わがまま温泉日記 姥湯温泉 うばゆ

秘湯を
守る会
枡形屋旅館
http://www.ycci.or.jp/kanko/tanbo/00048.html
住所 山形県米沢市姥湯1番地 〒992-0000 Memo:一軒宿
一泊二食 \9,900
ビール中ビン \700
TV有料
冷蔵庫無
トイレ共同洋式有
電話 0238-34-2157
営業期間 4月下旬〜11月上旬
泉質 単純酸性硫黄泉 源泉温51.0度
旅行日 00/08/06
コメント 吊り橋から先は歩く

 宿までは工事中のため、クルマで行けない。シャトルバスという名のついたバンで、宿まで連れて行ってもらうことになる。人数が多くなると、荷台にも人間様が乗ることになる。何とも律儀なライダー2人、ヘルメットを抱えたまま、ちょこんと荷台に座っていた。
 バスに乗ると、まもなくスイッチバック。前進行き止まり、バックしながらまた上る。さらに前進で上るというもの。ダンナだったら、そのまま前進で上ろうとして、切り返しを何度繰り返していたか分からない。

お猿のかご屋 つり橋が見えたら、そこが終点。荷物はロープウェイ(お猿のカゴ屋)が運んでくれるが、人間様は歩かねばならない。国道13号を折れてからの道といい、スイッチバックといい、さらに、お猿のカゴ屋といい、このロケーションは相当に秘湯度が高い。
 たぶん、かつては山小屋だったのではなかろうか? 天井が低く、身長180cmを超える人たちは、慎重に動かねばならない。その昔、刀が振り下ろせないようにした城内の造りを彷彿とさせる。
湯畑
 内湯はこじんまりとした長方形の木枠の浴槽。洗い場に蛇口はついているものの、お湯は出ない。私が入ったときのお客さんたちは秘湯に慣れているらしく、浴槽の湯をかぶってシャンプーしていた。私ももちろんそうしたのだが、湯口からの湯をためて、仕上げとしたことは言うまでもない。
混浴露天風呂 露天風呂は広々として、白濁した熱いお湯が私たちを迎えてくれる。後ろは湯畑、眼下には険しい谷。見晴らしも絶好。しかしながら、混浴のため、朝方、男性のいないすきに、二三人のおばさん達と一緒に、たったの5分ほど、このお湯を楽しんだに過ぎない。やはり、殿方が入浴を躊躇しているのを見ていると、申し訳ないから、出ることにしましょうか? ということになってしまったのだ。
混浴露天最奥からの視線 あ〜あ、残念! もっと入っていたかった。というのも、女性専用露天風呂は、うっすら白いぬるいお湯。しかも、風呂自体が浅いので、湯量も推して知るべし。あんなに素晴らしい露天を知った以上、こちらはおすすめできない。

 部屋には冷蔵庫がないので、風呂上りの冷たいビールは自販機で買うしかない。
 この宿まで、運び上げるのが大変なのは分かるのだけど、なんと350mlの缶ビールが500円もするとは・・・。ダンナが言うには、冬期休業の宿なんだから、それくらい大目に見ろとのこと。多分、自分の我慢が利かないからだろうが、私はお風呂でじっくり汗を流し、一缶だけ大切にいただいた。

Top