Idle Speed Actuator
通称エアバルブと呼ばれています。
アイドリングが不安定になった時、このエアバルブを洗浄すると復活することが良くあります。
原因はブローバイなどのオイルが付着して蓄積すると動きが渋くなるようです。
以下写真は2.3-16に使われているエアバルブです。他の車種にも同じものが使われていますね。

1. CAT仕様及びRUF仕様のエアバルブ(RUFのUの上に・・が付きます)
品番:000 141 22 25

  
触媒仕様とRUF仕様(中東向け?)に使われています。

CAT or KAT:Catalytic converter(触媒)
RUF:Catalytic converter retrofit version
(有鉛が使えるためなのか触媒が無いです)
    壊れてはいませんが側面3ヶ所ドリルでもんで筒から取り出しました。
    このエアバルブは部品点数も少なく、フラップの軸がコイルの中で浮いていて、コイルへの電源オンオフにより磁力でフラップを動かしています。
    汚れもなく12V供給するとフラップが動くので再生して使用します。(^^)



口の中に見えるフラップ
ここでエアー量を調整しアイドリングを保っているようです。



2. CAT無し(without CAT)仕様のエアバルブ
品番:000 141 17 25

 
触媒無し仕様車のエアバルブです。
左の黒いボリュームでエア量を調整出来ます。
キャブで言うエアスクリューと同じです。

2.3-16の並行車の触媒レス仕様とD車の2.0で'85〜'86型の一部にTSZ点火方式、Fパイプが1本でセンターに1個触媒が付いているタイプは3端子の触媒無し仕様のアイドルエアバルブがついています。
    中身はモーターと同じような形状です。
    軸にコイルが付いているので電源供給はブラシを介しています。コネクタは3端子なので中身のブラシが3極あります。



軸の接点部分の120°(360度の1/3)を繰り返しブラシが擦っているため接点がえぐれて動作不良を起していました。
その接点は折れていてもう復活は出来ないです。(^^;)