【ヨウスケのアカデミック園芸ワールド】5月
2001.5.31(木)・・・陽介の夢は夜開く |
![]() このコーナーを見る限りでは・・・昨年の今日も雨だったようです。3つの植物を紹介していました。昨年紹介した植物の、今年の状況はといいますと・・・Cotinus以外はみな遅れています。Eryngiumなんて花の気配もありません。 ここに写っているのは、Stomatium duthieae L.(ツルナ科)という、南アフリカ・ケープ州原生の多肉植物です。3稜形小型葉が対生についています。特筆すべきことは、夜に満開になると言うことです。夕方から開花が始まり、午後7時過ぎに満開です。 芳香がありますが・・・青臭いような、粉臭いような、少々エグイ臭いです。 夜に開くということは、ベクターは「ガ」でしょうか。細い花弁が花火のようにまん丸に開き、とても印象的だと思います。 以上、我が家の多肉コレクションからお送りいたしました。 開花が進んでいく状況は・・・こちらからどうぞ! |
2001.5.18(金)・・・フロミス |
![]() 花は輪生する集散花序に多数つきます。日本のガーデンではあまり見かけることはありませんが、ヨーロッパ等ではよく見かけます。 濃黄色の花が段上につく姿は、同じシソ科のLeonotis(カイセンキワタ)に似ています。 |
2001.5.17(木)・・・Rock Rose |
![]() ハンニチバナ科、とはあまり聞きなれない科かもしれませんね。7属175種で構成されている科で、ヨーロッパ、地中海地方、西アジア、北アメリカなどに分布しています。 日本で普及させるには、耐高温多湿性にしなければなりません。 |
2001.5.12(土)・・・釣りで使う浮きみたい。 |
![]() ![]() 正解はLinaria sp ‘Micro Dragon’(Scrophulariaceae・・・ゴマノハグサ科)。 店頭で見かけるL. maroccana L. bipartita L. reticulataなどとは違い、花が小さく、葉も灰緑色です。 草姿もヒョロヒョロで・・・多湿に弱そうな感じがします。 2色あるので・・・さっそく交配してみました。 |
2001.5.9(水)・・・ナンジャモンジャ |
![]() 葉は対生、雌雄異株です。本年枝の先端に、円錐花序をつくります。花冠は先端から4深裂し、花後に黒い果実をぶら下げます。 明治神宮外苑にあった大木は有名で、長い間名前がわかりませんでした。いつしか人は、この木をナンジャモンジャと呼ぶようになり、それが由来となりました。 非常に美しい樹木の一つだと思います。 |
2001.5.8(火)・・・ヤンギー |
![]() ![]() これは、私が1000属検定達成(C・B・A級)を記念して購入した記念樹です。 右の画像は、目立たない花です。雌花序と雄花序があり、雌花序は上向きで、雄花序は画像のように下垂します。 同じく枝垂れる樹木で・・・シダレカツラというものがありますが、これは非常に美しい樹形で感動すら覚えます。今度紹介します。 |
2001.5.7(月)・・・ウルシ科ですので肌の弱い方は・・・気をつけてネ。 |
![]() ![]() さて、5月最初の更新です。 Cotinus coggygria ‘Royal Purple’(Anacardiaceae・・・ウルシ科)、和名はハグマノキ。花後の花序が羽毛状になり、白熊(ヤク)の尻尾に似ることにちなんだ和名です。和名よりもsmoke tree、ケムリノキなどの名前の方が良く知られています。 これはその園芸品種で、葉が紫色の美しい品種です。 北米、南欧からヒマラヤ東部および中国にかけて3種が分布している落葉低木です。花は地味であまり目立ちません。花後の羽毛状になったものが切り花でよく使われています。 |