レースが終わってからの行動を長々と書いても、なんなんで・・・ ここからは、写真を交えながら簡潔に!?

もう1泊するグループ(総勢7名)は、紋別プリンスをあとにして、能取岬へ。日本ではないような雄大な景色に息を飲み、4つ葉のクローバー探しというレクレーションを開催。4つ葉どころか5つ葉、6つ葉まで見つかりました。さすが北海道!?
この日の目的地、富良野プリンスホテルまでは、移動距離223km。PM1時から始まる富良野自然塾環境教育プログラムがこの日のメインイベントです。旅館を出発したのが、8時30分。そこからトイレ休憩1回きりで、富良野到着が、12時30分。たっぷり4時間掛かりました。北海道はデカイ!! 再認識です。

出来れば富良野ご当地メニューで有名になりつつある富良野オムカレーを食べたかったのですが、時間が無いので、富良野チーズ工房のピザで我慢。でもこのピザもなかなか美味かったです。早く食べ終わったので、となりのアイスクリーム工房でアイスも頂きました。これもGood!! 急いで食事を終え、富良野プリンスホテルへ・・・

到着はPM1:00ジャスト。5分前集合とはなりませんでした・・・
何故、富良野自然塾環境教育プログラムを受講するかと言ったら、それは私の思いつき!TV番組『森のラブレター』で紹介され、観光だけでなく、たまにはお勉強も宜しいんじゃないかと思った訳で・・・ 付き合せちゃった皆さん、すいません。楽しんでいただけました? 内容は説明するよりも、公式HPを見ていただいたほうが、分かりやすいと思うので、HPを紹介しておきます。

富良野自然塾:http://furano-shizenjuku.yosanet.com/sub3.html

とても良い経験をさせてもらいました。人間にとって必要なものは何かを再認識し、それが破壊されている現状を知り、では私達に何ができるのか?という観点から、森を切り開いて開発されたゴルフ場に植樹をして、元の森に戻すという目論み。再生するには何十年も掛かるという事で、森に戻った姿を見ることは出来ないのかもしれないけれど、何かをしなければならないのです。また地球誕生から現在までを460mのゴルフコースに例えたプログラムでは、人類の歴史というのは髪の毛1本の太さに過ぎないという現実。その僅かな期間で、地球環境を破滅させようとしている現実を知りました。

最後にお聞きした民話『ハチドリの一滴』は、これからの人生の教訓となるようなお話でした。

ハチドリの一滴
あるところで、山火事が発生し、そこに住んでいる動物が全て逃げ出す中、1羽のハチドリだけは、一滴の水を運び、山火事に掛けて消火しようとしたという話し。
他の動物は、ハチドリのこの行為を、『焼け石に水』だと笑い、無駄な事はせず、早く逃げろ!と言ったのですが、ハチドリは『今、私にできることはこれだけだから!』と言って、何度も何度も一滴の水を山火事に掛け続けたそうです。

これを無理やり、100kmマラソンに例えるならば、100km完走することを思えば、1歩踏み出しただけでは、近づいた事にはならないかもしれないけれど、今、自分に出きることを続けていったら、何かが起こるかもしれない。だから諦めずに、次の1歩を踏み出し続けるんだ!!って事になるんじゃないかと。

富良野自然塾環境教育プログラムは約3時間。と言う事でPM4時に終了。そこから旭川へ向かい、空港近くのバイキングレストラン『ファイブスター』で最後の食事。派手な電飾のお店で、メニューが豊富。焼肉、ラーメン、寿し、多国籍料理、デザート・・・ 何でもありでお腹も満足。ここで今回の遠征を締め括り、旭川空港から帰途につきました。

最終日も朝風呂からスタート。この旅館、文句のつけどころがないのですが、敢えて一つ我がままをいえば、お風呂からの景色が臨めないところでしょうか。露天風呂があれば最高。なくてもガラス張りになっていて外の景色が観れたら良かったのですが・・・

でも、そんな小さな不満を吹き飛ばしてくれたのが朝食。
ここでも、美味しい料理の数々で、もてなしてくれました。ホタテ焼き、アスパラ、最高でした。スタッフの方の気遣いも優しくて、完全にファンになりました。食後、囲炉裏を囲み、暖炉を見つめながらのコーヒーも良かったです。ゆっくりと長居をしたい気分でしたが、この日は富良野までのロングドライブが待ち構えていたので、早々に荷物をまとめて撤収。出発する時は女将さんとスタッフの方がお見送りしてくださりました。密かに、サロマンブルーを達成した時のMyご褒美はここにしようかと、企んでいます。
これにて行動は終了。この日の宿、悠林館へチェックイン。この宿、大当たりでした。非常に清潔で、館内はスリッパではなく裸足。行渡った掃除をしているという自信でしょうか。さらに囲炉裏があったり、暖炉があったり、寛げる読書スペースがあったり・・・ 部屋には自家製のかぼちゃプリンのサービスや、ツボに入ったかんりんとう。TVは大型液晶テレビで、非のうちどころがありませんでした。何よりも館内に流れる、癒しの雰囲気が最高でした。

夕ご飯は、BBQをお願いし、宿の敷地内にあるスペースでBBQ。北の魚介類、大地の恵み、そして肉。とてもとても満足でした。(天気が悪くて、ちょっと寒かったけど・・・) そんなこんなで3日目終了。夜更けまで飲み明かすつもりでしたが、疲労の色濃く、23時には皆、あえなく撃沈・・・ 寝るのは帰ってからキャンペーンも不発でした。
 
4つ目のポイントは、ワッカ原生花園のサイクリング。来年に向けて前日に走ったコースを復習?ってな事じゃなく、リハビリのようなものです。車にばかり乗っていると、脚が動かなくなってしまうので、少し運動する意味を込めて、アクティブレストです。ランニングだと見えなかった景色が自転車だと良く見えたり、何かを加えた北きつねに追いかけられたり、ワッカの湧き水を飲んだり、遠くのシカと睨めっこしたり・・・ そういえばオホーツク海を望む砂浜で人生設計している人も??? とにかく楽しい時間でした。
次に向かったのは、白帆のオアシス斉藤商店。ここでお土産用のホッケ、えぼ鯛、カレイ、ししゃもなどを購入。1枚750円の特大ホッケは、肉厚で、ジューシーで滅茶苦茶、美味かったです。近所の居酒屋で出るホッケとは、まるで違う魚のようです。

3つ目のポイントは、北勝水産。ランチは、こちらのホタテバーガー。ようやく念願が叶いました。過去のサロマツアーでは、大会翌日、すぐにサロマ湖を離れ周遊してしまうので、食べる機会に恵まれなかったのでした。ホタテフライがごろっと入っていて、これもGood!!
さっくり書こうと思っていたのに、またまた今年も、長くなってしまいました。
まだまだ書ききれないエピソードなどはたくさんありますが、キリがないので・・・ こんな遠征に興味を持たれた方はご連絡ください。

今回のサロマ湖100kmウルトラマラソンのテーマは、全てを受け入れる!という事でした。

完全とは言えないまでも、かなり有効だったと思います。毎年、この大会を通じて、少しづつ成長していく自分があるように思います。

また来年、ちょっとだけ成長した自分を試しに、そして、9個目のメダルを集めに、サロマへ戻ります!! 

オホーツクサーモンのように・・・
 (終)



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