HONDA RS500 1984
Raymond Roche

'84年にレイモン・ロッシュがWGP500ccクラスに参戦した時のマシンです。
キットはタミヤ製「Honda NS500 '84」を使用。
デカールはスタジオ27のものを使用しています。

タンクのエア抜きチューブをクリヤチューブで再現
カウル類のビスは虫ピンに交換。

シートカウルをストッパー側へ延長し、ロッシュ仕様にしています。
それにあわせて、シートストッパーを自作。

判りにくいですがハンドルグリップのワイヤリングも追加しています。
同じく判りにくいですがアクスルシャフト固定ボルトも再現。

スクリーンはアツシバシブランドの塩ビ製に交換。

シートカウルのサイレンサーが出る部分をカットしてロッシュ仕様にしています。

 

リアタイヤはタミヤのYZR-M1用に変更。
ミシュランのタイヤマークはNSR250用を流用。
アクセルワイヤーの基部を製作。
リアバンクのチャンバーはシートレール部分のつり下げ部を
切り離して、虫ピンで固定しています。

インナーフォークはABCホビーのミラーシートで再現。
ブレーキホースはワイヤー入りのチューブに切り目を入れて
スパイラルチューブ風に改造。

製作エピソード

 1984年シーズン、3気筒マシンを振り回し、大活躍だったロッシュのRS500です。
 1984年のロッシュは毎戦仕様が違いました。
 基本的にRS500でのエントリーでしたが、時にはファクトリーカラーのNS500で走ったり、RSとNSのハイブリッド(?)で走ったりしていました。
 その中でもRS500にNS500のエンジンを積んだ仕様と思われるR8ダッチTT仕様で製作しました。
 このラウンドはマモラとデッドヒートの末、惜しくも2位になったレースです。

 作品はロッシュ仕様とするためにあちこちに手を入れてます。
 一番の違いはシートカウル。
 ロッシュは前後に体を動くのを嫌ってか、シートカウルを大型化して着座スペースを小さくしています。
 作品でも、そのシートカウルを再現。
 シートストッパー部分を前方へ延長しています。
 またシートストッパーのスポンジも大型化。シートスポンジも着座スペースが狭くなったのに合わせて少し小型化しています。

 リアタイヤはRC213Vから流用して変更。
 YZR-M1と同じタイヤです。私的には最近、'84NSのキットを使ってNS500を製作するときの定番となってきました。(^_^)
 キット付属のリアタイヤのよりサイドウォールの高さの雰囲気が合ってるような気がするんですよねぇ。
 このタイヤは実際には16.5インチのタイヤのはずなんですが、そこは見た目の雰囲気があってればOKと言う適当さでクリアします。(^_^;)
 アクセルワイヤーとアクセル基部を追加。
 リアバンクのチャンバーはステー部分を切り離してシートレールから独立。
 フロントのブレーキホースはワイヤー入りのチューブにカッターで切目を入れてステンレスホースにスパイラルチューブを巻いている風にしています。
 カウルステーはフレームに取付け、カウルの固定は虫ピンで出来る様にしています。
 カウルのビスモールドは虫ピンに置き換えています。
 スクリーンをアツシバシブランド製の塩ビスクリーンに変更。

 カウルの塗分けはデカールで行っています。
 通常、この手のカラーリングはマスキングで塗分ける事が多いのですが、スタジオ27のデカールがカルト製だった頃のデカールで、かつ版下が我が師匠という事で貼りやすかったので、あえてデカールフィニッシュで仕上げています。
 デカール貼りが苦手なので、ちゃんと仕上がるか不安でしたが、上手く出来たので良かったです。(^_^)
 その他にもコマゴマと手を入れてます。

 この年のロッシュのマシンはRS500をベースに仕様違いがかなりあったので、3気筒マニアのプライドに掛けて、いつかコンプリートしてやろうと企んでいます。
 定年後でないと無理な気もしますが・・・。(^_^;)

 

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