VTR1000F FireStorm 乗りこなし日誌

Vol.12  走行距離 9101Km


以前からVTRの不満な個所としてポジションの問題がありました。
ハンドル位置が私にとって少し遠く、前傾がキツクなってしまっていました。
体が伸び切ってしまうので、バイクを押さえ込むようなシーンでツライ事も多く、前傾のキツさから来る腰痛も悩みの種でした。
ハンドルスペーサーなどでハンドル位置を少し上げる方法もあったのですが、どうせハンドルそのものを変えたくなるのは判っていたので思いきって、モリワキのハンドルを購入。
今回は、そのハンドル交換の様子をレポートです。

今回購入した部品。

・モリワキ製VTR1000F φ41用ハンドル
  ¥19800
・ホンダ純正VTR用グリップ(左) 
  ¥920
 部品番号 53166−MY9−890

グリップは再利用も可能なのですが、ノーマルに付いている分はグリップ内部に接着剤を塗っている場合がほとんどなので、処理の手間を考えると購入したほうが早いとの判断で購入しました。

まずはノーマルハンドルについているグリップエンドを外します。
その後、スイッチ類を外して行きますが、普通のドライバーではカウルがジャマになって、ネジを緩めるのに一苦労。
そこで、こういう短いドライバーが活躍します。
短いドライバーといっても、こういう柄の部分がしっかりしたものでないと力が入らず、ネジを緩められないので、ひとつは持っておきたい工具です。

ブレーキレバー、クラッチレバーを外したら、各オイルリザーバーを真っすぐに保つためにミラーなどにつるします。
リザーバータンクを真っすぐに保っておかないと、リザーバータンクのオイル送り口(というのかな?)からオイルラインにエアが混入してしまうからです。
それに、外した後そのまま「だら〜ん」と放っておくと、ホースにも負担がかかりますしね。
私は外してしまってから、そのことに気付き、吊るためのロープなどを用意していなかったので、その場にあったナイロン袋で吊るしてしまいました。(^_^;)
ま、役目は果たしているのでいいんですけどね。(^_^;)

ハンドルに付いているものを全て外した状態です。
左のグリップラバーは接着されているので、今回は再使用せず、そのまま付けてあります。
アクセルグリップはホルダーに接着されているので、そのまま再使用します。
ホルダーは、ハンドルバーを外さないとワイヤーがジャマをして外れないので、この地点ではまだハンドルに取り残されています。

ハンドルバーのボルトを緩め、ハンドルバーをフォークから外そうとしたら、外れません。
「あれ?」と思って調べてみるとフォークのトップ近くにハンドル脱落防止のためのリングがハメてありました。
マイナスドライバーで簡単に外れますが、取り外す際は、フォークにキズをつけないように気をつけます。
それにしても、こういう脱落防止用にリングをハメてあるというような細かい部分の配慮に「さすがメーカー」と思ってしまいます。(^_^;)

モリワキのハンドルバーを仮組みした状態。
まだとりあえず付けただけですが、それだけでもなんとなくハンドル周りがレーシーに見えてしまうのは、単にミーハーだからでしょうか?(^_^)

取り外したキルスイッチを取り付けようとすると、位置決め用のピンがあたり取り付けられません。
(赤丸の部分)
ハンドルバー側に穴を開ける方法も考えましたが、ここは手っとり早く、ピンを削ることにしました。
このあたりはモリワキ製と言えども、サードメーカーの悲しさってヤツでしょうか?
まあ、ユーザーの好みの位置に調節できるようにしてる・・・とも考えられるのですが。(^_^;)
その後、レバー等を取り付け、だいたいのポジションをチェックします。

最初、ハンドルのクランプ部がトップブリッジに付くように取り付けていたハンドルバーですが、取り付け後、ハンドルの切れ角を確かめると、アクセルワイヤーのアジャスターがカウルに当たってしまいました。
まさか、そんなところが当たると思ってなかった私は切れ角を見るときに勢いよくハンドルを切ってしまったためにカウルに深いキズが出来てしまいました・・・。(T_T)
アジャスターの角度等を調整してみましたが、どうやっても当たるのでハンドルそのものをフォーク先端の高さまで上げてしまいました。
まあ、こちらの方がポジション的にハンドルが近くなるので私には都合がいいと言えばいいのですが・・・。(^_^;)
トップブリッジとクランプ部の隙間がなんとなくカッコ悪く見えるような気がしないでもないです。(^_^;)
ちなみに隙間があっても機能的には、まったく問題ありません。

各レバーやスイッチ類のポジションを合わせ、何度か試走してハンドルのポジションを決めます。
もちろん試走前はボルト類は仮締めではなく本締めしています。
ポジションが決まったら、樹脂製のバーエンドをねじ込んで作業終了です。
やはりノーマルと違い、ハンドル周りに高級感とスポーティーさがありますね。(^_^)

ハンドルを交換して思ったのが、「ポジションでこんなに変わるのか!」ってコトでした。
ほんの2〜3センチハンドルのポジションが上がっただけで、上半身にずいぶんと余裕が生まれました。
上半身の余裕は、そのままコントロール性の向上につながっています。
ワインディング等に行った時はどうなるかまだ判りませんが、すくなくとも街中でのライディングはものずごく楽になりました。
モリワキのハンドルには、ノーマルハンドルのように振動を抑えるためのハンドルウエイトが装着されていませんが、振動はほとんどノーマルハンドルと変わりないので、今後、エンジンチューンなどをしてバイクそのものの振動が増えない限りは大丈夫みたいです。
またひとつVTRが自分のモノになったって気がします。(^_^)
こうなると、次はステップを交換したい・・・などと思ってしまいますが、ま、財布と要相談。。。ってトコでしょうね。(^_^;)
 


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