Chain Tightener
16Vで絶対交換しておかなきゃいけないチェーンテンショナです。
写真は2.5-16に装着されていた対策前のやばいチェーンテンショナと対策品です。

1.対策前のタイプ(その1)
  
対策前のワンウェイでないタイプ。
このタイプがついていたら直ちに対策品に交換しましょう。
ロッド先端部分のおよそ10mmほど部分が本体から出ており、バネで押されています。油圧によってテンションがかかっているそうで、チェックバルブがロッド先端中身とエンドピース部分にあります。
ですがどういうふうに油圧がかかるのか説明は出来ません。(^^;)
    テンショナ本体を外すには32mmのレンチが必要です。エンドピース(左の写真の中心のボルト部分)が2面幅19mmですが、19mmのレンチで本体と共回りして外せる可能性もあります。


  
2.5-16に付いていたスプロケの間にあるチェーンガイドレールです。かけてます!
(割れが見えるように上下逆で写真を撮ってあります。)

テンショナ対策前品は → チェーンが暴れる → 写真のガイドレールが破損
(逆にガイドレールが破損するからチェーンが暴れるとも考えられる)

このあともしチェーンがコマ飛びしたら2次災害(バルタイが狂ってバルブ曲がり)が起こり大変危険です。

なのでテンショナは頭の飛び出る対策品に変更しておけば2次災害が防げます。
    ガイドレールの割れの原因に関しては、ただ単に樹脂の経時変化なのかもしれません。
    熱いエンジンオイルに侵されて硬化し割れてしまった事も考えられます。

    残骸は何処へいったのやら・・・?


2.対策前のタイプ(その2)
 
'86 2.3-16に付いていました。
対策前のワンウェイでないタイプ。
その1のタイプと構造は同じです。
    テンショナ本体は2面幅36mmでクランク側とのシールにアルミワッシャーでなくゴムのOリングを使っているタイプです。(Oリングの溝有り、写真に写っていませんが溝にOリングが入ってます)
    写真のアルミワッシャーはエンドピースとテンショナ間のシールリングです。


3.対策品
 
対策品です。言うまでもありません!
交換していない方、絶対後悔しますよ!
エンドピース(右写真左上)の6角穴の2面幅は10mm、本体の2面幅は27mmです。

OEM品の存在を未だ確認していないので高い純正しかない模様。残念。
チェーンテンショナを注文すると本体しか来ません。
右の付属品も別途購入して下さい。
    102 050 17 11   CHAIN TIGHTENER(2.3-16)
    102 050 16 11   CHAIN TIGHTENER(2.5-16)

    104 050 01 66   END PIECE
    102 991 00 01   PIN
    102 993 05 01   SPRING
    007603 020100  SEAL RING
    007603 027101  SEAL RING

    テンショナ2.3用と2.5用の違いを比べましたが、品番は違うけど全く同じですね。


4.番外編('88 190E2.0のチェーンテンショナ)

 
ワンウェイになっているタイプです。
102 050 10 11
テンショナ本体の6角穴の2面幅は17mmです。
こんなデカイヘキサゴンレンチ普通持ってないです。
エンドピースの2面幅は何mmだったかな?
エンドピース回したら本体も一緒に外れたのでバイスクリップで挟んで分離しました。

このパーツはFebi製のOEM品があります。
    ↑の対策品と違う点はロッドとエンドピースに油圧のチェックバルブが付いていません。
    バネでただ単に一方通行に押しているだけです。