ウロキナ−ゼ (UK) による治療の症例

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このサイトは開業医が治療について患者の理解を深める目的で書かれた著書のうちウロキナーゼ治療 に関する章を抜粋したものです。 (*注意:著者ならびに関係者はウロキナーゼ治療の有効性、副作用などについていかなる保証、 あるいは、責任を負うものではありません。)

「ハイテク医療の陥し穴」:著者・発行者:医学博士 大前 清甫(おおまえ きよかず)
発行:平成5年(1993年)1月5日
固まった血液を溶かす注射=ウロキナーゼ
詰まった血管を通す注射である。すると死にかけた細胞が生きかえる。
内臓の働きがよくなる。
皮膚のシミやしわがきれいになる。

大前清甫博士はウロキナーゼが日本の製薬会社数社で開発されてから約30年間、ウロキナーゼを使った治療によって一般には治らないとされている病気も含め、多くの患者さんの症状改善・治癒をされてきた。

[著者経歴] 大前清甫 (1931年−2006年)
昭和43年(1968年):広島大学原爆放射能医学研究所、大学院内科学修了、医学博士
昭和43年(1968年):三菱重工三原製作所付属病院内科医長
昭和47年(1972年):広島県三原市にて開業
昭和60年(1985年):広島市佐伯区楽々園 大前医院に帰院
日本内科学学会認定医
日本循環器学会専門医





著書に紹介されている症例で使われたウロキナーゼは「コーワ新薬製」と「わかもと製薬製」である。
(注)2008年4月現在、「コーワ製薬」ではウロキナーゼの製造・販売は行われていない。

<著書下巻の「はじめに」より抜粋>

ウロキナーゼとは、本来、人の腎臓で作られ、赤血球一個が流れる太さの毛細血管内で、 血液が凝固せずに通過できるように分泌されるものである。
それは尿の中に排泄される。
そこで排泄された尿からウロキナーゼだけを抽出したのが、この製剤である。
これは、当初、下肢を主体とする動脈、毛細血管の血栓、そして脳血栓、さらに心筋梗塞につかわれて、 それなりの効果をあげた。
その後バイオテクノロジーを使って作られるようになったが、さらに高価なクスリの一つに入り、 その上、適応症が心筋梗塞のみに限定されてしまっていること。
さらに組織型プラスミノーゲンが現れて、健常な部位には作用せず、血栓のところだけに作用する製品が開発されたことで、 この系統の注射については一段落したように循環器学会でも扱われている。

わたしは、この組織型プラスミノーゲンには手をつけたことがない。
そのわけは、ウロキナーゼが、正常の組織にも作用して、動脈硬化になる血管壁に付着した血管内汚物を 溶かしてきれいにしてくれること。
心筋梗塞をおこした全身の血液は固まりやすくなっているため、せっかく溶かして開通した血栓部位を 再血栓にしてしまうことが、PTCAをしてもらった患者さんに多いように思われること。
そして組織型プラスミノーゲンを使った場合、入院を必要とし、約24時間から48時間ヘパリン 24時間点滴をしなければならないこと等である。
さらにもう一つ、ウロキナーゼでは、下肢の血栓をとるために注射をはじめた場合でも、他の血管、 例えば症状にでない脳血栓も取ってくれるし、腎臓の糸球体のような毛細血管も掃除してくれる。
そしてウロキナーゼは、アサ1回注射すると、翌朝まで全身の血管を拡げて、血の流れを小血管まで よくしてくれる。
これは、ウロキナーゼがカリクレインーキニン系に作用して、血管拡張作用の強い キニンが血管内に長時間とどまるからであるといわれている。

また、血栓のない血管壁に作用して出血がどこかで起こるのではないかという日本全国医学部循環器専門 教授の心配は、わたしの経験で一例もおこったことがないので、ウロキナーゼばかりを わたしは愛用している。

その中で、最もよかったと考えているのは視覚神経伝達経路や平衡感覚、耳鳴りなど、 従来メニエール氏病といわれてきたものと、脳の大きさの前から後、上から下までに展開している 視覚神経系の血栓症状がわかったこと、つまり、ウロキナーゼを使うと治るから、 それらの症状が血栓によっておこっていることであったとわかった。
これが私にとって大きな進歩であったと思うに至ったことである。

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