わがまま温泉日記 統計から読む温泉活力


〜増減率を読む〜


▼はじめに  たった4年間の推移とはいえ、十二分に驚かされるものがあります。そこで、皆さんにも一緒に考えていただこうと、とりあえず、データだけ載せることにしました。ちょこっと、コメントもつけておりますが・・・。

▼出典 日本国勢図会地域統計版「県勢」2002
日本国勢図会地域統計版「県勢」1998

▼温泉地数
宿泊施設のあるもの
( )内は増減の実数です。
ブラス 温泉地数 源泉数 高温源泉数 湧出量 うち自噴 自噴率
千葉 192%(+33) 92% 111% 1,208 12%
埼玉 156%( +5) 200% 395% 1,315 18%
宮崎 142%(+10) 116% 118% 125% 4,610 24%
高知 137%(+10) 114% 115% 608 17%
大阪 135%( +6) 116% 119% 185% 553 3%
奈良 135%( +9) 97% 43% 112% 1,146 16%
茨城 131%(+11) 114% 150% 118% 5,655 30%
岐阜 128%(+13) 111% 108% 104% 15,850 21%
滋賀 125%( +4) 130% 100% 133% 2,136 27%
広島 124%(+12) 123% 200% 125% 4,077 17%

需要の多いところに温泉地はつくられるといってもよさそうだ。経済優先なのである。


マイナス 温泉地数 源泉数 高温源泉数 湧出量 うち自噴 自噴率
山梨 88%( -6) 103% 106% 88% 25,613 46%
佐賀 91%( -2) 116% 102% 162% 706 4%

山梨も佐賀も有名な温泉地を控えているのにね。なぜなんだろう?

▼源泉数
( )内は増減の実数です。
ブラス 温泉地数 源泉数 高温源泉数 湧出量 うち自噴 自噴率
埼玉 156% 200%(+18) 395% 1,315 18%
東京 119% 130%(+25) 111% 135% 3 0%
滋賀 125% 130%(+16) 100% 133% 2,136 27%
香川 114% 125%(+30) 124% 34 1%
沖縄 100% 125%( +1) 0% 214% 959 76%
広島 124% 123%(+49) 200% 125% 4,077 17%
愛知 107% 121%(+18) 131% 93% 214 1%
富山 124% 120%(+26) 121% 138% 15,929 48%
三重 111% 118%(+30) 113% 114% 1,382 3%
京都 120% 117%(+16) 142% 129% 650 4%

やはり、需要のあるところ、供給ありといったところでしょうかね。温泉の一つや二つ、上手に大深度までボーリングすれば湧くということなんでしょうね。

マイナス 温泉地数 源泉数 高温源泉数 湧出量 うち自噴 自噴率
神奈川 106% 91%(-51) 89% 100% 10,699 27%
千葉 192% 92%( -9) 111% 1,208 12%
山口 104% 96%(-14) 100% 100% 2,627 13%
奈良 135% 97%( -2) 43% 112% 1,146 16%

神奈川といえば箱根、源泉数が1割近くも減っている。箱根での本数が減っているのでなければよいのだが・・・。千葉は源泉数が減って温泉地増加。何も言うまい。

▼高温源泉数
( )内は増減の実数です。
ブラス 温泉地数 源泉数 高温源泉数 湧出量 うち自噴 自噴率
広島 124% 123% 200%( +!) 125% 4,077 17%
岡山 106% 110% 150%( +3) 87% 5,332 34%
茨城 131% 114% 150%( +3) 118% 5,655 30%
京都 120% 117% 142%( +5) 129% 650 4%
愛知 107% 121% 131%( +5) 93% 214 1%
富山 124% 120% 121%( +11) 138% 15,929 48%
北海道 110% 105% 120%(+207) 102% 134,284 45%
大阪 135% 116% 119%( +4) 185% 553 3%
宮崎 142% 116% 118%( +13) 125% 4,610 24%
青森 109% 101% 118%(+109) 103% 17,338 11%

北海道と青森を除けば、もともと高温源泉数の少なかったことによるものとみている。おそらく、ボーリングで高温泉を引き当てたんだろうね〜。

マイナス 温泉地数 源泉数 高温源泉数 湧出量 うち自噴 自噴率
沖縄 100% 125% 0%( -1) 214% 959 76%
奈良 135% 97% 43%( -8) 112% 1,146 16%
神奈川 106% 91% 89%( -38) 100% 10,699 27%
静岡 114% 101% 90%( -96) 97% 17,841 14%
愛媛 124% 110% 90%( -2) 109% 6,048 33%
和歌山 110% 103% 92%( -10) 104% 17,626 29%
福島 112% 106% 93%( -20) 102% 28,309 31%
鳥取 123% 102% 95%( -7) 99% 482 3%

沖縄や奈良は、もともと本数が少なかったので振れが大きく出たもの。神奈川・静岡・福島についてはホントに心配している。いま、何が起きているんだろう?

▼湧出量
( )内は増減の実数です。
ブラス 温泉地数 源泉数 高温源泉数 湧出量 うち自噴 自噴率
埼玉 156% 200% 395%(+5334) 1,315 18%
沖縄 100% 125% 0% 214%( +672) 959 76%
大阪 135% 116% 119% 185%(+9577) 553 3%
佐賀 91% 116% 102% 162%(+7336) 706 4%
富山 124% 120% 121% 138%(+9156) 15,929 48%
東京 119% 130% 111% 135%(+4479) 3 0%
滋賀 125% 130% 100% 133%(+1986) 2,136 27%
京都 120% 117% 142% 129%(+3337) 650 4%
兵庫 123% 113% 107% 127%(+7826) 7,987 22%
宮崎 142% 116% 118% 125%(+3950) 4,610 24%

ここでもやはり需要と供給の関係は維持されている。科学文明の発達は、いまやどこにでも温泉を湧かせることが可能なようだ。それにつけても埼玉の4倍増には目を白黒させている。

マイナス 温泉地数 源泉数 高温源泉数 湧出量 うち自噴 自噴率
岡山 106% 110% 150% 87%(-2290) 5,332 34%
山梨 88% 103% 106% 88%(-7566) 25,613 46%
栃木 113% 104% 107% 90%(-6826) 25,494 41%
福岡 107% 111% 109% 92%(-1826) 490 2%
愛知 107% 121% 131% 93%(-1096) 214 1%
静岡 114% 101% 90% 97%(-3550) 17,841 14%
鳥取 123% 102% 95% 99%( -139) 482 3%

山梨・静岡・栃木といった温泉処で、お湯が少なくなっている。神奈川・福島はじめ、ワタシの心配がまた増えた。もう少し、じっくり調べてみることにしよう。
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