【2003年 ヨウスケのアカデミック園芸ワールド】5月







2003.5.25(月)・・・ピンク
 良い香りが漂っています。

 Trachelospermum asiaticum Pink Form(キョウチクトウ科)

 テイカカズラのピンク花品種です。テイカカカズラと言えば、クリームから黄色の花を咲かせることで有名ですが、これはピンク色の花を咲かせます。

 とてもかわいらしいピンク色で、嫌味がなく気にいっています。

 性質も至って丈夫で、通常のテイカカズラと変わりません。もちろん香りも。

 大きくなって、多い茂るように成長する姿を見てみたいですね。


2003.5.24(日)・・・・モモテン
 待望の花が咲きました!

 Arisaema candidissimum(サトイモ科)

 モモイロテンナンショウとして親しまれている花です。テンナンショウの仲間は、グロテスクな形状でファンも多く(?)、これが好きだと言ったら、変な目で見られることもしばしば・・・。

 そのテンナンショウの仲間にして、この爽やかフェイスは、テンナンショウ界のハンサムボーイとして君臨してると言えるでしょう。

 咲きはじめ、微香があり、これもまた憎い演出。ピンク地に白い筋とは、なんと素晴らしいことか!

 カラーの代替品として切り花で出回っても良さそうな気がします。ただし、単価は高いですが・・・・。

 とにかく、いい花を見ることができました。最高の喜びです。


2003.5.11(日)・・・銀?
 葉の表面がギラギラ輝いています。

 Pulmonaria ‘Majeste’(ムラサキ科)

 こんなの植物か?と思うような葉色ですね。光があたると、銀色に輝いています。シェードガーデン素材として十分な存在感。

 なかなか良いですね〜。


2003.5.10(土)・・・白ブツ
 見ているだけで痒くなりそうな葉・・・。

 Pulmonaria rubra ‘Red Start’(ムラサキ科)

 プルモナリアの中でも、赤花品種は、主にこの種(しゅ)が多いように思います。葉の模様はなんとも言いがたいものですが、じっくり見れば、それなりに美しい・・・と思います。

 葉の大きさ、形も気に入っています。

 夏場は本当にいじけた姿ですが、今の時期は最高に良いパフォーマンスです。

 花もかわいいし、ガーデンプランツとしては使い勝手は良いと思います。

 


2003.5.9(金)・・・おまけ
 
 こちらはおまけ画像。

 昨日と今日で紹介したPhloxです。きれいでしょ?エレガントな雰囲気・・・・。この植物を見て、ツルハナシノブね・・と思った人は、大失格。目が腐ってます。花の形だけで、ツルハナシノブとは違うな・・・と、感じることが出来れば素晴らしい!


2003.5.9(金)・・・今度は白花
 昨日も紹介しましたが・・・

 Phlox divaricata f. albiflora(ハナシノブ科)

 今度は白花です。f.なので(植物学上の)品種です。

 花の形が、サクラソウに似ています。かわいいでしょ?

 白花なのですが、ごくごく僅かに紫色なのです。花の筒の部分の画像(右)を見ていただければお分かりでしょうか?

 こちらは、とてもよい香りがあります。なんだか優雅になれるそんな香り。こちらも丈夫で優秀なガーデンプランツです。
 幸せになれる花・・・でしょうか?


2003.5.8(木)・・・丈夫なフロックス
 フロックスといえば・・・一年草のあのフロックス・・・夏場にウドンコ病で葉が真っ白になるフロックス・・・春の見世物になるあのフロックス(シバザクラ)・・・など、いろいろありますが・・・私はこの種(しゅ)のフロックスが一番好きです。

 Phlox divaricata subsp. laphamii ‘Chattahoochee’(ハナシノブ科)

 ディヴァリカータ種は、数ある中でも私の好きなものです。この種(しゅ)の品種には、花に香りのあるものが多く、庭に群植していると、淡い香水のような香りが漂うほどです。

 この品種は、ディヴァリカータ種の亜種にあたり、葉が細く細毛があります。花は大きく、なんとも言えない素晴らしい色をしています。

 群植すると見ごたえがありますよ!

 暑さ、寒さに強く、ガーデンプランツとしてオススメです。


2003.5.7(水)・・・ついに斑入り。
 ついに、こんなもんまで紹介です。

 Prunus jamasakura ‘Woko Nishiki’(‘和光錦’) バラ科

 学名をそのまま口に出して読んでいただければ、和名が分かるはずです。ヤマサクラの斑入り・・・なのです。

 新芽がピンク、葉が展開すると白い斑が入ります。すんご〜くキレイでしょ?サクラ類の斑入りは、結構レア物で、山野草屋の珍品コーナー等で、高さ5cmほどのチビ苗がン万円で扱われていることがありますね。

 この木は高さ70cmほどで、お庭に植えると、きっと素晴らしいシンボルツリーになるでしょう。まだ木が若いので、寄せ植え等の主木として使うことも出来ます。いずれにしても素晴らしい素材です。

 実物を見ればきっと感動するはず!


2003.5.6(火)・・・銀
 シルバーリーフがとてもきれい。

 Geranium harveyi(フウロソウ科)

 Geranium類の中でも、こいつの葉は、シルバーが一番強いように思います。光があたると、本当に銀色に輝いて見えます。

 花の色も淡い紫とピンクを混ぜたようななんとも言えない上品な色で、葉と花のコントラストも素晴らしいですね。

 草姿は、多少暴れるのですが、この美しさで帳消し・・・ということにしましょう。


2003.5.5(月)・・・赤
 きれいな赤です。
 
 Primula veris red-flowerd(サクラソウ科)

 P. verisといえば、イギリスの春を飾る代表的な雑草・・・。カウスリップとして親しまれている花です。

 カウスリップ、通常は黄色い花なのですが・・・これは、なんと赤花!中が黄色で外側は赤です。赤〜朱赤・・・でしょうか。

 端正な姿で品がありますね。花の色も嫌味がなく素晴らしい。

 インパクトもあり、お気に入りです。

 4月30日撮影


2003.5.4(日)・・・・春真っ盛り part4
 こちらは、(やや)シェードガーデン。

 ギボウシ、ラミウムなど・・・いろいろごっちゃり植えてます。只今、オダマキ類が開花中。今年は黄金葉のオダマキも蕾を持っています。

 画像中央の黒い葉は、アカデミックで紹介したアレ。ツワブキが植えてあったのですが、選手交代してもらいました。

 イソギクは、犬吠埼産。葉の形が違う数個体が植えてあったのですが、はびこりすぎて引き抜かれ、今の姿に・・・・。

 4月30日撮影


2003.5.3(土)・・・春真っ盛り part3
 階段から見た景色です。

 霞のようなぼんやりとした幻想的な風景です。

 植栽から3年。徐々に形になってきました。3年前の植栽が始まる前の風景と、植栽後すぐの景色を覚えている人は・・・おそらくほとんどいないと思います。

 すっかり変わってしまいました。

 4月30日撮影


2003.5.2(金)・・・春真っ盛り part2
 昨年秋から今年の早春にかけて、植栽を変更した部分があります。

 TiarellaHeucheraを沢山使い、小花が楽しめるようにしました。

 早春には小球根類の花や、スイセンがパッカパカ。

 花が終わると同時に、Tiarella類が花をつけます。

 左は、Tiarella ‘Heronswood Mist’(ユキノシタ科)です。散り斑の品種で放つ期は抜群です。意外に強く、暑さ、寒さともOK。

 4月30日撮影


2003.5.1(木)・・・春真っ盛り part1
 とある場所の、とある植栽・・・・。

 Geranium phaeum ‘Samobor’(フウロソウ科)

 今年は、非常に花付きがよく、見事です。

 葉に模様が入る品種で、葉、花ともに観賞価値の高い植物です。

 4月30日撮影