2002年、MotoGPでバレンティーノ・ロッシがチャンピオンを獲得した時のマシンです。
タミヤ最新の新金型キットと言うことで、キットの素性を見るつもりであまり手を加えずに製作しました。
キットの出来そのものは、タミヤの最新キットということだけあり非常に組み立てやすい構成になっています。
各パーツセクションを製作した後、一気に組み立てるというような構成なので、塗装などの効率も上げやすいものになっています。
しかし、この「レプソルカラー」は私にとっては鬼門のようで、以前’99NSRを製作した時のように壁にブチ当たりまくりでした。(^_^;)
特にデカールは難関で、サイドカウルのデカールを貼るのに2回失敗。
薄いのに硬く割れやすい上にマークソフターを使うとすぐ破れるという、まるで嫌がらせのようなデカールです。(^_^;)
その上、サイドカウルとアンダーカウルの蛍光レッドのデカールが下地の色の影響をモロに受け色が違ってしまってます。
最近のタミヤのキット全般に言えることなのでしょうが、キットそのものの出来に比べデカールの出来がイマイチ・・・と言うか悪いのがネックです。
これでデカールさえカルトグラフ並なら言うことないのですが・・・。(^_^;)
ちなみにデカール貼りの作業では、湾曲部に貼る時にはマークソフターをごく少量使い、ドライヤーで熱しながらデカールをフィットさせるという荒技を駆使しています。(^_^;)
作品では、ステップを削りだしてモールドを追加。
このステップ、いいかげんに単なる棒でなくてモールド追加してくれればいいのに・・・思いながら加工してました。(^_^;)
ハンドルグリップとラジエターホースの一部にワイヤリングを再現。
これには直径0.24ミリのステンレス線を使用しました。
ラジエターホースのホースバンドもカウル装着後に見えるところ1ヶ所だけといういい加減さです。(^_^;)
リヤフェンダー・マフラーガード・クラッチカバー・シート下のパーツのカーボン表現は塗装。
シート下のパーツのような複雑な形は無理かな?と思ったのですが、やってみると意外にも簡単に出来ました。
左ステップ上のステップガードのみカーボンデカールを貼り付けています。
外装類はクリヤーコートの後、研ぎ出しを行っています。
またクリヤーコートもデカールが弱いという情報が入ってきていたので、通常より希釈率が薄い状態での吹きつけ回数を増やしています。
希釈率が通常の3倍程度で2回、2倍で2回、通常の状態で3回、計7回に分けてコートしました。
私の場合、普通は全部で3〜4回程度なんですけどね。(^_^;)
そのおかげか、今のところはデカールに割れなどは見当たりません。
今のところは・・・ですが。(^_^;)
フロントフォークのインナーフォークは黒の上からクリヤーパープルを吹きつけています。
写真では判りにくいですが、実物は実車のそれっぽい仕上がりになっています。
あとはクラッチカバーとエアインテークのモールドを穴開け加工した程度です。
エンジン関係の塗り分けは組み説を参考にかなり適当にやってます。
まだストリップ状態の写真が雑誌等にないのでしょうがないですね。(^_^;)
このRC211V、すでにアフターパーツメーカーから数種類のデカール等が出ているので、バリエーションを作って楽しみたいと思っています。
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