SUZUKI RGV-Γ
YUKIO KAGAYAMA
約20年ぶりにモデル化された、スズキのGPレーサー。それがこのRGV-γです。 最後発のモデルだけあって、NSRやYZRの時に組みにくく感じた個所の改善が随分と進んでいます。 ただ、今までのキットと勝手が変わってしまったせいか、少し煩わしくも感じました。 モデルは、シートストッパーを加賀山仕様にする為にNSRのシートストッパーを加工して追加したくらいで、ほぼストレート組み。 カウルのグラデーションとタンクのブルーは、すべてデカールで出来るようになっていて、塗装の手間は随分と省けます。 しかしながら、デカール貼りの苦手な私には少々荷が重かったようです。 アッパーカウルとシートカウルのデカールでキッチリと失敗してしまいました。 シートカウルは後ろの方から貼っていったのですが、最後に位置がずれてきてしまい調整に苦労しました。 アッパーカウルは、濃いブルーの部分のデカールをカウルに密着させようとデカールソフターを使ったら一発で破れてしまいました。 このガンマのデカールは、今までのものよりも柔軟性があるようでデカールソフターなどを使用するときは注意が必要です。 位置合わせは、ナックルガードのあたりから貼り始めたら比較的上手くいきました。 ちなみにタッチアップは、濃いブルーがグンゼの5番のブルー、赤のラインはモンザレッドで行っています。 チャンバーはレプソルNSRから採用された2パーツ構成で、普通ならパーティングライン消しを行うのですが、溶接跡のモールドがかなり多く入っているのと、今までのキットと比較にならないほどパーツの合いがよく、ラインがまったく目立たなかったので今回は消しませんでした。 フロントフェンダーは塗装によるカーボン表現を行ってます。 今回はキットのカンジを掴むということで、ディテールアップは行いませんでしたが、 完成させてみて、さて次回に作った時にするかというと、「無理」ってカンジです。(^_^;) NSRやYZRよりもカウルのクリアランスがシビアで、今の私の技術ではディテールアップ=カウルレス(つかなくなるので)になってしまいそうです。 金型技術の進歩は、意外なところに落とし穴を作ってしまった!?(^_^;) |