2000年春 ツーリングレポート 〜「四国しまなみ海道と強風の旅」〜
Copyright F.Taketani
行程:4/22 神戸(六甲アイランド)〜フェリー
4/23 松山〜今治〜大三島〜今治〜高松
4/24 高松〜宇野〜自宅(姫路)
メンバー:四鬼(XR250),清水(TT250R),渡辺(トランザルプ),竹谷(XLR250)
4月22日(土)
いつものようにいつもの時間に集合(各自がJR住吉駅前のロイヤルホストに
午後7時に集合)。
今回は4人。それに通年は金曜出発で2泊のところが土曜出発で1泊の旅となった。
田村さんは仕事、安藤さんはギックリ腰で不参加。
四鬼さんは風邪でおなかの調子が良くないらしいが参加。
午後9:10出航のダイヤモンドフェリーに乗るため六甲アイランドまで
いつもの道をちょこっと走る。
今年は連休前の週のためいつもよりバイクは少い。我々とNSRが1台のみ。
乗り込んで早々に風呂に入り渡辺君とビールを飲む。
四鬼さん清水さんはゲームに走る。
今年は田村さんがいないのでビールの進みが少ない。
私達も途中からゲームに参加し「電車でGO」にはまる。
午後11時半項にねむくなったので寝る。
船では振動やエンジン音でなかなか眠れないが、通年より空いているので
2人分の場所を使え、ゆったりしている。
寝ている間に風邪がぶり返して来たのか鼻水が出てきた。
うとうとしている間に船は松山港へ。
4月23日(日)
午前4時半。船の案内で起床。うっすらと空が明るくなっている。
寒そうなのでトレーナーの上からパーカーを重ね着する。
午前5時10分定刻通りに入港。
松山市内で唯一深夜営業しているであろう、
昨年も行ったガストを目指す。ねむそうな若者がたくさんいる。
朝食をとって6時半項、道後温泉へ。温泉は6時半からなので結構混んでいる。
入泉料610円。
脱衣篭と座布団一枚のスペースが1人分。
貴重品はグループ単位に出される貴重品入れに入れ、浴衣を持って温泉へ。
少し熱めの湯が体にしみわたり、やがてリラックスへと変わってゆく。
湯上がりにはお茶とお菓子が出されしばし休憩。
温泉前で写真を撮り、午前8時半には出発。奥道後を抜けてR317を使って今
治へ向う。
この国道は信号がなく快適なぺースで走れるが山間ルートのため少し寒い。
午前9時過ぎには今治港へ到着。ここからはしまなみ海道の橋がきれいに見える。
9時50分出港のフェリーで大三島へ。しまなみ海道をくぐり11時前に大三島
入港。
小さな漁港といった感じの港だ。天気は良いが風が少し強い。
小豆島の道を思わせるバイクにはうってつけの道を走り大山祇(おやまずみ)神社へ。
こんな小さな島なのに観光客がたくさんおり橋の効果を実感する。
朝が早かったので少し早目の昼食とする。名物の鯛めし定食を食す。
一般的に鯛めしは鯛をごはんにまぜこんであるが、
ここのは甘醤油とたまごの黄身に浸った鯛のさし身を、
あつあつごはんの上へかけて食べる。
なかなかうまい。しかしおなかが不調の四鬼さんはひとりだけうどん定食。
神社でお参りして宝物館へ。国宝の武具が展示されている。
清水さんは興味深げに見ているが、私は鼻水がひどくてお供しているだけ。
どうやら花粉症のようだ。
12時半頃出発。いよいよ、しまなみ海道である。いくつもの島を橋で渡る。
風が強く急にハンドルがとられる時がある。
しかも、私のバイクは年代ものなのか整備不良なのか80Km/h以上は
エンジンが吹けない安全仕様となっているため、
パワーがなく風が強くなるとスピードが落ちる。
それでも島々を上から見おろす景色は奇麗だ。
今治に着くとすぐ高速道を下り、高松のうどん屋を目指す。
高松までは100Km以上あるが
松山道までは下道しかルー卜がないのでトロトロ行く。
途中まで完成している今治小松道の東予丹原ICから高速道に乗り松山道へ。
またしても強風で清水さんも失速しそうになる。
松山道は川之江で高松道となり坂出JCTで瀬戸大橋方面へ向い坂出ICを下りる。
目指すうどん屋は本等でおなじみの「がもう」。
田んぼの中にひっそりとある店だが、人気のせいか駐車場は大きく整備されている。
しかし、しかし日曜日は定休日であった。
しかたなく高松市内にある店へ変更。しかし、どの店も休みや玉切れ。
(あたりや→玉切れ、さか枝→休み、めん市場→休み)
なすすべもなく、本日の宿泊地屋島荘へ。午後5時到着。
風呂へ入り夕食。今年は塩釜焼きがなく少めかなと思いながらも、
ビールが入ると充分満足できる。
さらに四鬼さんはおなかの調子が悪いため刺身を食べてくれというし、
食後にはうどんがつくという。
おなかは大満足。渡辺くんは仲居さんに去年も来てましたねと言われ大満足。
来年も来ると約束していた。
今朝が早かったのと船であまり眠れなかったのとで、
全員午後9時には熟睡となる。
4月24日(月)
朝は目覚めも良く、6時半に全員で朝風呂へ。
その後朝食までの間に帰路について検討。
午前10時出航の神戸行きで帰るという四鬼・清水組と
宇高フェリーとブルーラインで帰る竹谷組と
多数派への便乗という優柔不断な渡辺組と分かれるが、
昨日うどんを食べそこなったので高松の「さか枝(えだ)」で
うどんを食べることは全員一致。
さか枝はなんと午前7時からやっているらしい。
朝食を済ませ午前8時半に屋島荘を出る。
高松までの道は通勤ラッシュなのか結構混んでいる。
四鬼さんはこのペースでうどん食べていてはフェリーに間に合わないので
直接フェリー乗場ヘ行こうといい直行。我々も見送りのため同行する。
私は見送った後、さか技→がもう→あたりやと巡って
昼すぎにフエリーに乗るつもりである。
ところが、これを聞いてひとしきり悩んだ清水さんは、
四国まで来てうどんを食べずに帰るのは悔しいと、さか枝行きを決定。
四鬼さんも追従する。
9時すぎに出発し、さか枝へ。朝なので客はそれほど多くない。
かけの小と声をかけるとどんぶりにうどんが盛られ、
手前にあるとっ手のついたざるで湯通しする。
天ぷらを乗せだしとねぎをかけて食べる。だしはうまいが麺はこしがない。
こんなもんだったかなぁと思いながら店前で記念撮影し出発。
次はがもうを目指す。R11を坂出方面へ走ること30分程。
昨日は閉まっていた店が今日開いている。(あたりまえ)
小を注文し、だしと天ぷらを乗せ、店外にあるべンチで食べる。
天気も良く気持ちいい。それにうまい。
麺にほどよいこしがありするんと喉を通る。朝食を全部食べたのを後悔した。
清水さんは2杯目を行く。
うどんはもう入らないので、とりあえず喫茶店で休憩ということで
国道沿いのガストへ入る。
ここでは真剣に帰路を検討する。
清水さんは西宮まで行くルートが2つあるので悩んでいる。
また、神戸行きフェリーの午後3時半の便もあるが、
神戸に着くのが7時半と遅くなる。
私と四鬼さんは姫路方面なので宇高フェリー経由となる。
ひとしきりやいやい言ってから、とりあえず高松駅前の土産物屋へ行く。
買物をして宇高フエリー乗場へ。
すでに入港しているので、すぐ乗れるのかと尋ねると、すぐ乗れるという。
清水さんがすばやく乗船券を購入し、全員乗り込む。
いつの間にか帰路のルートは全員宇高経由となった。
それにしても、きたないフェリーだ。
もう一社の国道フェリーだと奇麗だったがあとのまつりだ。
午後2時前に岡山県の宇野港へ。
ここからはよく知った道で、ブルーラインを通り山陽道備前ICへ。
最後の休憩場所として龍野西SAで全員集合し、それぞれの家ヘ向かう。
午後3時半、身支度のおそい私がSAをあとにして
今年の春のツーリングは終わった。
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