わがまま温泉日記 十和田大湯温泉 とわだおおゆ

荒瀬共同浴場
住所 秋田県鹿角市大湯字上の湯 〒018-5421 Memo:
入浴料 \120
電話 0186-37-2960(大湯温泉観光協会
営業期間 通年
泉質 Na-塩化物泉 50.8度 pH7.8
旅行日 02/08/14
コメント 川沿いに建つ共同浴場

 温泉場の共同浴場は、すぐに見つかるものなのだが、町なかの共同浴場となると、そうはいかない。十和田湖から下るR103沿いの温泉観光協会に迷わず飛び込む。
 「荒瀬」「下の湯」「川原の湯」と、3つの共同浴場を教えてもらう。駐車場がついているのは「荒瀬」だけで、あとの2つは入り組んだところにあるという。さっそく、いま来た道を引き返す。

 駐車場はすぐに見つかったけど、肝心の共同浴場らしき建物が見つからない。頭にバスタオルを巻きつけて軽トラを運転しているおばさん発見! その方向に目をやると、
川沿いに公衆便所とおぼしき建物があった。ほかに適切な表現が思い浮かばず、ごめんなさい。

大湯川の荒瀬 さて、この「荒瀬」、何でこの名がついたのか。米代川の上流にあたる大湯川。地図を見ると、十和田湖から流れ出しているわけでもなさそうだ。
 ちょうど大雨続きの今年のお盆、なぞはあっさり解けてしまった。すぐ目の前は、
奔流渦巻く荒い瀬だったのだ。

 自販機で120円の入浴券を購入するが、地元の人はタダらしい。そのかわり、当番制で風呂場の掃除なんかにあたっているのだ。どうもありがと。
 タイル貼りの浴室は、よく掃除が行き届いているし、黄色い桶なんかもビカビカ。水道のホースからは常時、水が注ぎ込まれているが、しょっぱいお湯の熱さが勝っているため、ぬるくなることはない。
 枯れ枝みたいなばあちゃんが、一人浴槽のふちでお湯と戯れている。身体は細いが、肌に張りがあって、つやつやしている。毎日、浸かってるんだろうな〜。うらやましい・・・。
万座遺跡 2、3杯、かけ湯をすると身体がブルッ。ここで躊躇すると熱いお湯には浸かれない。ためらうことなく、全身を湯船に沈める。10秒ほどでとりあえず、浴槽のへりに腰をおろすと、枯れ枝ばあちゃんが笑う。「ここじゃ、これぐれ〜の熱さは普通だで」

 すぐ近くには、
環状列石という縄文時代の遺跡もあって、訪ねてみるのも面白い。6年ぶりにやって来たが、ずいぶん整備が進んだようだ。

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