VTR1000F FireStorm 乗りこなし日誌

Vol.6  走行距離 7780Km


 9月24日に友人のはせどんのお誘いで和歌山市内の某バイク店の常連が主メンバーのツーリングに参加してきました。
 せっかくなので、CBR1100XXに乗る友人、たけちゃんも誘いました。
 ・・・が、私を誘ってくれた張本人である、はせどんが急遽ツーリングに参加出来ないという事態が発生してしまい、知らない人ばかりになるんではないかと心配したのですが、2年ほど前にもこのメンバーのツーリングに参加させてもらったコトがあったので、「なんとかなるやろ」ってカンジでそのまま参加しました。

 朝8時に集合場所である某バイク店に集まり、出発。
 とりあえず、行き先はお任せってコトで、私は後ろをついて行くだけ・・・のハズがついていけるのか?ってカンジのペースで走りだします。
 市街地はともかく、このままワインディングに入ったらついていけなさそう・・・・。

 で、まずは海南高原という、比較的狭いワインディングを抜けていきます。
 この辺りですでに先頭を走るグループからは置いて行かれてます。
 まあ、無理にペースを上げても危ないので、自分のペースを守ることにしました。

 海南高原を抜けて、しばらくしたら、最初の休憩。
 地名は・・・・判りません。(^_^;)
 このままの道を抜けていけば中辺路の方へ行くってコトぐらいしか判らないです。
 なにせ、地名にはかなりウトイもので・・・。
 「しらまの里」という道の駅にいることはわかってるのですが。

 せっかくなので、今回の参加マシンを記念撮影。
 後ろの方のマシンは見えづらいですね。

   

今回参加のマシン達。
写真が小さくて判りづらいですが、手前から

スズキ グース350
ビューエル ライトニングX1
ホンダ VTR1000SP−1
ホンダ NSR250
ヤマハ YZF−R1
ホンダ CBR1100XX
ホンダ VTR1000F
ホンダ VTR1000F(私のマシンです)
ヤマハ SDR200

 

 しばしの休憩の後、再び出発。
 しかし物凄いハイペースでまったくついていくことが出来ません。
 今回の道はかなりいい道でペースもそこそこ上げられるのですが、私の技量ではどうにもならないペースでみんなは走ってゆきます。
 これはもはやツーリングではなくレーシングです。(^_^;)

 今回、最小排気量のSDRにはバイク的に考えても、ついてゆけるだろうと踏んでいたのですが、身の程知らずでした。
 120キロくらいで抜ける高速コーナーならついてゆけるのですが、私が80キロくらいでしか抜けれないコーナーを他の人達は100キロくらいで抜けているようで、このあたりの中速コーナーでドンドン離されてしまいます。
 他の人達はストレートでもせいぜい160キロくらいに留めていたようですが、同じストレートスピードではいつまでたっても追いつきません。
 だもんで、禁断の下道200キロオーバーを敢行。
 その上、某トンネルでは高速でも出したことのない230キロオーバーを記録。
 よい子はマネしてはいけません。(^_^;)
 みんな一体、どんなペースで走ってんだ!?

 その後、2回目の休憩。
 ここまで必死に走ってきたので、結構ヘバってます。

 休憩しながら他の人のバイクを見たり、話をしていると、
 「うえさん!」(ちなみに私のHNは普段、友人から呼ばれるときのニックネームだったりします)と、私を呼ぶ声が。
 ふと振り向くと、友人の「むっしゃん」と「くみやん」が。
 こんなトコで会うなんてビックリです。
 なんでも勝浦方面までドライブだとか・・・。
 こんなトコで友人にバッタリ会うのもまたツーリングの醍醐味ってやつでしょうか?(^_^)

 休憩も終り、再び出発。
 中辺路町を抜けてわたらせ温泉を目指します。
 本来、この辺りの道路は景色を楽しめるハズなのですが、もちろん私にはそんな余裕などありません。
 ひたすらコーナーをにらみつけバイクと格闘してます。
 このあたりからなんとなくですが乗れてきました。
 今まで皆についていこうとして肩に力が入りすぎていたようです。
 肩の力を抜くこととコーナリング中の視線を意識して走るようにするとイイ感じになってきました。
 あとVFRの頃のように高回転を使って走っていたのを、高めのギアをポジショニングして回転数が低くなるように走るとスムーズに曲がれることに気づきました。
 ようやくツインの特性を体が覚えて始めたってカンジでしょうか?
 理屈では解っていても、なかなか思うようにいかないのがバイクの難しさであり面白さでもあります。 

 で、ようやく、わたらせ温泉に到着。

 ここには西日本最大を誇る大露天風呂があり、観光客も多いところです。
 しかしながら、ここには数回ツーリングに来ているにもかかわらず、私はまだこの露天風呂に入ったことがありません。
 今回も入りませんでした。もったいなかったかな?

 とりあえず、ここにあるホテルのレストランで昼食。
 結構いろんなメニューがありましたが、そのなかでも目に止まったのが「まつたけ丼」。
 800円というリーズナブルな値段のわりには結構美味しかったです。
 

 昼食・休憩の後、再び出発。
 わたらせ温泉から少し戻って、今度は高野龍神スカイラインを目指します。

 ライディング的には一番乗れていた時間帯でした。
 コーナー進入時のブレーキングも自信をもって出来たし、なによりコーナリングを楽しめました。
 自分の思い通りにバイクを操れたという感覚がバイクという趣味の一番の醍醐味でしょう。
 これを味わいたいがゆえにバイクに乗ってるようなモノですからね。
 ここから高野龍神スカイラインまでは自分でも結構速く走れたと思いますね。
 まあ、それでも皆には置いていかれちゃいましたけど・・・。(^_^;)

 で、高野龍神スカイラインに乗ったら、そのまま護摩壇山を目指します。
 この高野龍神スカイラインは、この辺りではかなり有名なワインディングで、結構走り屋さんっていうか、まあいわゆる、ぶっ飛んじゃってる人達が走りに来るスポットなんですね。
 こういう場所にくるとそりゃーもう他のメンバーは水を得た魚ってカンジで凄まじいペースアップをしていきます。
 たけちゃんなんかは一人でもここを走りに来るくらいですから。
 今回最年少のNSR250に乗った松っちゃんなんかは、前後ともすり減ったタイヤでガンガン攻めてました。
 当然、私は一番後ろでまったりと走ってました。
 っていうか、それまでの道とワインディングのリズムがずいぶん違うので高野龍神スカイラインに乗ってから、またしても上手く曲がれなくなってしまってました。
 ここまでのハイペースで疲れてきていて集中力が落ちてたせいもあるんでしょうけど。

 護摩山スカイタワーに到着。

 ここでしばらく休憩していると、たくさんのバイクが来るので見てても楽しいですね。
 それにしてもこの日はなぜか、私と同じバイクが多かったです。
 同じバイクで、同じヘルメットを被って人がいたのには笑いました。
 これでバイクの色が同じだったら完璧だったんですけどね。(^_^)

 その後、高野山を下り、桃山町などを抜けて帰路へ。
 帰りの道は交通量も多く、飛ばせる区間も少なかったので大きく離されるコトもありませんでした。
 ただ、車を追い抜くときとかにタイミングの問題でちょっと離されたりもしましたけど。

 それにしても、今回のツーリングは厳しかったです。
 自分の技量がまだまだだと言うのを痛感しました。
 結果として、皆の足を引っ張ってしまうカタチになってしまったので、皆に申し訳なく思いました。
 皆、優しい人ばっかりだったので「頑張れ」ってカンジで見守ってくれてたのが有り難かったです、本当に。

 一緒に参加した、たけちゃんも結構へばってたみたいです。
 彼はあの凄まじいペースにキッチリとついていってました。
 そりゃ、あのペースについて行ったなら、へばるでしょう。
 私なんてクタクタになってましたしね。
 
 でもたまにはこういうツーリングもいいかもしれません。
 たまに・・・ね。(^_^;)

 今度、呼んでもらった時はもうちょっとマシに走れるように練習しなくては・・・。

わたらせ温泉。
西日本一を誇る大露天風呂があります。
自然に囲まれてて景色はいいですね。
下の写真、「日本一の貸しきり風呂」ってなんかアヤシイくない!?

  

わたらせ温泉で食べた昼食、まつたけ丼。
¥800なり。
結構おいしかった。。

護摩山スカイタワー。
標高1300M(だったかな?)からは見る景色は絶景です。
展望台には300円で上がれます。
下の写真は駐車場から撮ったもの。
秋には紅葉も見れます。

今回の参加車中、最小排気量のSDR200。
マシンのパワー差から言って、これにはついていけると思ったんですが・・・・。

私と同じVTR1000F。
こちらは国内仕様をフルパワー化したらしいです。
モリワキのアンダーカウルとかハンドルとかに交換してあって、今後のカスタムの参考になりました。
シルバーもカッコいいですね。
でも後ろに写るYZF−R1もいいなぁ。

参加車中ナンバーワンの戦闘力を持つのではないかと思われるSP−1。
戦闘力は高いかもしれないけど、操るのが難しいスパルタンなバイク。
まだ購入後300キロくらいの走行で現在慣らし中。・・・なのに速い!
バイクの性能もさることながら、乗り手もスゴイ!

後ろに見えるワインレッドのバイクはたけちゃんのCBR1100XX。

 

超個性派マシン、ビューエル ライトニングX1。
ハーレーエンジンを搭載したスポーツバイク。
なんとベルトドライブ!
ハーレーエンジン搭載車らしく(?)、アイドリング時は凄まじい振動でした。
なんといってもデザインが格好良い!!


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