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コニカミノルタランナーズ24時間リレーマラソンin富士北麓公園’11

 口をついて出るのは弱音ばかり。。。暑い、苦しい、脚が動かん、お腹の調子が…、替わってくれ〜 2011年の24時間リレーマラソンは自身にとって、長くて、辛いレースでした。それでも、周りをみればいつも笑顔の仲間たち。そんな仲間に支えられ、最後まで走る事ができました。本当なら、支える立場じゃなきゃいけないのに? いや、これで良いのかも? 気がつけば、高年齢ベスト3の私。若いメンバーがチームを引っ張っていくようじゃなきゃ勢いなんてつきません。きっとこれでいいんです♪

7度目の入賞と過去最高順位を目指して・・・
これまで、上位入賞を目指すチャレンジチームを編成して挑んだこの大会での戦績は8戦6勝2敗。入賞を逃した2回はいずれも僅差の11位。あの悔しさは、棺桶に入るまで忘れない!ってくらい悔しい思い出ですが、今のメンバーで、それを経験しているのは、自分を含めてわずか3名。台風で短縮レースになった2007年を除くと、現在5大会連続入賞中で、入賞なんて当たり前!のような雰囲気さえ漂います。今年の目標はズバリ3位!!ちょっとハードルが高すぎる気もしますが、目指すならばそれくらい目標は高く掲げないと!と言う訳で、戦力補強にも力を注いできました。

   
■過去の順位
2000年 74位
2001年 36位
−−−−−−−−−(ここから複数チームで参戦)
2002年 10位
2003年 11位 ※残り1時間で逆転される
2004年 11位 ※1分差まで追い詰めるも入賞逃す
2005年 08位
2006年 10位

2007年 18位 ※台風の影響で6時間に短縮
 
2008年 09位
2009年 06位
2010年 05位
 ※チーム最高順位&最高周回数(240周)

24時間リレーの戦績(2002年以降) 
8戦6勝2敗

愉快で素敵な仲間たち

3位入賞を目指す!などと大風呂敷を広げたのは、根拠のないハッタリでは無くて、昨年の成績と今回集まったメンバーの走力を分析してみると、上位チームが同じような周回数で終わるなら3位争いに加われると言う、きちんとしたデータの裏付けがあっての事なのです。それくらい今年は強力なメンバーが集まりました。サムズ史上最強チームが編成されたのです。以下メンバー紹介です。

ネクちゃん HANZAさん
サムズアップ結成以来、ずっとこの大会に出続けている中心メンバー。出会ったころは、あどけない雰囲気だったのに、すっかり逞しくなっちゃって、今や名実ともにリーダー
(12年連続12回目)
チーム最年長とは思えない若々しさ。しかも居るだけでチーム落ち着かせてくれる存在感は貴重。『北麓の悲劇』を知っている数少ないメンバーの一人(11年連続11回目)

マツさん

ひらさん
きっちりと目標を立て、それをクリアしていく緻密さを備える一方で、若手とのパイプ役を務める貴重な存在。
(4年連続4回目)
ブレーキの効かない暴走機関車が本物の力を備え、今ではチーム1の成長株。今年はサロマをパスして北麓に一点集中!!(4年連続4回目)

よっちさん

SUGIさん
もはや自他ともに認めるエース!今年は大学時代の後輩を従え気合十分!?オープニングでのベストラップを狙って突っ走る!! (4年連続4回目) “24時間リレー男”が今年も蘇る?得意のナイトランで疲れかけているチームに活気を呼び戻す!!(3年連続3回目)

ひろきさん

エスパシオさん
昨年に続き2度目の出場。かなり走力を上げているそうで期待の戦力。(2年連続2回目) 涙の引退宣言からの復帰。昨年の不本意な成績を取り戻す為、北麓に帰ってきたド根性オヤジ(6年連続6回目)

HIDEさん

sleepless catさん
湘南国際マラソンミニーで独走男が新戦力として参入!!ダブルエースとしての期待度大(初出場) 武骨な雰囲気を持つトレイルランナーが参入。じょーじの穴は埋めてくれる筈だ!!(初出場)

サンバさん

うべっちょさん
1年前の北麓練習会で出場を決意!!1年越しの思いを乗せて北麓の坂を駆け上がる(初出場) よっちの後輩として新規参入。よっち仕込みの走りでチームにフレッシュな風を吹きこむ(初出場)

さわけんさん

ミズさん
よっちの後輩として新規参入。よっち仕込みのボケと突っ込みでチームにスパイシーな風を吹きこむ(初出場) チーム待望の紅一点。殺伐とした雰囲気漂うチームを温和な笑顔でなごませる(初出場)

T.K
私。。。 気がつけば42歳の後厄男。北麓を知り尽くしているだけに走るのが怖い。監督椅子が用意される日を夢見て今年も走る(12年連続12回目)


他チームの戦力分析
2010年大会では5位を獲得したサムズアップ。今回の出場チームを見渡してみると、前回上位だったチームのうち優勝した中央大学は欠場したものの、ベスト10だったそれ以外の9チームはすべて出場。ハイレベルなチームが集結しました。さらに2年前、2位に入っている岩本接骨院が復活しており、かなり厳しい戦いが予想されます。

前年の結果
01 中央大学陸上同好会  255 23:58:33  欠場
02 思いやり@ちどり   252 23:58:13  俺のデカマラ☆ソンというチーム名で出場
03 ガゼルと愉快な仲間達 246 23:54:02  出場
04 梶原オールスターズ  246 23:54:21  出場
05 サムズアップ★彗星組 240 23:54:29  出場
06 Baby Stars 236 23:54:46  出場
07 IRL陸上部(元祖) 234 23:54:47  出場
08 アラサー競走部    234 23:57:02  レッドリボン軍というチーム名で出場
09 TKB48      234 23:58:57  出場
10 カタリバランナーズ  232 23:55:30  出場




スタート
例年ならば、この大会の開催中に梅雨明けってパターンが多いのですが、今年は1週間前に梅雨明けしており、この日は高温注意報が出るほどの苛酷な気象条件でした。雲一つない晴天の下、長い1日のスタートが切られました。

    

よっちさんが先頭集団に食いつく激走でオープニングランを飾ると、昨年同様ハイペースでの展開が繰り広げられました。1時間当たりの平均周回数は10.5周。夜間のペースダウンを考えても目標の246周(前年の3位相当)の記録は充分出せる勢いでした。

そんな中、私はと言うと、暑さにかなり、やられており、1周目を終えた段階で調子の悪さを悟っていました。例年ならば1本目と2本目は同じタイムでも少し楽になる筈なのに、その気配がありません。少し楽をしようと思うとラップは確実に落ちて行きました。3本目と5本目で6分ジャストに落とすと、それ以降は一度も5分台の記録を出せずにもがき苦しんでいました。

チームのほうはと言うと、前年よりも確実に速いラップでレースを進めているのですが、レース開始から2時間経過時点で6位という順位に落ち着くと、その後も、この順位から全く変わらず、上位、下位のチームが少しづつ離れていき、完全な無風状態に陥ってしまいました。


    

夕方になり、日が沈み、浴衣ランや盆踊りが始まっても順位は変わらず6位。闇に包まれ、花火が打ち上がる時間になっても順位は全く動かず6位のまま。5位より上は熾烈な争いを繰り広げ、7位以下も順位の変動があるのに、6位だけは全く蚊帳の外。5位と2周。7位と2周という完全に孤立した状態に陥ってしまいました。追いかけても追いかけても、前のチームの背中は見えてきませんでした。そして地獄の夜間ローテーション突入!! 他チームも恐らく夜の時間帯は編成を変えてくる筈。ここに僅かな希望を求めていたのですが…

一方、私はと言うと、完全に襷恐怖症に 順番が回ってくるのが怖くて、怖くて… 追い込み度とラップとのギャップに苦しんでいました。これくらいの強度で走ったら、このくらいのラップ出ていても…と思い記録表を覗き込むと想定よりも10秒近く遅いラップが… 完全に自信喪失していました。でも、そんな走りをしていても仲間たちは優しく『ナイスランです』と励ましてくれ、私が『次の順番パスで良いよ』と言っても、『いや、いや、いや』と軽く拒絶してくれました(苦笑)



今年のサムズアップは夜間ローテーションに、ひと工夫していました。3人×5グループで各グループ4周回/人づつ受け持ち、その平均ラップで、入賞賞品として貰えるであろう、グルメ券を争奪するという企画を立てていたのです。グループ間の競争意識を煽る事で、ラップの落ち込みを防ごうと言うキャプテンの粋な計らいでした。これが功を奏したかどうかは分かりませんが、とかく暗くなりがちな?夜間ローテにおいて、グループ内の盛り上がりはあったように思います。ちなみに私の属したEグループは5チーム中2位で入賞賞品のグルメカード(1万円)の30%を獲得しました(うべっちょ、ミズノッチ頑張ってくれて有難う♪♪)

しかし、そんな一縷の望みを掛けた夜間ローテが終わっても、チーム順位6位という、こう着状態は打破できず、5位と2周、7位と2周と言う状況は変わりませんでした。こうなると残る手段は、あと1つ!夜討朝駆けの全員攻撃で、敵が夜間ローテを組んでいるであろう時間帯に一気に差を詰めるという作戦しかありません。

夜間ローテで6分程度に落ち着いたラップを、再び5分台に切り詰めました。しかし1分,2分と差は詰まっても、また引き離されると言う繰り返しで、全般を通すと差は縮まりません。せめて差が1周程度になってくれれば、エース級を矢継ぎ早に投入し、短時間で追いつくというギャンブルも打てるのですが、2周も離れていたのでは、こちらのエース級が潰れてしまいます。もはや万策尽き果てました。

そんな行き詰った状況下で私はというと、大したものを食べてもいないのに何故か、お腹がユルユルの状態に陥り、1本走るたびにトイレに駆け込んでいました。弱り目に祟り目です。でも、そんな状況でも、心やさしいミズノッチは、順番が近づいてくると、テントへ私を呼びに来てくれるのでした。きっと将来、良い奥さんになる事でしょう…(笑)

    

残り2時間となりました。状況は殆ど変わりません。変わった事と言えば、7位のチームが入れ替わった事と、差が2周から3周に拡がった事くらいです。それから私のお腹は落ち着いてきました(どうでも良い事ですが…)もはやここまで来ると、追撃ムードは完全に消失し、今の順位をいかにキープするかという安定走行重視になってきます。コース途中で走行不能にでもならない限り下位のチームに追い上げられる心配もいらなくなってきました。そういう訳で残り時間はアンカーへの襷リレーを逆算し、全員で1回まわそうという事になりました。

    

私は最後の周回をこの日もっとも遅い6分32秒で終え、あとは応援ポイントに移動して仲間の走りを見つめていました。どう頑張っても追いつくことのないと言う状況でも仲間達は真剣に走っていました。そんな姿を見ていると、不甲斐ない走りしか出来なかった自分が、ちょっぴり後ろめたく感じました(汗) アンカーはひらさんが務めました。きっちり2周走り、3周目の途中でカウントダウンが始まり、長い長い24時間リレーの幕が閉じられました。

最終順位は以下の通りです。
01 俺のデカマラ☆ソン  255 23:59:06
02 おきゃんぴー     252 23:59:18
03 ガゼルと愉快な仲間達 251 23:59:30
04 梶原オールスターズ  250 23:57:45
05 IRL陸上部・ガチ  245 23:54:53
06 サムズアップAAA 243 23:56:20
07 レッドリボン軍    240 23:58:28
08 Baby Stars 239 23:55:24
09 岩本接骨院      238 23:53:32
10 TKB48      238 23:58:19
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58 サムズ★アップSSS 181 23:58:26

上位のチームを眺めてみると、前回2位の思いやり@ちどり(俺のデカマラ☆ソン)が繰り上がって優勝。2位は新規参戦?の学生チーム(混成)3位、4位は変わらず、前回7位だったIRL陸上部がメンバーを増員して一気に周回数を増やし5位に躍進。サムズアップは、前回よりも3周多く走ったものの、目標の246周には届かず1つ順位を下げて6位となりました。

    

目標周回数に達しなかったものの、前年よりも3周も多く周り順位は6位。あらためて3位という目標の壁の高さを痛感した大会でした。でも逆に言えば、10位ギリギリの入賞争いからは完全に脱却している訳で、確実に1段階上のエリアで闘っている事を実感した24時間リレーでした。来年はどんなチーム編成になるのか?果たして私はその中に含まれているのか?楽しみでもあり、恐ろしくもあるコニカミノルタ24時間リレーマラソンin富士北麓公園。ストーブリーグが始まります…


こんなチームですが、仲間に加わりたーい!と言う方が、いらっしゃったら、こちらへ!!
楽しく走り、愉快に騒ぎましょう!!

kanekotak@tim.hi-ho.ne.jp
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