HONDA NS500 '86
Raymond Roche

'86年にレイモン・ロッシュが全日本ロードレース第1戦BIG2&4にスポット参戦した時のマシンです。
タミヤ製「NS500GRANDPRIX RACER」をベースに改造。
デカールはオリジナルで作成し、使用しました。

シートカウルはキットをベースにスクラッチ。
前後ホイールとタイヤは'86NSRから流用。
カウル類のビスは虫ピンに交換。

カラーリングは全てマスキングによる塗り分け。
デカールは一部を除き自作品。

判りにくいですがアクセルグリップのワイヤリングも追加しています。
同じく判りにくいですがアクスルシャフト固定ボルトも再現。

  



タンクのエア抜き兼フューエルキャップを自作。 


 

メインフレーム・スイングアームは自作品。
ラジエターはキットのものを改造。
アウターフォークは整流板部分を削りだして加工。
インナーフォークはメタルックで再現。

上2気筒分のサイレンサーはスタジオ27のディテールアップパーツを複製・加工。
アクセルワイヤーのアジャスターを製作。
フロントのリザーバータンクからのブレーキホースをクリアチューブに交換。

 

製作エピソード

 

 ULF(ウルトラライトフレーム)は’86以降のNS/RS500に採用されたフレームです。
 このフレームのNSはいつかは作ってみたいNSのバリエーションのひとつでした。
 どうせ作るなら、メジャーなロスマンズカラーではなく、マイナーなTDAカラーで・・・と作ったのがこの作品です。

 フレームとスイングアーム、シートカウルをキットをベースにスクラッチ。
 実車とはややバランスが違うのですが、そこは私得意の「なんちゃって仕様」と言うコトで・・・。(^_^;)
 作品では、それらのパーツを複製したものを使用しています。

 フロントフォークはキットの整流板部分を削り出して加工。
 思ったように形にならず、結構面倒な作業でした。
 ラジエターもウォーターラインが’83とは違うので、キットのものを加工して使用。
 前後タイヤは’86NSRより流用。
 本当はF16インチなんですが、技量の問題で17インチのまま。
 Fディスクの形状も実車とは異なりますが、これも技量の問題で。。。(^_^;)
 サイレンサーはST27のものをレジンで複製し、それを加工して使用。
 毎回このパーツだけ使って、残りのエッチングがもったいないっていう貧乏症ゆえのひと手間です。(^_^;)

 特徴的なカラーリングは全てマスキングによる塗り分け。
 重ね塗りして透けるのを防ぐため、1色づつマスキングしたのですが、マスキング嫌いの私にはまるで修業でした。(^_^;)
 デカールは’86NSRから一部を流用し、スポンサーロゴ等は自作。
 デカール職人(?)はーださんより一部データの供給を受けてます。
 その際はありがとうございました。m(_ _)m>はーださん

 フレーム換装、カラーリング等、おおまかな部分に目が行きがちですが、アクセルワイヤーを追加してたり、チャンバーの裏打ちやサイレンサーのエンドパイプを真鍮パイプに交換したりと小技も利かせてます。(^_^)

 完成に持って行くまで、資料が少ないこともなり、かなり苦労しました。
 実車と違う部分も多々あるにはあるのですが、UFLのNSでは史上初(たぶん 笑)の完成品となり、完成後は浮れまくりでした。(^_^)

 今度はこのフレームをベースに’87NSかRSを作りたいですね。(^_^)

 

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