【2002年 ヨウスケのアカデミック園芸ワールド】10月







2002.10.29(火)・・・葉色が冴える!
 この時期、葉色が最高になる植物です。

 Alternanthera ‘Black Ruby’(ヒユ科)

 アカバセンニチコウと写真では同じに見えるかもしれませんが、全く葉の質感が違います。アカバセンニチコウの方は、照葉ですが、こちらはザラザラしています。

 アカバセンニチコウの葉色よりも、私はこちらの方が気に入っています。

 夏場も比較的色は保ったままで、あまりボケることがなく、優秀な素材です。


2002.10.27(日)・・・果実は・・・・?
 すっかりご無沙汰しております。講習会の準備、その他、デジカメ不調が続き・・・すっかり10月も終わりになってしまいました。

 さて、これは・・・おそらく見たことのある葉だと思います。

 Fragaria × ananassa(バラ科)

 オランダイチゴの斑入りです。白覆輪のキレイな葉をしています。成長はやや緩慢ですが、比較的丈夫で気に入っています。

 気になるイチゴの果実ですが・・・これは、残念ながら斑入りではありません。


2002.10.15(火)・・・不思議素材
 じーっと見ていると、なんだか違う世界に引き込まれるような感じがします。

 Hypocalymma cordifolium ‘Golden Veil’(フトモモ科)

 14種がオーストラリア南部に自生しています。

 高さ1mほどに育つ常緑低木です。

 白い斑入りがオシャレで、冬場は、少し色づきます。根が弱いのか、少しフラフラするのが曲者ですが、それを帳消しにしてくれるほどの美しさです。

 耐寒性もあり、寄せ植え等の素材として有望です。

 この素材は、マリポサ10月の講習会で使用した素材の1つです。

 人気があって、あっという間に売り切れました〜。また機会があれば・・・11月にでも持っていくかもしれません。


2002.10.14(月)・・・細弁ペラちゃん
 お待たせしました。久しぶりの更新です〜。

 Pelargonium ionidiflorum(フウロソウ科)

 細弁の可愛い花が咲きます。オシャレな花です。

 南アフリカのケープ州南に自生している植物です。南アフリカの植物だからといって、栽培が難しいわけではありません。

 葉の形もなかなかオシャレでさりげない感じ。高さは50cmほど、潅木状になります。花は、ポツポツずーっと咲きつづけます。決して花つきが良いわけではありません。

 この植物が自生するところは、年間降雨量が300mm〜800mm未満の地域で、夏は高温、冬は0℃まで下がります。

 冬の寒さには強い植物です。


2002.10.6(日)・・・銅葉の素材
 細葉の面白い素材です。

 Hemigraphis repanda(Acanthaceae・・・キツネノマゴ科)

 中国南部、日本、熱帯アジアに約60種が知られている植物です。

 この植物は、セレベス島原生のもので、地を這うように生育するグラウンドカバープランツです。葉の表面は紫濃緑色、裏面はワインレッドという素晴らしい素材です。

 花は小さな1日花です。

 最近、Hemigraphisはいろいろなものが出てきていますが、そのどれも魅力的で、寄せ植え等にもっと使って欲しい素材です。

 順次、何種類かアップしていきます。