155のROSSO ALFA
アルファ・ロメオの赤について…というと範囲があまりに広すぎるので155V6に限定したお話です。

155V6の仕様について情報を頂いた方から、カラープレート(トランクリッドにとりつけられています)の比較をすると面白いというお話がありました。

早速、私の155のプレートを確認すると以下の通りでした。

最上段の「Herberts」は塗料メーカーです。
次の「ROSSO ALFA」は色の名称でしょう。
そして「130」はカラーコードのようですが、これに続く「B/B」は不明です。

情報を頂いた方のものと照合してみますと、違いがありました。因みにその方と私の155の車台番号は極めて近いのですが。

メーカーが「PPG」というところが違っていました。この他、ROSSO ALFA・130・B/Bの記述は同じですがB/BはROSSO ALFAの後に続いているそうです。他に謎の(^^;)イタリア語が…。

「PPG」はガラス会社から発展したかなり大きいコングロマリットのようで、自動車用塗料メーカーとしても大手のようです。「Herberts」もドイツを起源とする大手の塗料メーカーですが今は米デュポン社傘下のようです。現在は「STANDOX」というブランド名を使っているようです。

さて注目すべきは同じ155V6しかも殆ど同じ頃生産したと思われる2台でも、塗料メーカーが違うというところですね。いくら同じメーカー(アルファ=フィアット)が発注した同じROSSO ALFAでも塗料メーカーが違うとなると微妙に色が違っていてもおかしくないかもしれない、という気になります。

実際、同じ赤い155でも違う色が存在している気がしています。赤には違いないのですが強いて言えば朱色系と紅系があるような気がします。一説によると経年変化によりより濃い紅系の色になるという話もありますが…。

私の155はどちらかというと派手な赤、朱色系です(今でも)。私の155より新しい、最後のアリヴェデルチに濃い紅系の赤を良く見る気がしますので、一概に経年変化とも言いきれないかなと感じています。

そこで、今回「塗料メーカー違い」ということが実際あることがわかり、これが色の違いの要因に成り得るだろうと思っています。まだまだリサーチ不足ですが。

…ところが、PPGにお乗りの方から、「どちらかというと朱色系」という情報を頂き、またその方が調査してくださった別の155は「Herbertsで紅系」という情報も頂きました。(なお同じHerbertsの130でもプレートの表記の仕方が私のものとは違うそうです。)ちなみに紅系のその155はアリヴェデルチだったそうです。

こう考えると、96年あたりだけ塗料メーカーによらず朱色系なのでしょうか?75や155のマイチェン前と155最終アリヴェデルチは濃い「紅系」の赤をしている印象があります。それに対し、マイチェン直後や私の155、LVなどは朱色系統の色をしているような気がします。そして情報を頂いている方の97年登録車も朱色系というお話ですので、この近辺だけ色の傾向が違うのでしょうか?

STANDOX(≒Herberts?)のページで色を検索してみたところ、同じアルファの130ROSSO ALFAにも何種類(黄色系・青系・ダーク系)かあるようです。いったいどうなっているのでしょうか???

さて130あるいはROSSO ALFAに続くB/Bについては不明です。内装色かなと思いましたが、内装のブラック・グレーには157というコードがついているようなので違うようです。やはり「赤」に関することなのでしょうか?

というわけで、まだまだリサーチ不足ですが、塗装についての情報を頂ければ是非!(他力本願^モード^;)