CJK統合漢字
中国(中国のGB規格と台湾のTCA規格)、日本(JIS規格)、韓国(KS規格)の漢字規格を統合した、20,902文字からなる文字セットを、CJK統合漢字といいます。
ATOK12と一太郎9では、UnicodeのCJK統合漢字(0X4E00〜0X9FFF)のうち、JIS第1・第2水準漢字(6,355字)、JIS補助漢字(5,801字)、諸橋大漢和辞典にあるJIS漢字以外のCJK統合漢字(約6,000字)をCJK漢字と呼びます。
ユニコード対応文字の表示について
- CJK漢字に対応したフォントには、「JS平成明朝体W3」などがあります。
ATOK12CP.HLP(Version=1.0,Lot=1
- CJK漢字は、JS明朝やJSゴシックなどの和文書体に、CJK漢字を含むフォントを割り付けると利用できます。利用できるフォントには、JS平成明朝体W3があります。
JSEXFONT.HLP(Version=1.1,LOT=1)
- 書体一覧の 書体名 から System を選択してCJK漢字書体を割り付けると、すべての和文書体でCJK漢字を使用することができます。
JSEXFONT.HLP(Version=1.1,LOT=1)
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「JS平成明朝体W3」というフォントには、ユニコード対応文字の形象が存在する。ただ、フォントはATOK12内に存在するようだが、どこにあるか分からない。
- 「日本語処理文字/コードハンドブック」p266によると、Windows98、WindowsNT4.0ServicePack4では、標準搭載の「MS明朝」「MSゴシック」がXKP搭載のLevel3のUnicodeフォントとなっている。JIS X 0212の補助漢字相当の文字も利用可能とある。
- 実際にフォントを指定した表示結果は−−
- 指定をしない場合−−−ユニコード対応文字と思われる文字(この表ではゴシック体。以下"対応文字")が表示される。
- SCRIPTの外で<P STYLE="font-family:JS平成明朝体W3;">あるいは、<P STYLE='font-family:MS明朝;'>と指定した場合(あるいは内では<DIV>)−−対応文字(ゴシック体)が表示される。
- <P STYLE='font-family:JS明朝;'><P STYLE='font-family:DF平成明朝体W3;'>と指定した場合−−対応文字は表示されない。しかし、書体は明朝に替わる。
- BJC-400Jでは、対応文字は印字されず、「・」が印字される。
- NNでは、IEで対応文字が表示される設定でも、対応文字は表示されない。NNでは、表示速度がINよりかなり劣る。
- 表形式の場合−−表示速度は遅い。フレームを動かしたとき、NNで崩れない。文字大はcell毎に指定する。
- 表形式でない場合−−表示速度は早い(NNではやはり遅い)。フレームを動かしたとき、NNは崩れる。全体として文字大が指定できる。
- 表はユニコード配列。0212はJIS補助漢字。0213は2000JIS。0213では0208の区点は面区点で表示される。面は1面。
文字の所属例:太ゴチの文字は、水色欄は補助漢字であって2000JISに入った字、ピンク欄はATOKがいうCJK漢字か?
4e00 | 4e01 | 4e02 | 4e03 | 4e04 | 4e05 | 4e06 | 4e07 | 4e08 | 4e09 | 4e0a | 4e0b | 4e0c | 4e0d | 4e0f |
0208 16区76点 | 0208 35区90点 | 0213 2面1区2点 0212 16区1点 | 0208 28区23点 | CJK? | CJK? | ? | 0208 43区92点 | 0208 30区70点 | 0208 27区16点 | 0208 30区69点 | 0208 18区28点 | CJK? | 0208 41区52点 | ? |