳士(座間道院中学生)と永瀬拳士(座間道院年少部)が一般部を押えてみごと最優秀賞を獲得しました。
朝7時の起床に始まり夕食までとハードなスケジュールながら、あっという間の内容の濃い二泊三日の研修会となりました。
法縁の深い町田道院・岐阜御嵩道院をはじめとする他道院拳士や桜美林大学支部・和光大学支部の拳士約40名が共に修練に励みました。
講師には藤野座間道院長をはじめ元玉川大学教授の岡部先生、峠 京都近鉄文化サロンカルチャー支部長、道下 町田道院長、、安藤 東京上北沢支部長を迎え、技術、講話、整体と、充実した研修内容となりました。
熱の入った稽古風景に、藤野道院長もいてもたってもいられず、周囲の心配をよそに指導に加わり、参加拳士は時間を忘れて意欲的に取り組みました。
主に藤野道院長、道下道院長、増田道院長による技術指導は、『上半身をリラックスした状態でする』をテーマにすすめられました。普段,力が入りがちになる上半身の力を抜いて下半身に意識を置くことで技術の向上をはかります。同時に、体を捻らない・ためないことを目標、柔法・剛法・乱捕りと術技を発展させていきました。
日本がどのような考えから大陸に進出していったか、当時の歴史的背景をふまえての講話に、同時代に開祖がどのような思いをもって大陸で活動しておられたのかを思考する機会をいただきました。
毎晩、稽古後は他の支部同士の親睦を深める飲み会となり、昼間の疲れをものともせず夜半まで談義がくりひろげられました。