オイル交換2(2)
良く考えるとオイル交換を自分で行うことは、「自分でクルマのメンテをやっている」ような気になるための自己満足以外の何物でもありません。クルマにもぐって床下のコンディションを目視できることもメリットと言えばメリットですがそれ以外メリットらしいものはありませんね。コストについては、工賃はセーブされますがオイル処理用品を買わねばならないことを考えるとほぼ同じか却って自分で行った方が高くつきます。

メリットもデメリットもなければ、自分が好きなら勝手にやればいいとは思いますが実は自家交換には社会的なデメリットが潜んでいると感じます。先ず廃油を燃えるゴミに形を変えて惜しげもなく捨ててしまうということです。自動車のエンジンオイル交換の際出てくる廃油は実は殆ど精製することなく燃料用重油として使えるきれいな廃油であるという話を聞いたことがあります。こう考えるともったいないですね。

おそらく量販店、GS、ディーラーなどでは廃油はそれなりのリサイクルに回されていると思われるので資源を大切にするという意味では自家交換よりいいでしょう。

あと、これは量販店で買ったオイルをそこで交換する際も同じことですが、「缶」がもったいないということもあります。私の住んでいる地域では、「食べ物や飲み物の入っていた缶や瓶」は資源ゴミとして回収してくれますが、それ以外の缶はただのゴミです。(量販店の場合はこれも回収されているかもしれませんが)特に、155の場合6L必要なため通常3缶必要になり更にもったいない気がします。以前、1L缶をきれいに空け中身をよく洗ってペン立てとして使ったことはありますが、ちょっと深すぎるし、第一そんなものひとつあれば十分です。

この点ディーラーなどのようにドラム缶単位で入ってきているものから必要量を都度使う方がいいですね。このような買い方ができる店もあると聞いたことはありますが。

結局毎回ディーラーで行うのが、一番いいのかもしれませんがオイル交換だけのために行くのも面倒です。

また、それなりに廃油・廃缶も適切に処理していそうな量販店で交換まで頼むというのもコスト的にもよさそうですが、たまに技術に不安があるような情報もあってニの足を踏んでしまいます。「アルファは「ガイシャ」だから特殊なので、アルミ製のオイルパンのねじ山を潰された」という信じがたい記事を散見しますので…。はっきりいって、何も特殊ではないと思います。オイルのドレンもエレメント交換も…。アルミのオイルパンなんていくらでもあるし。素人の私とディーラーで交互に交換していることになりますが、特にディーラーから「前回のオイル交換がおかしい」といわれたことはありません。でも量販店での155V6での交換にトラブルがあることは事実のようです。自分では特殊ではなと思っているものに対しトラブルがあるとなると余計にちょっと怖いです。

自分で交換する理由のひとつとして、どちらかというとかなり趣味の範疇に入るこういうことに対し、自分の好きな時間にできて他の要因による時間的な制約や待ち時間がないという気楽さや自由もありました。

次の交換は車検と一緒にディーラーで行うことになるでしょう。その次の交換はどこで行っているでしょうね。