あつし橋ブランド主催の「モケイグランプリ2001」に参加するために昨年、製作した作品です。
そのモケイグランプリで優勝を収めることが出来た作品です。
この作品は以前に発表した、「YAMAHA YZR500 '99 #6」と同時に製作を開始したのですが、モケイグランプリの締め切りの関係で、こちらの作品しか先に完成していました。
製作当初はノリックのマシンにする予定だったのですが、「モケイグランプリ」でのインパクトを狙い、途中から難波恭二のマシンにして製作することにしました。
実は「YAMAHA YZR500 '99 #6」は、この作品で得たノウハウを簡略化して製作したもので、こちらの作品の方がオリジナルというワケです。(^_^;)
作品は、アンダーカウル・シートカウルをキットのパーツを改造して'98年型とし、カラーリングは「スタジオ27」製の'98
YZRトランスキットのデカールを使用して行っています。
資料にした「RIDING SPORTS」の実車写真では、'99年型にあった2Dのエンジンマネージメントシステムが搭載されていなかったので、作品でもオミットしてしまっています。
その分、フロント回りのパイピングに力を注ぎました。
そのパイピングですが、主にモデラーズのプラグコード等を3種類ほど使っています。
メーター回りでは、YPVS駆動用ワイヤーのアジャスターを製作したり、シフトタイミングランプの裏側(?)を製作したりしています。
適当に見える配線ですが、水温計から出る配線だけは、車載コンピューターを通って、ちゃんとラジエターまで繋がっているという、妙なこだわりを持って配線しています。(^_^;)
また、アクセル回りでは、ワイヤーアジャスターの製作、グリップのワイヤリングなど行っています。
フレームは裏側をパテで埋めています。
スイングアームはリヤサスの後付け加工を行ない、裏側をパテで埋め、さらに溶接跡を再現。
ステップ回りでは、穴開け加工が出来るところはすべて行ない、ステップもパーツを削りだしてディテールアップしています。
実は大変そうに見えるフロント回りよりもこちらの方がはるかに疲れました。
加工中にパーツは折れるし、なにより加工するための固定がやりづらかったので、結構難しい作業でした。
ラジエターホースのバンド、フロントフォークのインナーにはメタルックを使用。
またリヤフェンダーは、カーボン地を塗装で表現しています。
外装類は当然のように研ぎ出しを行っています。
完成が近付いたときにはじめて、ラジエターパイプの取り回しが実車と違うことに気づきましたが、モケイグランプリの締め切りが近かったために直さず、そのままになってしまいました。
また、シートカウル上部の形状が少し角張りすぎてしまったのも反省点です。
コンテストという締め切りがある上での製作は今回が初めてだったのですが、時間と手間のかけかたのバランスを勉強出来たような気もします。
締め切りがなければ、完成してなかった作品かもしれませんね。(^_^;)
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