教えて!教えて!カニカニ・
●皆さんは知っていますか?

カブト虫やクワガタは足は6本。そしてイカは10本、タコは8本。もう少し知識の豊富な人ならクモは8本。いいでしょうか。このくらいまでは落ちこぼれていませんか?
どうも海産物に興味がいってしまう僕は『カニ百科』(成美堂出版)という一般向けの本を買いました。
みなさんも一緒に考えてみませんか。

質問1 では、タラバガニの足の数(ハサミも含めて)何本でしょうか?
予想
ア:6本
イ:8本
ウ:10本
エ:それ以上








答えはイの8本
当たりましたか?
では最近<三大カニ食べ放題>とか某ホテルで売り物にしていますが、
それは毛ガニ、ずわいガニ、そしてタラバガニです。
それぞれの足の数は知っていますか?






質問2 それぞれの足の数を予想してください
*毛ガニ(     )本
*ずわいカニ(     )本
*タラバガニ(8)本


結果は毛ガニ、ずわいガニとも足は10本なのです。え〜カニって足の数は決まっていないの?それとも分類上ちがう仲間なのでしょうか?
皆さんはどう思いますか?



同書によると
写真もみてね。タラバガニは8本だが、これはどうも例外的なようです。
読むと、分類上はヤドカリの仲間なんだそうです。
北海道の道東部でとれる花咲ガニまでヤドカリの仲間で正式にはカニではないようです。


ずっとカニだとばっかり思っていたのに、ヤドカリなの?と聞くとなんだか変な気持ちになりました。
《足は何本》を学習すると見事に足の数で分類がうまくいくことがすっきりしています。
質問3 甲殻類(えび、カニの仲間の総称)の中ではエビ類、カニ類、ヤドカリ類が大きなグループです(他にもミジンコなどの小さいグループもありますが・・・)
さて、さっきのタラバカニ、花咲ガニの足は8本でした。同じヤドカリ類に入ります。
では本家本元のヤドカリの仲間は足は何本でしょうか?
ア:8本
イ:10本
ウ:その他





結果はなんと、10本ではありませんか。

じゃあ一体、どこでタラバガニなどのヤドカリの仲間と本物のカニの毛ガニをわけているのでしょうか。
同書によると、甲羅の裏側、ひっくり返した時の節の様子でわけているようです。
真性カニ類の裏側は7つの節が集まっている(合体して少なくなっているものもありますが、)いずれも左右対称なのに対して、ヤドカリ類の場合は腹部の節が複雑で、必ずしも左右対称ではないという点が分類上の分けた根拠のようなのです。
てっきり足の数だろうと予想していたのですが、ハズレました。今度、甲羅の裏側をじっくり観察してみましょう。それにしてもすっきりしません。動物分類学の書物を他にもみてみたのですが、どうもよくわかりません。
もっとすっきりとできないものでしょうか。誰か教えてくださ〜い。

追記
8月7日にカニ市場に行ってカニをみてきました。実際に甲羅を裏返していると店員さんがやってきて、やたらと試食させられるのには参った?嬉しい?のですが、なんとなくタラバガニは扁平なのに対して、毛ガニは左右対称でした。節の数なんてよくわかりませんでした。
またパンフレット をもらいました。そこにこんな記述もありました。
中西水産のパンフレットから一部抜粋
タラバガニのところで「・・腹部はカニ類のように硬くない。またメスの腹部は左右の形が全く違い、巻き貝をすみかとしていたヤドカリ類の痕跡をとどめている。・・・」
また、『カニ百科』によれば、ヤドカリに近い異尾類の中のタラバガニ類ということになっています。

こういう考え方もあるなあと思ったのが「カニは横歩き」「ヤドカリは前向きに歩く」ということはタラバや花咲はヤドカリに近いから、前向きに歩くのではないかな

という考えです。見るとどうも前進しそうなのです。

●先日
これを学活の余った20分でさらっとやってみました。
評価は5:7人 4:9人 3:4人 感想用紙を出してくれた人の中での集計ですが
たのしさ度は80%でした。あまり授業書の評価も高くないうちのクラスでもなかなか良かったです。やってみないとわからないものですね。
感想 ・何も知らなかった。私はカニが大好きだけど、足の数なんて気にしなかった。
   ・カニは奥が深いと思った。
    タラバガニがヤドカリ類なんて知らなかった。