ファコードのキー一式
メンテナンスというわけではありませんが、製造終了後15年以上経って中古で売買する場合に曖昧になっていそうなもの。ALFA CODE(イモビライザー)関連において、キーと一緒に渡されるべきものをご紹介しておききます。

当座必要ないけど要るときには絶対必要なもの…といえばALFA CODE、つまりイモビライザーを使ったアルファロメオのキーシステムのマスターキーです。

155時代のマスターキーはこんな形。表と裏。


後年のものとは形が違うようですね。

このマスターキーは裏が開くようになっていているようで、先ず右側をスライドさせ…



そして、左側を上に引き起こすとばらばらになる…という記事をみつけたのでやってみました。
ご覧の通り。


その記事通り、このマスターキーの鍵の頭にチップが格納されていました。


このチップが新たに鍵を作って登録するときの肝のようです。


155を買うと付いてきたALFA CODE関連のものは以下の通り。
先ずは、上で紹介したマスターキーと…


通常使うキーが二本。メイン、スペアの別は無く、両方ともトランク、グローブボックスも開くはずです。

手前が普段は使っていないキー、奥がいつも使っているキーです。汚い…

そして、electric code、mechanical codeというコードが書かれたセキュリティーカードが二枚。

このコードは、ALFA CODE(イモビライザー)不具合時の緊急始動時に使うので、一枚は免許証入れに
入れてあり、一枚はマスターキーとともに保管です。


これらが、こんな袋に入って渡されました…1997年に…。

追加のキーを作るには、公式にはマスターキーとセキュリティーカードが必要ということになっています。

因みに、今まで15年間以上マスターキー、セキュリティカードが必要になったことはありません。
一度だけ、セキュリティカードのコードを使って緊急始動を試みたことがありますが、結局原因はイモビ不良ではなかったので結果的にはセキュリティカードもいらなかったことになります。

また、最近では、通常使っているキーがあればそこからもう1本エンジンがかかるキーを作成するサードベンダー的なサービスもあるようなので、マスターキーも最悪なくてもなんとかなるかもしれません。

ということで、今これらのキーやカードの存在意義は、中古を買うときの前オーナーの次のオーナーに託す思いや売り手の知識と真摯度を計るバロメータになるところにあるのかもしれません。

仮に前オーナーの紛失でマスターキー等はなくなっている場合もあるかもしれませんが、売り手は本来ついてくるもの、現状ないものについてはしっかり説明できてしかるべきだと思います。