フジミから発売された白バイ。
前作のGSX-Rの出来からあまり期待してなかったんですが、予想の斜め上を行くキット内容の酷さに怒りさえ覚えました。
・・・と言うのは大げさですが、このキットは今までのバイク模型の概念を打ち砕く勢いのキット内容であるコトは間違いないですね。(^_^;)
まずタイヤがホイルと一体成形のプラスチック。
エンジン・フレームなどのシャーシ関係はオミットされてます。
ベースになっているのがミニカーとして発売されるはずだったモノだということで、完成状態で見えないところはこれでもか!!というくらい省略されたキットです。
かつて一世を風靡したプラモデル付き食玩「ビッグワンガム」をそのままスケールアップしたようなキット内容です。(^_^;)
それでも価格が安ければ納得もしたんですが、そんな内容がないよう・・・ってキットで3000円オーバーと価格だけは一流のキットです。(爆)
作品ですが、とにかく作ってみよう・・・ってコトで、かつてフジミのカブを製作した時のようなスピード重視で作ってみました。
シャーシ・・・というか、芯(?)を外装で挟み込むようになっていて、そのままでは合わせ目消しが困難なので、シャーシを後バメ出来る用に加工。
タイヤは一応マスキングシートがついてますが、使用してません。
ホイルとタイヤごとブラックで塗装した後、エアブラシを細吹きしてトレッドとサイドウォールのエッジをなぞりながらタイヤ部分を塗装しました。
戦車の転輪を塗装するようなカンジですね。
良く見るとサイドウォールがホイルと同じ色なんですが、実車でもサイドウォールとトレッド面は色が違いますから、特に違和感はありません。(^_^)
キットは警視庁仕様なのですが、サイドのケースに貼ってある警察名以外は違いがないようなので、和歌山県警のデカールを作って和歌山県警仕様にしてみました。(^_^)
フロントディスクなどはメッキを剥がし再塗装。
マフラーやハンドルバー、エンジンガードなどはメッキをそのまま使って製作。
フロントフォークはインナーフォークにメタルックを貼り付けてます。
その他、塗分けが必要な部分はおおまかにエアブラシで塗装後、エナメルの筆塗りで済ませてます。
外装類はデカール貼り付け後、クリアーコート。
研ぎ出しは行ってません。
ケース類との白の具合に差をつけたかったのでやってみましたが、かえってオモチャっぽさを強調してしまった感で一杯です。(^_^;)
今までのバイクモデルとは、かなり方向性の違うキットですが、軽くさらっと作る分には意外にストレスフリーなキットです。
これで価格が半額なら言うコト無かったんですけどね・・・。(^_^;)
・・・とは言いつつ、そのうち和歌山県警の「黒豹」とか作ってそうな自分に苦笑いです。(^_^;)
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