気になる気になる



他人にとってはどうでもいいことでも、私にとっては気になって仕方がないことです。

・私のノートパソコン
私のノートパソコンは、振るとカチャカチャいう。どうやらネジの音のようだ。

・高さ制限
私の身長は187cmほどあるのだが、高さ制限が1.8mの所をくぐってもいいものか一瞬ためらう。

・パソコンショップにて
スクリーンセーバーが動いていて、パスワード入力の画面が出たままのマシンを見つけると、そこが焼きついてしまうのを心配して、ついついESCキーを押す。

・ドラえもんと129.3
私は、ドラえもんの身長と胸囲が129.3cmで、体重も129.3kg、さらにネズミを見たときの時速も129.3kmだということを知っている。しかし、それを知っていることを自慢する機会がない。

・ピングー語
ピングーは何としゃべっているのか知りたい。知りたい知りたい。とりあえず、「フンフン」は、日本語にしても「フンフン」なのだろう。

・しおり
本に挟んでおいたしおりは、そこから読むのか、そこまで読んだのか、あるいは真ん中まで読んだのかが判断できず、ちょっとしたイライラ感を覚える。

・紙の裏表
コピーや印刷に使う紙は、どちらが表なのか気になったり、そもそも裏表がない紙なのかもしれないと思ったりと、しばしイライラ感を覚える。

・玉子の混ざり具合
ラーメンに入れた玉子を崩すタイミングの決定は、慎重に行わねばならない。その実行後の食べ方には、さらに細心の注意を要する。非常に疲れる食べ物である。

・購入決定まで
物を買うときに、決定的な要因を見つけるのに苦労する。「その値段に見合った価値があるか」「買ったら、その後の生活がどうなるか」「買わなかったら、そのお金をどんなことに使えるか」「ほかにも同じような値段の類似品があるが、どちらにするか」「少し値段が違う類似品があるが、違いはどこにあるか。またその違いは自分にとってどう影響するか」「もし高いほうを無理して買うとして、その無理した分をどこで切り詰めるか」など思いを巡らしていると、やがて閉店時間になり、「今を逃したら、これまで考えてきた時間が無駄になる」ということで、とにかく買ってしまう。最終的に決定権を握っているのは、どうやら時間のようである。

・歌謡曲
次々と新曲が出る歌謡曲に、これも使い捨てなのかと思ったりする。そんな私は、歌謡曲はほとんど聴かないが、気に入った曲を何年も聴いている。これって地球にやさしい……のだろうか。とりあえず、サイフにやさしいことは確かだ。

・コンタクトレンズの左右
私のコンタクトレンズのケースは円柱状で、それぞれの先端に右用、左用のレンズを入れるようになっている。まず右のコンタクトを取り出す。それを洗って目に入れるのだが、その前にケースを上下逆さにする。そしてはめる。手慣れたものである。次に、左のコンタクトをはめようとしてケースを見る。そのとき、ひっくり返したことをもう忘れていて、「あっ、左のやつを右にはめてしまったかも」と勘違いすることがある。ちょっとしたイライラ感を覚える。

・ごはんのおかわり
ごはんをおかわりを、どれくらいの量にするか悩む。たくさんにすると、もう一度おかわりをする手間が省けるし、広大なごはん領域を、さまざまな用途に使うことができる。また、茶碗を汚さずに納豆などを食べられる。しかし、もしかしたら食べきれないかもしれないという不安がつきまとう。一方、少しだけにしておくと、安心して全部食べられるし、おかわりするごとに、まっさらな白いごはん領域が生まれ、さまざまな楽しみ方が味わえる。だが、またおかわりがしたくなるかもしれないし、慎重に食べないと茶碗が汚れて、次のおかわりに影響する可能性も高い。さて、どちらがいいか。結局いつも中途半端な量にしてしまい、どちらのデメリットもこうむることになる。もちろん、両方のメリットもあるはずなのだが、デメリットばかりが気になるものである。とにかく、優柔不断はよくないようだ。

・寝る向き
まず、あおむけでふとんに入る。やがて、右向きになったり左向きになったりする。待てよ、普段はどっち向きで寝ていただろうか。いつも同じ向きで寝るのは体によくなさそうなので、その逆で寝たい。あおむけで寝ればいいのだが、そういう気分ではないことも多いのだ。さて、右だったか左だったか。右、左、右、左。……頼む、寝させてくれ。


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