♯ ちョット ♭,

   珈琲・ブレーク♪



  “ジャズ・イン本吉”会 報  3号

      2002年10月ジャズの日





  〈 つ れ ず れ に 〉

5月だったか忘れてしまったが、仙台に行く用があったのでついでに新星堂の6階ドラム売り場に寄った。スネアやシンバルを見ていたら欲しくなって来た。財布の中身と相談し、いろいろ検討した。フルセット買える金子(きんす)を持ち合わせていないので、最低限のスネア、ハイハット、それらのスタンド、イスだけにした。ここで、質問。皆さんドラムのメーカー何箇所知ってますか? オイラ、ヤマハ、パール、ソナー、DW、グレッチぐらいしか知らなっかった。シンバルは、ジルジャン、セビアン。オイラの頭には、ドラムはグレッチ、シンバルはジルジャンだけしかない。50年代、60年代のジャズは、グレッチのドラムとジルジャンのシンバルが定番。ジーン・クルーパ、アート・ブレーキー、フィリー・ジョージョーンズ、エルビン・ジョーンズ等使っていた。それで、スネアはグレッチ、ハイハットはKジルジャンにした。ハイハット・スタンド、スネア・スタンド及びイスは予算の都合で、タマにした。タマと言うブランド名は今回初めて聞いた。タマと言えば「山下清」風の容貌でランニングシャツを着て「♪ピテカントロプスが・・・・」と歌うグループしか知らなかった。最近は、テレビの歌番組を観るときドラマーが何処のメーカーのドラムを使っているのか注意している。J‐pop、J‐ROK、「TAMA」を使っているドラマーの多いこと。80年代にエルビン・ジョーンズも「TAMA」を使っていたと「ドラムマガジン」に載っていた。現在は、ヤマハを使っている。 2ヶ月ぐらいスネアとハイハットで練習していたが、フルセットが欲しくなり、‘60年代のグレッチを買ってシマッタ?このドラムのシェルの柄がブラックダイアモンドで同じ柄のドラムをエルビン・ジョーンズが使っていた。ドラムを買った後で、練習の参考にしようと思い、コルトレーンのビデオを見ていたらその柄のドラムを叩いているエルビンの写真が映っていた。見ていたオイラは、エルビンのドラムを手に入れたと思い、込み上げるものがあった・・・。実は、飲みすぎ。 ドラムの話は、このぐらいにして次に移ります。続いてなくもないのですが。

刀@大東町(山の上のクラブハウス)で大隈寿夫トリオのライブがあった。ドラマー大隈寿夫、ベース金子建、ピアノ森下滋。金子建の奥さんが陸前高田出身。森下滋の母親が大東町出身。酒井俊のコンサートもメンバーに森下滋がいたので選ばれた模様。今年、大東町での2度目のライブに張り切って演奏した。演奏最後の方で、森下滋が、誕生日であることを大東町のスタッフから会場に告げられ、スタッフの女性から花束を贈呈、♪ハッピーバースデイを全員で合唱し祝った。 勿論、アンコール。ミュージシャンとリスナーの感激的一体感に全員がスタンディングオベイション。拍手大喝采。大感激。オイラ、ザワザワと鳥肌もの。

£ 最近、オイラ、テナーサックスを買ってしまった。サックスメーカーもいろいろあって、キング、コーン、ブッシャー、セルマー、マーチンなど。ソニー・ロリンズ、アーチー・シエップ、ジャッキー・マクリーン等は、現在セルマーを使っている。セルマーを使っているミュージシャンの多いこと。オイラのテナーサックスもセルマー。詳しく話すと、アメリカン・セルマー(通称アメセル)・mk(マーク)6・シリアルナンバー145×××番。このシリアルナンバーも重要なんです。ちなみに、デビット・サンボーンが14万番代のアメセル・マーク6を使っている。アメセルは、メードイン・フランスのサックス部品をアメリカで組み立て、ジャズ用に細工し、塗装も自然乾燥させたものだそうで、どれがアメセルか素人には、わからない。有名なサックス奏者は、セルマーを使っている。オイラ、アメセルが好きでも面白くない。キングやコーンも使って欲しい。ヤマハやヤナギサワも。 まとめて話してしまえば、アルトも1本取得。こちらは、コーン6M、淡い金色の本体に銀色のキーと、これぞアメリカのサックスと思える外観。アメセルは見慣れているせいか、比較すると芸術せいはコーンのほうが高い。ベル部が淡く金色に輝き、シルバーのキーと相俟って、惚れ惚れするような容姿。何故、アメセル全盛時代なのか、理解できない。コーンは、芸術性においてアメセル以上だと思う。音に置いても。日本でコーンを使っているアルトサックス奏者に、池田篤がいる。11月16日ヴァンガードでライブがある。聴きに行きたい。行くだろう。絶対行く。宮地傑クインテットの一員として本吉に来た、ドラマーの高橋徹君も一緒に来る。皆さんいかがですか?聴きに行きませんか?

§ 10月13日居酒屋いろりニテ、「クアドラ」と言う4サックス(サックス四重奏団)でのライブがあった。ジャズ・イン本吉会員8名参加、内1人気仙沼在住。1人¥4,000円にて実質飲み放題。「クアドラ」のメンバーは、岩佐真帆呂(ts、ss)リーダー、酒井聡行(As)、宮地傑(ts)、武田和大(bs)。宮地さんは、宮地傑クインテットを率いて一昨年、大谷の海洋館でライブ演奏にやって来た人。リーダーの岩佐真帆呂さんは、パンプレットに趣味=酒、特技=酒と書いていた人。6時開演、10分前に到着、特等席にジャズ・イン本吉会員陣取り、魚の煮付けの肴を前に、まずは、ビールで乾杯、そんなところで第1発サックス演奏開始。演奏が進むにつけ4人とも酒好きと判明。休憩中、ジャズ・イン本吉の席に宮地さんを向い入れる。そこで、再開を祝して乾杯。女の子2人関東関西方面より「クアドラ」を追っかけてやって来た。この2人私設宮地傑ファンクラブ会員。今回「クアドラ」の東北ツアーで初対面したと話していた。インターネット上では、知り合っていたが面識は無かった由。一眼レフカメラを持っていたインド系の棟方志功が描く観音様タイプの女性は、インターネット上の名前、「赤痢が腹」とノタマウ。もう一人は、「バファリン姐さん」か? 勝博君が二人にいろいろ聞いていたのを横で聞き耳を立てていたが、聞き逃してしまった。ジャズ・ミュージシャンにも追っかけがいるとわ。宮の上さんのときもいましたが、なにがなにしてそうするのでしょうか? ネット上でさぐっていきたいと思います。次回までに報告できるか?興味のある方は、彼女のホームページがあるのでそちらにアクセスして下さい。宮地傑で検索して、下の方に私設ファンクラブのボタンがあります。そこをクリックして見て下さい。 余計なことをクダクダと書きましたが、これからがメインですぞ!! サックス4本のユニゾン、ハーモニー、いつものトリオやカルテットのドラム入り演奏とは違い、あまりなじみのない音群なのですが、だんだん聴いて行く程に好さがじわじわ染み込んでくる。同じリード楽器で出す音程の異なる四種のサックスでバリトンがベースラインをブふぁブふぁと軽やかに奏し、テナー2本もタラらららーとアンサンブル、それらをバックに気持ちよくアルトがソロをとる。やっぱりアルトは美味しいところを持って行くのか?宮地さんのテナーは、2年前の演奏と比べるとフラジオを多様する場面が多くなったように思った。フラジオによる音程が破綻することなく、うまく感情表現になっていると感じた。4人とも素晴らしい個性だと思う。
8時ちょと前に演奏の部終了。待ちに待った打ち揚げ。高い酒が次々に空いて行く。越之寒梅・・・等々。オイラ、酎の銘柄は、知っているが、清酒の銘柄は苦手だ。この辺は、事務局長や会長の領域。4合瓶でも4〜5千円クラス。そう簡単に飲める酒ではない。何本空けたのか?会長、事務局長、「こんなに飲んでいんだいがー」と「いろり」の心配をしながら、うまい、うまいを連発。いつもより余計に飲んでいました。酒の強いイメージのあった勝博君がこたこたになっていました。これは、二人の追っかけ女性に酔ったのかな?怪奇現象か?「いろり」を早々にひきあげ、河原田の「海山(みやま)」で二次会。オイラ、初めて行った。横にスマートなママ、いつも黒いマントをまとっているイメージの女性。が出迎えてくれた。 ここでは、オイラの得意な酎、いいちこ。酎のオンザロック。みんなかなり酔っている。宮地さんの本性が現れた感じ。アルトの酒井君に足蹴りを2、3発。痛いいたいと酒井君。何でこういう状況になったのか目の前にいたオイラも解らない。新入りの歓迎の一環か?はたまた、イジメか?(実は、ふざけているのです。)この二次会は20から30分ぐらいの感覚しかなく非常に短い時間に思われた。これ以上飲んだら泊まりになるので丁度よかったのですが。事務局長の配慮に感謝。翌日にならずに無事自宅着。今までに無いくらい最高な時間を過ごした。


 以下の文は、気仙沼の地元新聞「三陸新報」に掲載して戴いたものの原稿です。

♭アフリカ帰りの板さんがヤッテ来る♪

            ジャズ・イン・本吉  副会長  畠 山 泰 英

 初めて板さんに会ったのは、一九七四年頃(記憶が定かでない)、宮城県民会館で日野皓正クインテットのコンサートがあった翌日。板さんがひとりで帰京する仙台駅前でバッタリ出会い、何故か持っていた色紙にサインしてもらったとき。いや本当は、前日のコンサートでだった。もちろん、板さんとは、板前さんでは無く、日本広しと言えどもこの世界で見知らぬ者は、ただのひとりもいない。ジャズ界の住人、ワン・アンド・オンリーのジャズ・ピアニスト板橋文夫その人です。
 再会、それから何年が過ぎただろうか。世紀も飛び越え、二〇〇一年四月二七日の夜、ヴァンガードのライブで出会った。その名も「ミックス・ダイナマイト・トリオ」板橋文夫(p)井野信義(b)小山彰太(ds)。最初から会話が弾み、板さんは、椅子から立ち上がり、指は鍵盤上を縦横無尽に飛び跳ね、鍵盤にサミング、時には、捻り攻撃からエルボースマッシュへと多彩な攻撃をしかけてくる。迎え撃つは、日本人の情念を二刀流で叩き出す怪僧(快走)彰太禅師。弾丸のように飛び交う白鍵・黒鍵の嵐をスティクさばきも鮮やかに叩き落す。真中に控えるレフリー役の井野大樹。リズムを刻むのに飽きて、耐え切れず、二人に向かって四本の弦から機関銃のように発射される弓矢攻撃。三者三様、世界に誇れるプレーヤーのインタープレーに心震わせ今世紀最高の一夜。このトリオの演奏を収めた「燦燦」とタイトルしたCDに二回目のサインをしてもらったことは、あなたの想像したとおりです。
 板さんは、他分野の音楽家との交流に積極的に取り組んでいる。この事は、板さんにとって自然なのだろう。私も色々な音楽と出会えることを幸せに思う一人です。セッションの緊張感の中から、なにかいつもとは違うサムシングエルスが創造されるのではと思う。 交響曲「渡良瀬」、映画音楽、魅力的なタンゴの曲も書いている。アフリカに行った時の印象からの曲も。クラシックのオーケストラとの競演、ソロ演奏は勿論、二人・三人・四人・五人・六人での演奏・・・自己のオーケストラまで作ってしまった人です。今は、変人流行り。板さんも変人?まさか、大胆にして繊細、シャイで生真面目。演奏が物語る。日本にとどまらず、世界的に活躍している。今年の七月は、ブラジル、アフリカに演奏旅行し、その後、「はまなすホール」にやって来る。
 ジャズ・イン・本吉第四回コンサート(平成十三年八月十八日・「はまなすホール」にて)は、弱冠二一歳、モー娘世代のJフォークソング歌手(民謡歌手)金子友紀さんとおじさん世代の最高のジャズ・ピアニスト板橋文夫さんとのスーパー・セッションをプレゼントします。板さんと金子友紀さんは、イタリーはローマで公演し好評だった。その時のプログラムの表紙を、今回のポスターにしたものです。 金子友紀さんの歌は、聴いてませんが、どんなふうになるのか思いを巡らせ、今から楽しみで、寝苦しい。ジャズと民謡、唐突なように思われますが、ジャズもアフロ・アメリカンの民謡・ブルースから影響を受けた音楽なのです。歌伴の域を越えて、過激なバトル・セッションを期待できるのではないでしょうか。
 これは、聴き逃せない、今世紀最初de最高のデユオ。一人でも多くはまなすホールへ一歩踏みだそう!。二度と同じ瞬間は来ない、永遠に。