VTR1000F FireStorm 乗りこなし日誌

Vol.7  走行距離 8058Km


 10月14日に友人達と高野龍神スカイラインにツーリングに行ってきました。
 今回の参加メンバーは、友人のたけちゃん、サカ君、どらんく、弟のたーき、私の計5名。

 参加車両は
 ・たけちゃん ホンダCBR1100XX
 ・サカ君   カワサキZX−12R
 ・どらんく  ホンダNSR250R SE (’90?)
 ・たーき   ホンダNSR250R (’90)
 ・わたし   ホンダVTR1000F

 こう書き並べてはじめて気づいたのですが、ホンダ車ばっかりですね。
 サカ君の12Rだけがカワサキです。

 たけちゃんの家と私の家では少し距離があるので、桃山町の某ローソンにAM8:30に集合。
 そこから国道を走り高野山へ向かいます。
 この区間はまだ本格的なワインディングではないのですが、それでも結構楽しめる道だったりします。
 だもんで、たけちゃんやサカ君は地道にもかかわらず、結構なハイペースで走ってゆきます。
 私もいつもなら同じようなペースで走っていくのですが、今回初参加のどらんくが普通二輪(中型)の免許を今年取ったばかりで、250でのツーリングは今回が初めてとのことだったので、どらんくの後ろについて走ることにしました。

 無理しないで自分のペースで走るように言っていたのですが、前を行くたけちゃんとサカ君、たーきのペースに惑わされたようで、何度かヒヤヒヤする場面もあったりしましたが、距離を伸ばすにしたがってぎこちなさも減ってきていました。
 それにしても2サイクル車の後ろについて走ると、エキゾーストから吐き出すオイルが、カウルの前面にビッシリとついてしまうのが困りモノです。(^_^;)

 どらんくの後ろについて走りながら、私も体を慣らすというか、この日の目的である高野龍神スカイラインでペースを上げるためにどう走ればいいか、色々試していました。
 ゆっくりしたペースで体重移動のイメージを変えてみるとか、ステップの踏み方を変えてみるとか・・・。
 まあ、こんなことやったって、実際にコーナーを攻めだすと頭ん中真っ白状態なんですけどね。(^_^;)

 そんなこんなで、花坂不動尊前のドライブインに到着。
 ここで最初の休憩。

 比較的早く休憩を切り上げて、高野龍神スカイラインを目指します。
 高野龍神スカイラインは通常、通行料を支払って乗るのですが、実は脇道からタダで乗れてしまえます。
 ただタイトなワインディングが続くのでビックバイクには辛い道ですけどね。
 往路と復路で料金を払うのはもったいないので、最初は脇道から乗ることにしました。

 龍神スカイラインに乗ってからは、各自おのおののペースで護摩山スカイタワーを目指します。
 今回のツーリングではビデオカメラを持ってきていたので、それを気遣いあまりペースは上げませんでした。
 でもただダラダラと走っていたのでは意味がありませんから、そこはやはり課題をもって走ることにします。
 今回の私のテーマは「目線」
 バイクのライディングは視線ひとつで大きく変わることが知られていますが、これまでの私はバイクを操る(というよりしがみつくに近い!?)に必死で「目線」の行き先には無頓着でした。
 無頓着というよりは、そこまで気を回す余裕がなかったというのが正解ですが・・・。(^_^;)

 私の場合、コーナーの進入時に自分に近い位置のセンターラインを見てしまう目線のクセがあります。
 意識しても、進入時のブレーキングで余裕のない状態になると意識が飛んでしまい、ついつい近くを見てしまい、結果、コーナーのラインを乱してしまい、コーナー出口でつじつま合わせをするという状況になりがちなのです。

 ペースを落として、余裕を持ってコーナーに入っていけば、目線を意識しながら走ることが出来ます。
 こういうカンジで少し慣れてきた頃、ちょっとだけ進入時に頑張ってみたのですが、やはり進入時に余裕がなくなると、また目線の意識の度合いが低くなります。
 このあたりは、何度も反復練習して意識しなくてもベストな目線をキープできるようになりたいところです。 

今回の参加車両。
手前から
 ホンダCBR1100XX
 カワサキZX−12R
 ホンダVTR1000F
 ホンダNSR250R
 ホンダNSR250R SE

  

高野龍神スカイライン
こんなカンジのワインディングが続きます。
紅葉の季節はバイクも車ももっと増えます。

今回、ギャラリーしたコーナーを走る私。
思っていた以上にバンクしてません。

今回、一番気合いが入ってたサカ君のライディング。
撮影前になんとなく気乗りしてないように見せたのは演技か!?(^_^;)

 

 

 そうこうしているうちに、護摩山スカイタワーに到着。
 しばらく休憩の後、持ってきたビデオで自分のライディングを撮影するためのギャラリーコーナーへ移動します。
 この区間は、たけちゃんのCBRとマシンを交換して走ってみました。

 直4・1100cc・165psのこのマシン、さすがに速い!
 ちょっとアクセルを大きく開けると体が置いて行かれそうな加速をします。
 そのフィーリングは4気筒らしく、スムーズの一言につきます。
 あまりにもスムーズなエンジンフィーリングに騙され、気がつけばとんでもないスピードになっています。
 ブレーキも強力に効き、しかも不安感をまったく感じさせません。
 さすがに車重がかなりあるので、コーナー進入時のリーンとか切り返しはかなり重く感じます。
 でも思っていたよりも扱いやすいマシンでした。

 たまにはこういう風に人のバイクに乗ってみるのも新鮮でいいですね。

 ちなみにたけちゃんのVTRのインプレッションは、軽い・曲がりやすい・音がデカイ!でした。
 ただ、普段から私が言っているブレーキの不満に関して同じ意見のようでした。
 やっぱり、ブレンボかな?・・・・でも先立つものが・・・。(T_T)

 ギャラリーコーナーでは、一人づつ走ってもらい、その様子をビデオに収めました。
 みんな比較的抑えた走りで、普段の自分のライディングをしていましたが、サカ君だけは本気モード全開!の走りです。
 一人だけ排気音が違います。
 まあ、転倒さえしなければ何をしてくれてもいいんですけど。(^_^;)

 私も走った後、早速ビデオでチェック。
 走行中のイメージと実際の走りにはずいぶんとギャップがありました。
 確かに抑えて走ってはいたのですが、ここまで抑えたつもりじゃ・・・・・ってカンジです。
 バンク角も思っていたよりもずっと浅くて、自分の未熟さにグウの音も出ません。
 ただ収穫は大きかったです。
 ビデオの画像から、実際に思いっきりコーナーを攻めてみたときを考察すれば、自分が限界と感じていた領域でバイク側にまだまだ余裕があるってことが判明。
 バンク角も見た目でまだまだイケルって範囲でしかバンクしていないだろうという予想がなりたちました。
 今まで頭では同じことを思っていたのですが、「ホンマにイケルかな・・・?」という不安があり、攻めきれてなかった部分があったのですが、ビデオを見てバイクにまだまだ余裕(私ではなくて)があることが確認できたので、ずいぶんと不安が減りました。
 バイクをライディングするうえで不安を減少できたのは大きな収穫と言えます。

 ギャラリーコーナーでの撮影もほどほどにして帰路へ。
 帰りは行きで使った脇道を使わずにスカイラインをそのまま走っていきます。
 ここでも機材を持っている事を考え、ペースは抑え目に走ります。
 ・・・が、先ほどのビデオで余裕があることが判明したために、同じ抑えたペースでも確実に往路のペースを上回っているのが自分でも判ります。
 しかもバイクに余裕があるという精神的な余裕もあり、コーナーを抜けていくのがいつもより楽しい!
 思わぬビデオの効果にうっとり・・・です。(^_^)

 やはりライテク向上には自分のライディングの姿を客観的に見る必要があるようです。

 ちなみに高野龍神スカイラインのバイクの通行量は、護摩壇山を挟むA区間で¥830。
 まともにこのスカイラインを使用すると、行きと帰りで料金を支払わなければならないので、¥1660となります。
 脇道を抜けたほうがお得なのは間違いないのですが、ワインディングを攻めた後、疲れた体では結構シンドイ道なので、帰りはスカイラインをそのまま走って帰ったほうが私は楽なので好きです。

 高野龍神スカイラインを抜けた後は、行きと同じルートを使いました。
 地道では、どらんくの後ろについて走っていたのですが、ヒヤッとさせられる場面にもほとんど遭遇せず、行きとは比べ物にならないくらい安定して走っていました。
 やはりバイクは乗り込んでナンボのものなんですね。
 それでも相変わらずオイルは吹きかかってきましたが・・・・。(^_^;)

 シーズン中にもう1〜2回、高野龍神スカイラインで走り込みたいな〜、と思う私でした。


Diary

Bike

Home