【2003年 ヨウスケのアカデミック園芸ワールド】3月







2003.3.29(土)・・・きれ〜!
 ついに咲いたっ!

 Primula ‘Blue Sapphire’(サクラソウ科)

 すんごいきれいでしょ?と〜っても美しいプリムラです。見ての通り、きれいなダブルです。

 また、色も最高。シックでオシャレ!

 ビンテージのジーンズ色・・・と表現しましょうか・・・・。

 とても幸せな気分です。


2003.3.28(金)・・・宝石
 枝が細く、ユキヤナギのよう。

 Berberis × stenophylla ‘Pink Pearl’(メギ科)

 メギの一種で、品種名を持っています。枝が細く、しかも斑入り。よく見れば斑入りだと言うことにお気づきかと思います。

 新芽はたまに幽霊(要するにアルビノ)のいなることがあります。これもまたきれいです。

 日本じゃなかなか手に入らない品物です。これ、欲しい人絶対いるはず!

 これは人気の花木になると思うのですが、なにぶん成長が遅く・・・・。

 すんごくいい素材だよね。


2003.3.23(日)・・・最高の香り!
 天国へ行ってもいいような香りです。

 Lonicera fragrantissima(スイカズラ科)

 ロニセラの一種で、中国のものです。花は白で、花粉が黄色。コントラストも最高なのですが、何と言ってもこの植物の特徴は、種小名からも想像できる通り、花の香りです。もう最高の香り!

 天国へ行ってしまいそうな香り・・・・海外ではレモンの香りと言われるのですが・・・・そうですねぇ・・・ジンチョウゲとフリージアを足して、レモンで仕上げた・・・・と言う感じ。

 確かにカンキツ系の香りはします。もうこれは皆さんにクンクンしていただきたい香りです。香りが伝わらないのが残念!

 木は高さ1.5mほどになります。落葉で、葉は質が硬く、枝は赤色。古くなると木になってきます。清楚な花が、この時期に咲いてくれる、貴重なものです。

 めったに・・・というか、絶対市場流通はない花で、この植物が、こんなところにあること自体不思議な存在です。貴重なものなんですよ。栽培は至って簡単。とっても丈夫で私のお気に入りの1つです。

 お庭を造るとき、こういったものを1つ植えるだけで・・・センスあるさりげないオシャレなものが出来上がります。こういった植物を評価するのは、やはりイギリスなのでしょうね。日本じゃダメさ。


2003.3.19(水)・・・魅惑の葉
 葉の色が最高!

 Dicentra formosa ‘Aurora’(ケシ科)

 コマクサと同属の植物です。どうよ?いい色でしょ?ロウ細工のような葉ですが、質感はとても柔らかく、繊細です。

 花はクリーミーホワイトで、高さは30cmぐらい。春から秋まで花が楽しめます。明るい日陰をオシャレに演出する素材です。

 花の形もかわいいし、とにかく一度使ってみて欲しい素材です。

 ハスやナスタチュームのように、水をはじく葉(ビロード状になっている)って、かわいいですよね。


2003.3.18(火)・・・幸せ倍増!
 只今、大人気の植物です。

 Fragaria vesca(バラ科)

 今、大人気の植物と言えば・・・そう、ワイルドストロベリー。なんでも、幸せを呼ぶとか・・・・。だから、大人気らしい・・・。

 今まで見向きもされなかった植物が、宣伝1つで市場が品薄になるほど、売値が跳ね上がるほどにまでもてはやされます。

 なんだ、ワイルドストロベリーか・・・なんて思うなかれ!これをよく見よ!黄金葉であるぞ!!!!肥料が切れて黄葉になったんじゃないからネ。

 ライムグリーンのきれいな葉です。こんなワイルドストロベリーだったら、育ててみてもいいかも?そして、何と言っても、黄金葉のワイルドストロベリーは・・・大金持ちになるんだって!!!!!(ホンマかいな)

 メールお待ちしております〜。


2003.3.17(月)・・・黒い黒いっ!
 このテカリ具合と葉の色、最高です!

 Ligularia dentata ‘Brit-Marie Crawford’(キク科)

 リグラリア(オタカラコウ、メタカラコウの仲間)の1品種で、葉が黒いタイプです。

 光沢があり、玉虫色に光ってます。夏から秋にかけて、橙黄色の花を咲かせます。

 イギリスではよく使われる素材ですが、日本もこれからのガーデンプランツとして有望だと思っています。水辺なんかに植栽すると、すごくオシャレだと思います!
 お問い合わせはメールにて!!これはオススメ素材!


2003.3.16(日)・・・ミニミニ
 画像が鮮明ではないのですが・・・大きさはお分かりでしょうか?

 Heuchera ‘Petite Pearl Fairy’(ユキノシタ科)

 ヒューケラのミニです。1円玉と葉の大きさを比較してみました。ほぼ同じ大きさです。いかに小さい葉なのかがお分かりいただけると思います。

 ミニだからと言って、管理はどれも同じ。

 なかなか乙な素材だと思います。小鉢の寄せ植えにはこれぐらいの大きさがちょうどいいのかも知れません。

 お問い合わせはメールにて。あまり出回らない品種です。


2003.3.15(土)・・・テカツル
 常緑の樹木です。

 Coprosma ‘Kiwi-gold’(アカネ科)
 
 アカデミックでも以前紹介した植物の1品種です。非常に小葉で、葉長さ1cmあるかないかぐらいです。照葉で、ニスを塗ったようにピカピカ光っています。

 立ち上がる性質はないようで、這うようにして伸びていきます。うまく作らないと、下葉が枯れあがってきて、中心部分がオハゲちゃんになってしまいます。

 枝はクリーム色で、さわやかな素材です。

 都会のセンスでしょうか?


2003.3.14(金)・・・クローバー
 絵に描いたような、かわいい葉をしています。

 Trifolium repens ‘Green Ice’(マメ科)

 クローバーの品種です。名前(品種名)もかわいいですね。

 中心が淡いグリーン、その回りはグレイグリーンで、とてもオシャレ。かわいいですね〜。女性には人気が出るんじゃないかな?

 グラウンドカバープランツとして利用してみてはいかがですか?


2003.3.13(木)・・・クネクネ
 軸の赤いクネクネ曲がった植物・・・・。

 Euphorbia glauca ‘Golden Foam’(トウダイグサ科)

 こんななもユーフォルビアなんです。とにかく伸びる!

 ユーフォルビアは、非常にポットパフォーマンスが悪く、とてもじゃないけれど市場では受け入れられる姿ではありません。

 ま、個人的には好きなのですが、皆さんはいかがですか?


2003.3.10(月)・・・ホタルイカ?クリオネ?
 なんとなく、アップで見ると卑猥ですね・・・・。あまり見ることのない食虫植物です。

 Cephalotus follicularis(フクロユキノシタ科)、和名をフクロユキノシタといいます。

 1科1属1種で、しかも近縁属も特にないと言う珍しいものです。真中の画像でもお分かりかと思いますが、爪楊枝と比較してこの大きさです。いかに小さいかお分かりかと思います。

 オーストラリアの湿地に自生しており、栽培は少しコツがいります。ウツボカズラに似ているように見えますが、ウツボカズラは葉先が伸びて捕虫器を付けるのに対して、こちらは葉と捕虫器が別々になって、それぞれ互生しています。

 とにかくこの形は、もう爆笑するしかないですね。かわいいでしょ?


2003.3.9(日)・・・蛍光色の花。
 どうも最近忙しくなって、更新がままならない状態です。イカンですな・・・。

 Kennedia macrophylla(マメ科)

 2001年の日記でも紹介した属の植物です。

 花は蛍光色です。コーラルの赤と表現したらいいのかな?

 花つき抜群、葉も厚く形も最高。旺盛な生育で言うことなし。

 Kennediaはこれからますます消費が伸びてくる植物だと思うのですが・・・・・。

 これもオーストラリアの植物です。


2003.3.1(土)・・・真っ白素材
 雪が被ったように真っ白!

 Maireana(アカザ科)

 お花の世界では良く使われる素材です。特に、クリスマスシーズンは、雪のイメージからか消費が多いような気がします。

 輸入切り枝がほとんどですが、実はこれはポット苗。根付きの状態なんて見たことないでしょ?

 下葉が少しパラパラ落ちるのと、草姿がイマイチで・・・要するにポットパフォーマンスはよくありません。

 ただ、この質感が最高ですね。

 57種もある属なのですが、実はこの種(しゅ)が何と言うものなのかハッキリしません。切り花の世界ではコキア、コチアと呼ばれています(kochia)。

 面白い素材なので掲載しました。