Reviewer's Choice


ラウドロック系に限らず、レビュアーのお気に入りアーティストを並べてみたものです。
これを見ると、レビューの偏向具合がわかるかもしれません(笑)

HEAVY METAL INDUSTRIAL MIXTURE PROGRESSIVE HEAVY ROCK OTHERS


HEAVY METAL
Q U E E N S R Ÿ C H E
クイーンズライチ

"PROMISED LAND"
"PROMISED LAND"でプログレッシヴ・ヘヴィメタルを極めながら、オルタナティヴ/グランジのトレンドに流され残念ながら別方向に行ってしまったバンド。"OPERATION:MINDCRIME"が傑作とされていますが、個人的にはやはり"PROMISED LAND"が最高(これでHR/HMに転んだせいもある…)。
IRON MAIDEN
アイアン・メイデン

"POWERSLAVE"
いまなおヘヴィメタル界の頂点に存在するバンドのひとつ(だと思う)。疾走する旋律。"ACES HIGH"をはじめて聴いたときは痺れました。"Fear of the Dark"なども名盤だと思いますが…。
BLIND GUARDIAN
ブラインド・ガーディアン

"Imaginations from the Other Side"
ジャーマン・メタルの旗手、ブラインド・ガーディアン。彼らはファンタジー作品をモチーフとしたメロディアスな曲を多く書いていますが、この"Imaginations from the Other Side"はなぜかファンタジーをモチーフとした曲が少ないです。まあ、それはぜんぜん関係ないのですが、個人的には安心して聴けるお気に入りの一枚です。
INDUSTRIAL
nine inch nails
ナイン・インチ・ネイルズ

"FRAGILE"
『ロック界の救世主』とまで謳われる『鬼才』トレント・レズナーのほとんど個人プロジェクト。表題作"THE FRAGILE"や"THE DAY THE WORLD WENT AWAY"に示されるように、動と静、激しさと静寂が混在する世界に、狂気に限りなく近いレズナーのヴォーカルが切なく響く。試行錯誤を重ね繊細に組み立てられたインダストリアル・ロックは、間違いなく現代ロック界のひとつの頂点を極めているといえましょう。
MIXTURE
KoRn
コーン

"FOLLOW THE LEADER"
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンに続き登場したミクスチャーの雄、コーン。圧倒的なシャウトのヴォーカル、ツイン七弦ギターの重低音、ドラムが刻むタイトなリズムに五弦ベースのパーカッシヴな音感が絡み合って、これらが一体となって生み出される強烈なグルーヴは唯一無二といっても過言ではありません。
PROGRESSIVE HEAVY ROCK
KING CRIMSON
キング・クリムゾン

"RED"
ロバート・フリップ率いる超絶技巧音楽集団、キング・クリムゾン。他の追随を許さぬ非凡な曲構成と、それを可能にする演奏技術。60年代から現在に至るまで進化を続ける姿は、まさに求道者。個人的には新生クリムゾンの"the construKction of light"がお気に入りですが、クリムゾンの代表作のひとつにして中期クリムゾンの傑作といえば"Red"でしょう。"Discipline"を筆頭とする後期三部作も素晴らしいのですが…。
TOOL
トゥール

"LATERALUS"
暗く重く複雑怪奇なトゥールの音楽は、ここにきてプログレッシヴの領域へと到達したようです。前作"AENIMA"からさらに進化…いえ、深化ともいうべき感があります。その楽曲の質はKING CRIMSONを思わせる…と思ったら、なんとツアーを組んでいるとのこと。思わず納得してしまいます。
OTHERS
a Perfect Circle
ア・パーフェクト・サークル

"Mer de Noms"
トゥールのヴォーカル、メイナード・キーナンの別プロジェクト・バンド。アプローチはトゥールと違ってアコースティックかつメロディアスだが、3拍子を基調としながら7拍子や13拍子などの変拍子を入れてくるなど、楽曲は複雑かつ美しい。個人的にはトゥールと両立して欲しいです。

Reviewer:Web-a-Wolf


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