【ヨウスケのアカデミック園芸ワールド】11月
2001.11.30(金)・・・日本の植物だよ〜。 |
![]() 斑入り、黒葉、黄金葉など、これからのガーデニングにおける、ニューマテリアルを紹介したつもりです。 で、これが今月の有終の美を飾る植物です。 Iris japonica ‘Variegata’(Iridaceae・・・アヤメ科)、斑入りのシャガです。日本原生の植物、常緑多年草、シェードガーデン向き。すばらしい条件が揃っています。世界に誇れる植物でしょう。 これは品種ですが、もともとは、山地の湿った日陰に自生しています。花は白紫色で上品で、4〜5月に開花します。シャガは3倍体で種子ができませんので、品種はあまり多くありません。突然変異などでできた品種がほとんどです。 もし・・・・山の中で、種子をつけるシャガを見つけたら・・・・・これは儲かりますよ! |
2001.11.28(水)・・・カンパニュラの黄金葉 |
![]() Campanula garganica ‘Dickson's Gold’ 日本ではほとんど出回っていないと思われます。黄金の葉以外は、まったくなんら変わりがありません。 今秋、手に入れたもので、冬の寒さは大丈夫ですが・・・・果たして来夏を乗り切ってくれるかどうか・・・・。 この属の黄金葉は非常に珍しいので、なんとか保存に努めたいと思います。 |
2001.11.27(火)・・・ハロラギス |
![]() Haloragesと表記しているものもありますが、正しくはHaloragisです。 見事な銅葉色で、強光と寒さで更に銅葉色になります。これはかなり日があたるところに置いてあったものなので、銅葉色をしていますが、日陰に置いてあったものは、緑色をしています。 草姿が乱れるので、ハンギングなどに使うと、非常に動きが出せるのでおすすめです。 花はほとんど目立たない白色です。 |
2001.11.26(月)・・・アカバサンショウ |
![]() とっても興味が沸いてくる植物だと思いませんか? Zanthoxylum piperitum ‘Purple Leaf’(Rutaceae・・・ミカン科)、サンショウです。Zanthoxylum属は250種が知られており、日本に分布しているものがこの種(しゅ)になります。 葉色以外は、まったく普通のサンショウと同じです。香りも全く変わりなし。あのサンショウの香りがします。 まだまだ大量には出回っていないし、値段も高いので・・・・あまりお目にかかることはないかもしれませんが・・・・すごくユニークでしょ? |
2001.11.24(土)・・・ヒイラギ? |
![]() 後者は、Ilex属、つまり「ホーリー」と呼ばれている植物です。イヌツゲも同属の植物です。 これはIlex aquifolium ‘Argentea Marginata’(モチノキ科)です。白覆輪のキレイな品種です。右端に赤みがかったものが、新芽です。 春に白い花を咲かせ、冬は赤い実を楽しませてくれます。 常緑で、葉の形、色もかわいいので・・・・クリスマスシーズン以外でも使える素材ですね。 |
2001.11.21(水)・・・ベロニカの黄葉 |
![]() Veronica ‘Pershore's Gold’(ゴマノハグサ科)です。春から初夏にかけて、ブルーの花を咲かせます。葉は見ての通りの黄緑色。 耐寒性もありますので、花のない冬でも充分楽しめる素材です。 |
2001.11.20(火)・・・斑入りのリシマキア |
![]() Lysimachia procumbens (L. congestiflora)‘Outback Sunset’(サクラソウ科)といいます。冬になると葉に、少し赤みがさしてきます。 もう、見た通りそのままです。こんな植物。黄色い花を5月に咲かせます。 |
2001.11.16(金)・・・ロニセラ |
![]() Lonicera ‘Lemon Beauty’です。Lonicera nitidaに良く似た、非常に小さな葉で、斑の部分は美しい黄色(レモン色)になります。 草丈は30cmほどで、やや立ち性となります。耐寒性はバッチリで、雪が降っても葉を落とすことなく元気に生長します。 ロニセラも様々な種類が出回っています。ツルになるもの、グラウンドカバーになるもの・・・。いろいろ集めてみるのも面白いですよ。 |
2001.11.15(木)・・・クローバー |
![]() Trifolium repens ‘Purpurascens Quadrifolium’ クローバーにもいろいろあり、紫葉のものや、黄金葉のものが流通しています。チョコレート色の部分の色の入り方がすごくステキでしょ? 実物をじっくり見てみると、このテクスチャーもなかなかのもの。 寄せ植えの素材としてもすごく使いやすいと思います。 |
2001.11.14(水)・・・常緑の斑入り植物 |
![]() Cleyera japonica ‘Tricolor’(Theaceae・・・ツバキ科)、和名はサカキ。 サカキ属は17種が知られていますが、日本にはたった1種しかありません。常緑低木で、葉は革質で光沢があります。 この品種になぜ‘Tricolor’という品種名がついているか・・・・?それは・・・冬になると分かります。真冬に葉が紅色になるからです。 なんとなくサカキというと、神社を思い出すかもしれませんが・・・斑入りになると、イメージが変わりませんか? |
2001.11.13(火)・・・食べられます! |
![]() ミツバにも紫葉があるんです。冬になると・・・更に色が濃くなり、黒っぽく見えます。 非常に強健で、種子でどんどん広がります。寄せ植えの素材としても・・・・例えば紫キャベツなどと一緒にあわせると最高! 料理の彩りに、緑ではなく・・・・紫葉のミツバはいかがでしょう? そうそう、誰かがこんなことを言いました。 「冷凍庫焼けしたミツバみたい」って・・・。 |
2001.11.12(月)・・・またもやアジュガ |
![]() Ajuga × tenorii ‘Chocolate Chip’ 品種名から分かるように、葉色がチョコレート色です。真冬になると、もっと葉色が濃くなり、品種名のような色になります。 草姿もコンパクトで、少し雰囲気の違ったAjugaです。広い範囲を覆うのは大変ですが、ポイントとして使ってみると良いかもしれません。 Ajugaの品種をかなり集めたいと思うのですが、日本では限度がありますね。やはり、根っこ屋から輸入するのがベストでしょうねぇ。 |
2001.11.11(日)・・・比較的新しい品種 |
![]() Leucothoe axillaris ‘Tricolor’ アメリカ合衆国南東部原生の、イワナンテン属の品種です。 近年発表された品種で、春の生長期の新芽は赤色、秋から真冬は、銅葉色に変わります。白い斑が入っていないところはブルーグリーンの葉なので、真冬の銅葉色は、ブルーグリーンの上に赤みが入る感じで、とても印象的です。 これは日本人の木山氏が育種した植物です。小型でグラウンドカバーにも適しています。 |
2001.11.10(土)・・・葉色が変わる植物 |
![]() Veronica peduncularis ‘Georgia Blue’、流通名をオックスフォードブルーといいます。ゴマノハグサ科の植物です。 現在の葉色はブロンズですが、春には緑に戻ってしまいます。そして・・・戻った頃(4月ごろ)に花が咲きます。 葉色が変化する植物と言うことになります。 株の姿が暴れるので、それを上手く利用して寄せ植えやハンギングに使うとよいでしょう。 |
2001.11.8(木)・・・オオバコに似てるけど・・・・。 |
![]() ![]() Salvia lyrata ‘Purple Knockout’なのです。 ロゼット状態の葉(根出葉)で、中心から花穂が上がっています。今年は1本だけですが、株が大きくなれば、葉腋からたくさんの花穂が上がってきます。 花色は淡紫色です。アメリカの北カロライナが原生と言われています。 とにかく葉色が美しい!宿根草ですが・・・こぼれ種でもよく殖えます。 |
2001.11.7(水)・・・タデの仲間 |
![]() 葉が紫黒色で、茎が赤色、花は5mmほどの小さな白色です。 海外等のカタログでは宿根草扱いです。挿し芽で容易に増やすこともできます。 イギリスのガーデンでは、黒葉のダリアと合わせているものを見かけました。シックでオシャレな素材だと思います。 |
2001.11.6(火)・・・どこが違うの? |
![]() さーて、11月1日に紹介した‘Multicolour’と、一体どこが違うのでしょうね?色が濃い?葉が大きい?????? それは・・・育種した本人にしか分からないことです。 |
2001.11.5(月)・・・斑入りの・・・。 |
![]() Gardenia augusta(Rubiaceae・・・アカネ科)の園芸品種です。斑入りクチナシの園芸品種、ということになります。クリーム色の斑が強烈で、とても個性的です。 寄せ植え等に使う場合・・・・ダークな色の植物と組合せると、お互いが引き立つでしょう。例えば・・・オオバジャノヒゲのコクリュウ、銅葉のクローバー、ブラックのパンジーなど。 渋いっ! |
2001.11.1(木)・・・これもアジュガ。 |
![]() さて、今日もアジュガです。Ajuga reptans ‘Multicolour’です。‘Rainbow’に似ていますが・・・・違うみたいですね。 私は、これがすごくいいと思うのですが・・・・知らない人が、「これは病気ですか?」だって。 ・・・・これを好きなことが病気かもしれません。 |