宿につくと多分、たいがいのオヤジが「アー、遠かった」というのだろうが、宮城蔵王の入り口。決して遠くはない。温泉街というか、町の中心に位置する公衆浴場。番台の右が男湯、左が女湯。まさしく銭湯なのだが、値段が安い! 浴場、浴槽とも広々としている。二つある浴槽は、「ぬるい湯」「熱い湯」となっているが、どちらも熱くて好ましい。ぬるい湯しかダメという人は、「ぬるい湯」の湯口から遠くはなれて、入り口近くでつかっているのがよいだろう。 ちょっと茶色味がかったお湯は、いかにも効きそうである。お湯から上がって脱衣場で体を冷ましていると、おばぁちゃんが、このお湯の効能を一生懸命説明してくれる。山ひとつ越えるだけでえらい違い。山形蔵王よりは言葉が聞き取りやすい。何でも、ひざにたまった水が一週間でぬけたそうである。医者もびっくりしていたとのこと。 大きな町営駐車場もあるし、また今度も気軽に立ち寄らせてもらおう。
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