HONDA NSR500
MICK DOOHAN
このキットがなければ、私はモデラーとして復活してませんでした。 1986年型のNSR以来、実に11年振りのタミヤからの500ccのGPレーサーのモデル。 モデル化されると最初に聞いたときは狂気乱舞の嬉しさでした。 このキットは私にとって、約9年振りに製作したバイクのキットでして、実際にキットを手にした時に、模型の金型技術の進歩に感心した覚えがあります。 キットの方は完全なストレート組み。 にもかかわらず、製作に約4ヶ月近くかかってしまいました。 久し振りということもあり、どの工程をするにも手間取ってしまいました。 カウルやホイールはスプレー塗装、エンジンや車体はエナメルによる筆塗り。 キット製作の資料にホビージャパンをこれまた約10年振りに買い、製作記事を見ていたらチャンバーの焼けの表現をどうしてもしたくなり、押し入れから眠っていたエアブラシを発掘(?)して、四苦八苦しながら塗装しました。 またシートカウルはブルーメタリックで塗装後、ホワイトはデカールで表現するようになっているのですが、このデカールが全然上手く貼れませんでした。 塗装の手間が省けるのはいいのですが、普段から作ってる人でないと絶対失敗するようなデカールです。 このデカールに苦しめられた人はかなり多いんじゃないでしょうか? やっとの思いでまずまずの出来に貼れたとき、すでにデカールは4枚目でした・・・。 このキットで、エアブラシというツールを使うことと、デカールをタミヤから取り寄せることを覚えたのでした。(^_^;) そして模型を完成させる歓びを再び味わってしまったのです。 で、この後、模型製作にハマリ、このHPの開設にまでこぎ着けてしまったワケです。 果たしてこのキット、発売された事は、私にとっては良いことだったのか悪いことだったのか・・・。(^_^;) |