SUZUKI RGV-Γ
YUKIO KAGAYAMA

1999年WGP第2戦日本GPで加賀山就臣(ゆきお)がライディングしたマシンです。
キットはタミヤ製「SUZUKI RGV-Γ(XR89)」です。


シートストッパーは、NSR500のものを加工。

 

 カウル類・タンクのグラデーションはキットのデカールをそのまま使用。
タンクにエアチューブを追加。


チャンバーのパーティングラインは消してませんが分かりますか?



製作エピソード

 約20年ぶりにモデル化された、スズキのGPレーサー。それがこのRGV-γです。
 最後発のモデルだけあって、NSRやYZRの時に組みにくく感じた個所の改善が随分と進んでいます。
 ただ、今までのキットと勝手が変わってしまったせいか、少し煩わしくも感じました。
 モデルは、シートストッパーを加賀山仕様にする為にNSRのシートストッパーを加工して追加したくらいで、ほぼストレート組み。
 カウルのグラデーションとタンクのブルーは、すべてデカールで出来るようになっていて、塗装の手間は随分と省けます。
 しかしながら、デカール貼りの苦手な私には少々荷が重かったようです。
 アッパーカウルとシートカウルのデカールでキッチリと失敗してしまいました。
 シートカウルは後ろの方から貼っていったのですが、最後に位置がずれてきてしまい調整に苦労しました。
 アッパーカウルは、濃いブルーの部分のデカールをカウルに密着させようとデカールソフターを使ったら一発で破れてしまいました。 
 このガンマのデカールは、今までのものよりも柔軟性があるようでデカールソフターなどを使用するときは注意が必要です。
 位置合わせは、ナックルガードのあたりから貼り始めたら比較的上手くいきました。
 ちなみにタッチアップは、濃いブルーがグンゼの5番のブルー、赤のラインはモンザレッドで行っています。
 チャンバーはレプソルNSRから採用された2パーツ構成で、普通ならパーティングライン消しを行うのですが、溶接跡のモールドがかなり多く入っているのと、今までのキットと比較にならないほどパーツの合いがよく、ラインがまったく目立たなかったので今回は消しませんでした。
 フロントフェンダーは塗装によるカーボン表現を行ってます。
 今回はキットのカンジを掴むということで、ディテールアップは行いませんでしたが、
完成させてみて、さて次回に作った時にするかというと、「無理」ってカンジです。(^_^;)
 NSRやYZRよりもカウルのクリアランスがシビアで、今の私の技術ではディテールアップ=カウルレス(つかなくなるので)になってしまいそうです。
 金型技術の進歩は、意外なところに落とし穴を作ってしまった!?(^_^;)

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