MUSEO ALFA ROMEO ARESE 1997-2006
アレーゼのムゼオ・アルファ・ロメオは大変残念なことに2011年2月現在休館中の模様です。

イタリア、ミラノ郊外のアレーゼにあるアルファ・ムゼオの訪問記をご紹介したいと思います。
といいましても、155を購入した年ですので、1997年のことですので決して新しい情報ではありませんが…

当時、各雑誌やムック本によると「残念ながら現在は公開されていない」という記事が圧倒的でした。しかし、アルファロメオの公式ホームページを見る限り、「誰でもアポ無しでオッケー!でも団体の場合は予約してくれたら嬉しいな。案内するからさ〜。」(なんてフランクには書いていませんでしたが^^;)と書いてありましたので、こちらを信じて訪れてみることにしました。

訪れたのは1997年9月で、1週間ほどのイタリア個人旅行の中で日程を組みました。1週間ほどのイタリア行きなら普通の人ならおそらく、ミラノは外すでしょうが(^^;)155を購入したばかりだったので絶対外すわけには行きませんでした。ミラノ→ポンペイ→フィレンツェ→ミラノという偏った日程。普通ローマやベネチアを入れますよね。一人だ(った)からなせる技。

閑話休題。

さて、アルファロメオのサイトには博物館(ムゼオ、ムゼオというのも感化されてるみたいなのでなるべく日本語でいきます^^;)への車での行き方は書いてありましたが、公共の交通機関で行く旅行者のことなど知ったこっちゃないらしく(そりゃカーメーカーですからね…)それについては書かれていませんでした。(このときばかりは「お車でのご来場はご遠慮下さい」的な日本的発想がほしかったです^^;)

しかし、国際免許やレンタカーも面倒だったので「きっと公共の交通機関で行けるだろう、いや行けるに違いない」ということにして日本では特に何の準備も用意もしませんでした。

そして結論から言いますと、公共の交通機関のみでもミラノ市内からアレーゼのアルファロメオ博物館に行くことはできます。

でも、ちゃんと明確には説明できないんですね。(←役立たず)過程というか手法(?)を書きますので、個人で車を使わずに行かれる方は参考になさってください(ってなんないか)。

先ず、とりあえずミラノのi(インフォメーションセンター=観光案内所)に行きました。そこで、「アレーゼ!アレーゼ!アルファ・ロメオ!アルファ・ロメオ!」と叫んで懇願します(^^;)といのは、冗談にしてもアレーゼなりアルファなりへの行き方を聞きましたが、特殊な質問らしくあれこれ調べてくれました。その結果「地下鉄のCadornaで降りると、Stazione Ferrovie Nord Milano駅の近くに行けます。このStazione Ferrovie Nord Milanoからはアレーゼ方面へ行く列車が出発してますのでそれに乗ればアレーゼ方面には行けますよ」という答えでした。

言われた通りミラノ市内の地下鉄Cadornaで降りそこから至近のStazione Ferrovie Nord Milano駅(Stazione〜駅っていうのもなんかMeiji-dori-Streetみたいで変ですね。)まで行きました。どうもこの駅は、コモ湖方面に行く私鉄の駅のようでした。窓口で、「アレーゼのアルファロメオに行きたい」と伝えたところ、「xxxx駅(肝心のこの駅名を忘れてしまいました…こんなこともあろうかと、どっかにキップをとってあったはずなんですが…どこかにいっちゃいました^^;)まで列車で行き、そこでバスに乗ればアルファロメオまで行くことができます。」ということでしたので、xxx駅までの切符を買いました。

行き方がわかり、ひとまずずほっとしました。公式サイトによると午後は2時から開館ということでしたので簡単な早めの昼食をとったあと出発することにしました。

▲こんな感じの電車でした。
(帰りに乗ったのはもっと新しそうでしたが)
Stazione Ferrovie Nord Milano

教えられた駅に行くことを確認し列車に乗り、所要20〜30分でその駅に到着。まではよかったのですが、さてここからが問題でした。バスに乗らなくてはいけないのですが、こじんまりとした駅でバスターミナルなどなく、ロータリーにバス停が立っているだけ。こうなったら来るバス来るバスに聞いてみるより他ありません。15分〜20分間隔で来るのですが、運転手さんに「アルファ・ロメオ?」と聞いても首を横にふるばかり。しかしバス停の案内を見ている限りアルファ・ロメオ方面のバスもあるようなので、それを心の支えにバスが来る度に聞いてみました。だんだん「朝と夕方しか来ないのか?」と不安になりはじめた3台めか4台めかのバスの運転手さんがやっと首をたてに振ってくれました!!

15分ぐらいでしょうか。運転手さんが「ここだ」と教えてくれたバ停で下車。そこはもうアレーゼのアルファロメオの正門で感慨無量でした。

正門の守衛さんに「ムゼオ?」と聞くと、「おおムゼオか?ここをまっすぐいってつきあたった角を曲がってしばらくいくと門がある。そこを入っていけばいい。」と(多分)言ってくれました。言われた通りアルファの工場の敷地沿いの道をてくてく歩いていくと、流石敷地前の道!なんと偽装を施した156と思われる車が通り過ぎていくではありませんか!(1997年9月ですので、10月発売の直前でした)感激しつつ通りすぎたそのクルマを見えなくなるまで見てました。

そして言われた通り、突き当たりを敷地にそって曲がりまた敷地沿いの道を歩いていくと、門がありました。ここだな。と思いいざ敷地内にずんずん入っていきました。守衛所があったので、「ムゼオに行きたいのですが」と申し出たところ、「わかりました。ではパスポートを預かるので帰りにまたここへ取りにくるように。そしてこれを付けて下さい。」とパスポートと引き換えにVISITORバッヂを渡されました。

そして、「開館は2時なのでそこに座って待ってっいて下さい。」といわれ、いわれるままにしばらく座っていると、まだ2時前でしたが、「あ、彼女について行って下さい。」と丁度通りがかった女性の職員の方についていくように言われました。そしておずおずと付いていくと彼女は博物館のカギを空け中に入れてくれました。事情がイマイチ、飲み込めなかったので館内でも彼女の監視のもとにみるのかな?(部品が盗まれるという話も読んだので)と思いその方についていくと、「どこでも自由に見ていていいですよ」と(多分)言ってくれて晴れて自由の身になりました。

後から、事情がわかったのですがこの女性は掃除担当の方で後ほど館内を掃除している姿を見かけました。つまり、私が到着した時点では午後の開館がまだだったのですが、丁度午後いちでカギを空ける担当兼掃除担当のその方が通ったので、彼女について館内に入るよう指示を受けたということのようでした。

館内はもうアルファ、アルファでしたがこれは、雑誌・ムック本等でお馴染みなので詳細割愛します。嬉しかったのは、当時まだどの本の博物館案内にも紹介されていなかった、’93DTMと’96ITCの155V6TIが展示されていたことでした。アルファの本拠地で見ることができたたこれら2両の究極の155には感激しました。(思いもよらなかっただけに)

館内は最初は、自分一人だけで、中を回っているいるうちに外国人の男性2人連れ(かなり真面目な話をしていたようでした)と、新婚旅行中(?)と思われる日本人カップルの方を見かけた程度です。(日本人の方には声をかけ損ねてしまいました。)本当に静かで、ゆっくりと存分に心行くまで見ることができました。これで、無料なのですから、何で日本の…に、入場料…円も…と思ってしまい…やめときましょう(^^;)。

失敗した!と思ったのは三脚をホテルに置いてきてしまったことです。というのも朝、ホテルを出るときは果たして本当に博物館に行きつけるかどうかも怪しかったので、荷物になる三脚を置いてきてしまったのです(そもそもカメラも持ちこめないかなとも思ったので)。お陰で、絶対これだけはきちんと撮りたいと思った2台の155を撮るときには、その場にあったパイプ椅子を拝借して、その上にカメラを載せて撮るという苦肉の策にでました。


▲'96ITC155 と '93DTM155

存分に満喫し、博物館を後にしました。守衛所まで戻る途中、社屋内にカタログがあったので、その辺にいた方に「もらっていいですか」と尋ねたところ、「どうぞ」ということだったので、いくつか頂いてきました。(残念ながら155のものはありませんでした。)

さて、守衛所でパスポートを受け取りお礼を言って、来た道を帰りました。またアルファの敷地沿いの道をあるいていると、なんと今度は偽装もなにもしていない156が走って行くではありませんか!!これは97年9月のことです。しつこいようですが、156の正式発表は97年10月です!流石に発売前のクルマを公道で目にしたこと、それもアルファロメオの新車を目にしたことで、度肝を抜かれました。すかさず、ナンバーを確認したところ…無かった…確かに無かったと思います。

さてあとから考えると、156はもう偽装を施さず堂々と走っていたということは、行きに見た偽装車は、ひょっとすると156より前から開発が始まっていたとされている166だったのか?と夢は膨らみますが今となってはまったく不明です。

行きにバスを降りたあたり(正門前)にバス停があるので、ここで行きと同じ事、つまり今度は来るバスの運転手さんに例の駅名を聞いていきました。帰りもそれほど待たずに当該バスはきましたが、その間に気になるバスが…。

ミラノ行きのバスです。市バスと思われるその他のバスよりちょっと長距離走るぞ風な雰囲気を醸し出したバスが…。絶対これでミラノ市内に帰れると思ったのですが、万が一、ミラノ郊外にでもぽっと降ろされ「終点です」とでも言われたら…と一瞬不安がよぎりそのバスはパスして、行きと同じ道を帰るという安全策をとりました。(そのとき日本人の自分を見た運転手さんの顔が「お前、ホントに乗らないのか?」という表情だったのでやはりミラノ市内にいけたのでしょうね。)

ミラノにはバスセンターがあるようですので、逆にこのバスセンターから調べていくと、直接バスでミラノからアルファ・ロメオまで行ける方法がわかるかもしれません。もし、クルマを借りずに行こうという方がいらっしゃいましたら、私のとった電車+バスのほかにも中距離バスでミラノからダイレクト!もご検討下さい。

ここで、いいたかったことは「アルファロメオ博物館」へは、特に何も用意することなく身ひとつで行くことができる(た)ということです。確かに場所的には行き難いですが、決して行けないわけではありません。また一度現地に到着すれば、門戸は広く開放されています。熱烈歓迎という感じではなく、きわめて事務的にですが、訪れる者にはそれが当然とばかり中に通してくれます。特に、グッズなどを販売しているわけでもありませんが、入場料を取るわけでもありません。御存じの通り内容は非常に充実しています。純粋にアルファロメオの歴史(というかそのものを)を紹介するためだけにあるといった、とても気持ちのいい社有博物館でした。

2001年9月にアレーゼ・アルファロメオへの行き方についての情報をいただきました。ミラノ市内からバスを使っての行き方です。非常に詳細な内容を頂きましたので、「クルマを使わずアレーゼへ!」とお考えの方は是非参考になさってください!!

わかりやすい文をいただきましたので下手に私がいじるより、ほぼ原文そのままをご紹介いたします。

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ミラノ中央駅からだと・・
赤い線のメトロ(地下鉄)に乗り、「QT8」と言う名前の駅で下車します。
改札を出ると目の前に売店があるので、アレーゼ行きのバスチケットをそこで買って下さい。
バスは市バスです。改札から見て、左手の方の出口を出て、そのまままっすぐ、横断歩道を渡って右手に大きな森の様な公園を見ながら行くとバス停が駅のすぐそばにあります。駅から30秒と言うところでしょうか?出口をあがるとちょっと遠くにバス停が見えます。


そのバスには番号もありますがわからなくても「ARESE Alfa romeo」と書いてあるので、大丈夫です。 そのバスに乗ること約40分でアレーゼの元アルファ本社まで連れて行ってくれます(…が友人は本社ビルの約3km手前のとうもろこし畑の真ん中で下ろされ、「まっすぐ行けばアルファのムゼオだ!」とバスの運転手に言われたそうですので、その時によるようです。(そこがイタリア!))

ムゼオ行きの料金は片道一人約270円!地下鉄が1500リラ、バスが3200リラぐらいでしたので・・帰りのバスを待つのにすご〜く根気がいるけど、格安でのんびり行けます。

ちなみにこのメトロ(地下鉄)「QT8」と言う駅の周辺はディーラー街の様で、アルファ、フィアットは元よりプジョーやランチア等々がずらりと並ぶ通りが近所にあります。…が、歩いて行くのは結構遠いかも・・バスから見てると徒歩で20分はかかる感じです。
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更に!2004年4月、上記「QT8からバス」を参考に実際に行かれた147にお乗りのTさんより追加情報をいただきました。新たな情報ありがとうございます。まずQT8から乗るバスの系統はH213だそうです。このH213にもアルファ至近まで来るものとそうでないものがるようで至近まで来るものの方は少ない(一日1本程度?)模様だ、という報告もいただきました。

;Tさん撮影のH213の路線図(?)です。クリックすると拡大します。「ここ」といわれて降りたバス停での撮影だそうですが、ここはアルファからは遠い方でここから徒歩20分ほどだったそうです。で、バス停名は…●がついてる「DON MINZONI(?) ANG. ALLENDE」っていうところでしょうか?H213もALFA ROMEO-ARESE-MILANO QT8(帰り?)の方はアウトストラーダ経由と読めますが、MILANO QT8-ARESE-ALFA ROMEO(行き?)の方は違うみたい…。う〜ん、楽しそうですね〜、観光地と無縁の地元バスのシステム…観光案内書でマニュアル化されていない未知の部分が多いこういう楽しみこそ海外旅行の醍醐味ですね^^;。

更にTさんの場合…「ちなみに帰りは守衛の方に掛け合って、社員用のバスに乗せてもらえました。MILANO DORINO駅まで10分足らずで到着しました。おそらく特殊な例でしょうが、午後5時15分に守衛さんの目の前のターミナルを出発でした。」ということだったそうです。凄い!いつでも使えるわけではないと思いますが、交渉次第でこんなことも可能だったという例で紹介させていただきました。レンタカーなしで観光客の行かないようなところを訪れるのは苦労もあるけどいろいろ発見もあって楽しいですね。マニュアルのない小さな旅への誘いです^^;

いかがでしょう?計画のある方は是非参考になさってください。

更に更に!!2006年5月、ES30にお乗りのKさんより、ここの情報をもとに実践され、その詳細なレポートいただきましたので、こちらもほぼ原文そのままでご紹介します。

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まず私も情報どおりQT8からバスを利用することにしました。
13:30位だったと思いますが、駅について情報どおり進むとH215系統のバスがいました。
運転手に「アレーゼにあるアルファロメオのムゼオに行きたいんだけど、このバスは行く?」
と英語で質問したところ、「行くよ、乗って。」と言われたので乗車。
H213じゃ無いけど平気なのかぁ・・と一抹の不安を抱えながら出発。
バスはオレンジで、ミラノの市営ですね。
おそらく郊外の国鉄の駅行きのバスです。
途中、アウトストラーダに乗ったもののすぐに横道に。
トラムの終点を掠めながら、市街地を抜け、田舎道をアレーゼ方面へ向かいました。
アレーゼの住宅地をグルグルと廻りながら、運転手から手でサインがあり、
「ここで降りて、この道を左へ行けばすぐだよ」と言っていたので(多分)、軽くお礼を言ってバスを下車。

運賃は地下鉄に乗るときに、一日切符を買っていたのですが、恐らくそれで問題ないはずです。(車体にATMと書いてあれば共通です、多分)
私達はキオスクみたいなところで念のためバスのチケットも買いました。

しかし、降りた場所はバス停でも何でもない所。
恐らく運転手さんが一番近いところで降ろしてくれたのでしょう。
感謝。

20Mも歩くと広い通りにぶつかり、左手に大きなアルファの看板のある建物が!!!

歩く足も軽くなり、受付へ。
守衛のおじさんに「ムゼオは???」と聞くと…
「Not here」
だと。
ありり??
ここには無い?
だってアルファの看板あるじゃん。。
そしたら「ここから1キロ位のところにある。ここまでは何で来たの?バス?じゃあ、歩いていけるよ。ここを‘左’に行って、二つ目の門で守衛さんにやってるかどうか聞いてくれ」とのこと。
左と言っていながら、差す手はどう見ても右。
大丈夫かぁ〜イタリア人???
それにやってるかどうかわからないって…
その後「どこから来たの?、いつまでいるの?」などと軽く会話をしてそのおじさんとバイバイ。
とりあえず歩くことにしました。
意外に交通量の多い道を、途中左に折れながら、ついでに歩道も無くなったその道をトボトボ歩きます。
20分くらい歩いたら、再びアルファの看板が!!!
今度はムゼオの文字も見えるっ!!!
看板を右に折れ、守衛さんに「ムゼオに来た」と言うと、あっさり通してくれました。

後は皆さんと同じように至福の時間が・・・

さて帰りです。

正門前と構内にバス停がありましたが、帰りはH215はダメな感じ。とんでも無い方へ行きそうです。
H213もムゼオのあるところまでは1日1本みたいな感じですね。
最初に行った大きな建物はチェントロ(C)で、ムゼオのあるところはまったく別な場所扱いですね。
4時にムゼオを出て、正門前のバス停で暫く悩んだ末に、もう一度歩いてチェントロまで戻りました。
暫く待っていると、丁度終業時刻になったみたいで、人がわらわら出てきます。
青いバスが数台いましたが、どれもミラノへは行かなそうな気配。
「ミラノへはどうやって行くんだろう?」という日本語の会話を聞いた、いかにも人の良さそうなおじさんが、「この青いバスは行かないよ、次にLotto行きのバスが来るからそれに乗ればいい」と親切に教えてくれました、イタリア語で。
……わかんないって(笑)
ついでに「(待ってれば)QT8行きも来るけど、次がLotto行きだからそれで平気」とも言っていました。
このおじさんと僕たちのとんちんかんな会話を聞いていた別のおじさんが通訳してくれました。
感謝。

でもその通訳おじさんが、イタリア語おじさんの「プリマ」って言っていたのを、「ファーストじゃない、セカンドのバスだ」って(勝手に)通訳したところ、さすがにこれはイタリア語おじさんもわかったらしく、「何言ってんだ、おめー違うぞ!」みたいな会話を私達そっちのけでしてました。
でも皆さん良い人♪
そうこうしているうちに、Lottoと書いたバスが到着。
従業員の方たちと一緒に乗車して、アウトストラーダを一路駅へ。
終点みたいで、皆さんと一緒に下車。
運賃払わず。
いいのか?

すぐにメトロの駅もわかり、無事ミラノ市街へ帰ってきました。
一日乗車券は必須ですね。
ひとり3か4ユーロくらいでした。

忙しい旅をしている人には向かないと思いますが、公共機関を利用して郊外を散策することはとても楽しいことだと思います、帰れるかどうかの不安もありますが(笑)
しかし、ムゼオはアルファ乗りでイタリアへ行く機会のある方は行っとくべきです。絶対後悔はしませんよね。
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うわぁ!楽しそうですねぇ!臨場感も出ていて、思わず行きたくなってしまいます^^;みなさん行く度に微妙にディテールが異なっていて明確な解がないところもまた良いです。マニュアル化しないで、みなさんそれぞれ臨機応変に知恵を出してその場での最善策をとられているところが素敵ですね。観光地でもなんでもないアレーゼにあるアルファムゼオに是が非でも行くという執念と、マニュアル化されない旅を心から楽しむというスタンスがあるから、情報をいただいて訪問記を読ませていただいているこちらも強く共感できるのだと思います。


更に更に更に!!2006年9月実践のSHUNさんからの情報です。
行きはQT8から今までのみなさんのように試行錯誤、現地の方の親切なアドバイス(ただし個々の人たちのオリジナル^^;)で行き着いたそうですが帰りが画期的だったようです。

ムゼオのおじさんから最寄り駅と教わったRHOという駅に向かったところそこはFS(国鉄)の駅。

そのRHOから列車に乗ったら僅か20分4駅ほどでミラノの中心部に到着できたとの情報。着いた駅は、ミラノ中央駅から地下鉄Linea3で1つ目のRepubblica。

ちなみにRHOからもアルファまでバスは出ているようなのでそれに乗ってもよさそうですが、タクシーでも大した距離ではないので10ユーロ程度だったとのことです。駅にはバス乗り場もタクシー乗り場もあったそうなので、その場の状況でも選べそうですね。
ちなみにFSの運賃は3人で5ユーロ50セントと激安だったそうです。速くてわかりやすそうな行き方です。

実はこの内容は紙の媒体に載せる予定のものをここに掲載しておけば少しでも多くのアルファオーナーの目に触れるかも…ということで好意によって先行して教えてもらったものです。紙媒体(どの本かバレバレ?)に載ったときには紹介しますので、そのときはいずれはムゼオに行く予定(具体的な予定はなくても)の皆さんも買ってください^^;。

(この部分に関する追記)
2006年11月16日発売のAlfa&Rome Vol.1575ページを見てください!簡単な路線図とともに上記内容が乗ってますので、参照してください。そして実践された方はレポート下さい^^;上の画像とまったく同じものが使われていますが、これも先行してこのサイトに送ってくれていたもので、オリジナルはSHIUNさんで間違いないです。

今回のやり取りでどうも自分が乗った列車は北ミラノ鉄道というマルペンサエキスプレスを運行している私鉄だったということが判明しました(ただし行った1997年はマルペンサエキスプレス運行開始前)。上のほうに書いたは「Stazione Ferrovie Nord Milano」は要は「北ミラノ鉄道駅」ということですね。ただし今もってどこで降りたか不明。また、向こうの鉄道状況がイマイチ不明ですが、SHUNさんによると、どうも同じ線路を国鉄(FS)、私鉄の車輌が混走しているようです。ひょっとしたら、Cadornaから北ミラノ鉄道に乗ってもRepubblicaからFSに乗っても同じ線路を走って行くのかも…。でも北ミラノ鉄道の路線図にはRHOは無いし…。謎が残るのもまた楽しいですので誰かこのあたりを解明してくれれば^^;

3年、2年と間を空けながらも、こうしてここをご覧になって、「公共交通機関でアレーゼへ!」を実践し、レポートをいただけるなんて本当に嬉しいことです。寧ろ間があいているだけに一過性のものとしてではなく長いスパンで情報を利用してくだっさっいて更にフィードバックをいただけているということも嬉しいですね。

アレーゼにある博物館は、手狭になってきたこともあり将来ミラノ市内に移転する計画もあるようです。(またアレーゼの工場敷地も将来ショッピングモールになることも決定しているという情報もあります。)
博物館がミラノに来れば確かに便利になりますが、その反面訪れる人も多くなり、あの静寂の中でゆっくり見ることはできなくなるかもしれません(わがままな贅沢ですが)。そういう意味では、イタリアに行く機会があってアルファロメオに興味がある方は行き難いアレーゼにあるうちに訪れてみることもお勧めします。そしてアレーゼでアルファのクルマを作っているうちにその場の雰囲気も堪能してきてください。ミラノに博物館が来てしまえば工場敷地近くをわざわざ訪れることなどなくなってしまうでしょうから…。アレーゼへはクルマがなくても決して行けないことは無いんです!!