HONDA NS500 1984
Keiji Kinoshita

'84年に木下恵司が全日本ロードレースGP500クラスに参戦した時のマシンです。
キットはタミヤ製「Honda NS500 '84」を使用。

カウル類のビスは虫ピンに交換。

タイヤは前後ともインチアップ

判りにくいですがハンドルグリップのワイヤリングも追加しています。
同じく判りにくいですがアクスルシャフト固定ボルトも再現。
スクリーンは塩ビの自作品に交換。

 タンクのエア抜きホースはクリアチューブに変更。

 下側のサイレンサーエンドは真鍮パイプに置き換え。

インナーフォークはABCホビーのミラーシートで再現。
アクセルワイヤーの基部を製作。
ブレーキホースはワイヤー入りのチューブに切り目を入れて
スパイラルチューブ風に改造。

タイヤはフロント・リア共にタミヤのYZR500(OW70)用に変更。
それに合わせてホイールを18インチ化。
 

製作エピソード

 1984年。
 それまでヤマハのエースライダーだった木下恵司がホンダへ移籍。
 エース級のワークスライダーのメーカー間移籍が珍しかった当時、大きな話題となりました。
 ヤマハ育ちの木下がホンダとのマシン作りの違いに四苦八苦しながらも最終戦まで平とチャンピオン争いを行なったマシンです。
 その木下恵司がホンダ1年目に駆ったNS500を製作。

 スタンダードのNS500との大きな違いがホイール径。
 実車では、木下が前後16インチのNS500のクイックなハンドリングを嫌ってか、前後18インチ化していました。
 作品でもそれをできる限り再現しようと努力してます。(^_^;)
 ・・・とは言うモノの、新金型のリアホイールは17インチ化されているのでまだマシなのですが、フロントホイールは16インチ。
 スポーク部をそのまま使用してリムのみのインチアップでは18インチ化すると、とんでもなく不自然になったので、17インチ相当で妥協しています。
 タイヤはそれぞれOW70からの流用ですが、フロントタイヤはそのまま使うと径が余るので、円周方向で切り詰めて使用しています。
 なんちゃって仕様ではありますが、ホイールの大径化とOWからのタイヤ流用でタイヤのサイドウォール形状がそれっぽくなったと思っています。(^_^)

 その他、主な変更点はアッパーカウルの形状を変えたり、カウルサイドの形状を変えてます。
 スイングアームには穴を埋めたディテールを追加。
 アクセルワイヤーとアクセル基部を追加。
 リアバンクのチャンバーはステー部分を切り離してシートレールから独立。
 フロントのブレーキホースはワイヤー入りのチューブにカッターで切目を入れてステンレスホースにスパイラルチューブを巻いている風にしています。
 カウルステーはフレームに取付け、カウルの固定は虫ピンで出来る様にしています。
 カウルのビスモールドは虫ピンに置き換えています。
 スクリーンは自作の塩ビスクリーンに変更。
 あと、こまごましたところもイジってますが、私的には素組みの範囲内です。(^_^)
 
 木下恵司は好きなライダーのひとりなので、さらに作品を増やしていきたいですね。
 次はOW70か、RS500・・・かな?(^_^)

 

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