第2弾町田が、市民が消えていく!
更新2002.4.17


●いまや「ひろば」の跡形もない都市計画道路3−4−11号線の敷設工事現場 2002年5月26日撮影


・昨年7月に撤去された東急広場の中央部の3本のクスノキに続き、やはり百貨店側の合計6本が撤去されようとしています。数百羽のセキレイ達のねぐらとなっていた大きく葉を茂らせた幹も、数日前から枝が払われ哀れな姿をさらし、数日中には撤去かと予想していましたが、昨日4月16日、遂に市民の広場の象徴であった クスノキの撤去が始まりました。

・既に町田市中央公民館が移転する都市計画道路3−4−11号線沿いの109ビルは外壁が取り付けられ、内装工事が急ピッチで行なわれている様子。仮店舗であったアストリアも3月に解体撤去され、町田街道側の仮店舗も撤去解体が始まっていました。長い間通行不能だった東急裏通りと、長崎屋からの通りが開通し、109ビルの向かいの新築ビルでは飲食店が営業を始めました。

・確かに町は整備され、ビルの乱立する都市空間が出来上がりつつあります。しかし、こうした都市デザインはほんとうに市民の望んだ姿なのでしょうか。町田市はサンセット方式という計画見直しのシステムがありますが、何故都市計画道路などのインフラ整備事業はサンセット方式が適用されないのか、街のデザイン、謂わんや駅前の再開発デザインについては、地元商店街だけでなく、広範な市民の意見を活かしたものとすべきではないでしょうか。TMO(タウンマネージメント)とは行政の意向だけで進めるものではないはずです。

・玉川学園駅前の樹木のように、粘り強い署名活動や報道も行われないまま、市民の広場は記憶の彼方に消えて行こうとしています。

・ねぐらを失った数百羽のセキレイ達はいったい何処に帰ったらいいのでしょうか。

・風に揺らぐ若葉をもう見ることはできません。市民の広場としての「東急前広場」は失われました。感傷ではなく怒りを覚えるのは私だけでしょうか。

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町田の広場が、市民の広場が消えていく! 2001.7.10

JR町田駅前の東急百貨店横の通称「東急広場」のクスノキが今日7月10日(2001年)に1本撤去されました。

・この広場の木はたくさんの鳥たちの寝床になっていて、風にゆれる木の葉は市民にやすらぎと憩いの一時をもたらしていました。
・広場のもともとの用途は道路ですが、駅前の市民広場として、「まちだ市民まつり」や福祉団体などのフリーマーケット会場として長い間親しまれてきました。町田市にあって数少ない品格を感じされてくれていた場所です。
・この場所は、多摩センターから延伸予定(実現性は疑問だらけですが)の多摩都市モノレールが入ってくる、都市計画道路3−4−11号線で、10年程前からルートの検討が行なわれてきました。(このことについては別途報告する予定です)
・数日前から中央にある3本の木の枝が払われていたので、もしやと思っていたのですが、たまたま今日、撤去の現場を目撃しました。
工事をしていた業者によると、3本とも町田市内に移植され、今日撤去された木は、鶴川の真光寺に移植されるとのことでした。
・ここを道路にしてもバス通り側は行き止まりで渋滞解消には役立つとは到底思えないこと、商店街にしても広い道路に分断され、その影響は大きいこと、そもそもモノレールや道路建設について、市民の合意(地元だけでなく)が得られてもいません。町田市の交通政策をどうするのかといった、市民への投げかけはなされないままの決定です。数十年前に決めたことを見直しもせず、推し進めようとする行政の市政は如何なものでしょうか。
・駅前はまさに街の品格が問われる場所です。ここは3列木があり今回撤去されるのは中央部分ですが、両サイドはどうなるのか不安です。
・このやすらぎと憩いの広場を本当に道路にしてしまっていいのでしょうか。
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●上の写真はパークアベニュー側の1本が既に根切りされ撤去を待つばかりです。
●下の写真の手前の柵は、撤去された木の堀穴を埋めるための工事柵です。ここにあった木が一番大きなクスノキです。