わがまま温泉日記 国見温泉 くにみ

秘湯を
守る会
石塚旅館
住所 岩手県雫石町橋場国見温泉 〒020-0582 Memo:
一泊二食 \8,000
ビール大 \550
TV無
共同冷蔵庫有
トイレ共同
電話 0196-24-3188
営業期間 5月〜11月中旬
泉質 含硫黄炭酸水素塩泉
旅行日 97/08/13
コメント

石塚旅館露天 部屋へ入って驚いた。温泉宿ではなく、6畳一間の商人宿なのだ。どおりで、真夏だというのに、客室にストーブが置いてあったりする。しまい忘れたにしても、程があろうというもの。

 風呂場までの廊下を2分ばかり歩いていくと、お盆だったので、お経が流れてくる。裸電球にぼんやり照らし出された脱衣所と、緑のお湯を見ながら、天井から落ちてくる、ピチャンピチャンという間延びした滴の音を聞いていると、カッパが出てきそうで、とてつもなく怖かった。ちなみに、このお湯は岩手の至宝らしいのだが、ゆっくりとはつかっていられない。

石塚旅館 夕食は、皿の模様がすけて見えそうなハムとトマトのきれっぱし。その中に「真っ白に光り輝くもの」を見つけた。口の中に運んだ。この奥深い山の中にして、「なんてうまいホタテなんだ!」 思わず絶句。冷凍の多いなか、おそらく陸奥湾直送の生ホタテだったのであろう。何という心憎いおもてなし。
 ふるさとの社交場へ戻ってきた帰省客ともども、ゆったり、のんびり、食堂(部屋出しよりも食堂が好きになったのは、このときからかな?)にて過ごさせてもらった。

 夜になると、みぞれが降った。早速、ストーブに火を入れた。

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