カナダ・フォ-トマクマレ−はオイルサンド
の町として有名です。昔、地殻変動によって地下層から
石油が地表に流れ出し、当時砂浜であったこの地域の砂にしみ込んだ、と云われています。
重く粘り気のある砂岩で含有率約20%で、2トンの
オイルサンドからドラム缶1本分の石油が抽出されています。
推定埋蔵量1兆バレル以上、世界の埋蔵量の
三分の一あるといわれ、世界中の企業から注目されており、
日本からも投資されることになっています。
「Hot Water Separation Process」と云われる方法で分離されており、その技術は企業秘密に
なっており、その警戒は極めて厳重で、空港でのチェックにも厳しいものがあります。
このオイルサンドより生産された石油はカナダの消費量の
25%をまかなっています。
フォ-トマクマレ−のオイルサンドをご紹介します。
さすがにカナダならではの広い国道です。両側にはエソ松、ポプラ、白樺の 原生林が続きます。 | |
2,露天堀りの油田 |
近づくと油の臭いが鼻をつきます。掘られた跡は埋め戻され、 成長の速いポプラが植林されます。 |
油田の下には地下工場があり、そこから水蒸気が上がっています。 | |
4,掘削機 | 露天堀り用の巨大な掘削機です。なんとその高さは5階建てのビルに相当します。 |
5,工場風景 A | 排出された水蒸気が冬場は巨大な雲となって立ち昇ります。公害はありません。 |
6,工場風景 B | 工場は24時間、365日稼働で、従業員の車も見えます。 |
7,工場風景 C | 工場では、如何に効率良く石油を抽出するか、絶え間ない研究が行われています。 |
8,工場風景 D | 工場のすぐ隣では巨大な近代的設備で掘削が行われています。 |
9,バッファロ−牧場 | 工場の近所には牧場があり、バッファロ−が飼われています。 |
オイルサンド油田全景 |
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